書くと貯まる!?お金を貯めている人はほぼ100%書くことが好きだった!
2020/01/28
貯めている人にはいくつもの共通点がありますが、そのひとつが書くことが好きなこと。書くことと、お金が貯まることの関係性を、全国の主婦を取材してお金に関する記事を数多く手がける村越克子さんが解説します。
カレンダーに予定を書く
貯めている人はカレンダーや手帳に予定を書き込んで、自分や家族のスケジュールを管理しています。たとえば、夫が飲み会で夕飯がいらない日を書くことで、その日の夕飯は家にあるもので簡単にすませて、お金も手間もかけないようにします。
あるいは、外出の予定を書き込んで、前の日のうちにカレーやシチューなど温めるだけで食べられるものを用意します。そうすれば外食したり、スーパーの総菜を買うなどよけいなお金を使うことを回避できます。
買いもののメモ書く
貯めている人で、スーパーにフラリと入って、そのとき食べたいものを思いつくままに買う人はいません。買いもの前に冷蔵庫やパントリーをチェックして、買いたすべき食材をリストアップします。
スーパーではメモに書いてあるものだけを買うので、特売につられて買う予定のなかったものを買ったり、「ないと思って買ったら、家にまだあった」というダブリ買いがありません。
冷蔵庫の在庫表を書く
最近では書く手間を省略するために、レシートを在庫表代わりにする場合もありますが、基本的には冷蔵庫の中身を手書きで書き出します。使ったものを二重線で消していけば、冷蔵庫を開けなくても在庫が一目瞭然。また使い忘れて消費期限や賞味期限を切らして、食品ロスを出すこともありません。
年間の特別出費を書く
たとえば1月はお年玉、〇〇ちゃんの誕生日、5月は自動車税、ゴールデンウイーク予算、母の日プレゼント代、6月は固定資産税、父の日のプレゼント代……など毎月の支出とは異なる特別出費を月ごとに書き出します。
特別出費は金額が大きい場合があり、月収から支出すると月のやりくりが赤字になることも。そこで年間の特別出費をリストアップして、どこから捻出するか事前に計画します。
貯めている人は特別出費を書き出すことで、月のやりくりを崩しません。
家計簿のメモ欄にひとこと日記を書く
貯めている人は家計簿をつけている人が多いですが、家計簿自体はお金を使った日に、店名や使った場所と金額を記入する程度の簡単なものです。特徴的なのは、メモ欄にひとことメッセージを書くこと。
「今日は○○ちゃんの幼稚園のおべんとうアリ。残さず食べてくれた」など子どもの様子、「雨降りのせいか体調がイマイチ。何もする気がしなかった」などつぶやき、「節約してもビンボー根性にはならない!」など自分への応援メッセージも。
書くことでその日1日を振り返ったり、気持ちを入れ換えて、明日へのエネルギーをチャージしています。
■執筆/村越克子さん
『サンキュ!』を中心に雑誌・ムック・webなどで全国の主婦を取材し、家計のやりくりなどお金に関する記事を数多く手がける。『貯められない人の家計管理』(朝日新聞出版)の編集・執筆など。