全国の主婦を取材したお金ライターが教える!物欲を抑える6つの「ツボ」
2020/01/03
できるだけお金を使わないようにすることが貯蓄アップにつながる……と、わかってはいても、「欲しい~!」「買いたい~!」となるときはあるものです。
そんなとまらない物欲をどのように抑えたらいいのか、全国の主婦を取材してお金に関する記事を数多く手がける村越克子さんが解説します。
ツボ1:実店舗なら、とりあえずその場を離れる
バーゲン会場で「コレ、欲しい~」というものを見つけたら、とりあえずその場を離れて、人があまりいない売り場や自分が興味のない売り場に移動します。物欲が刺激されているときはアドレナリンが出ているので、いったん自分を落ち着かせることが大事。欲しいものが目の前から消えると、案外、それほど欲しくはないことに気づくことも。
ネット通販で欲しいものを見つけた場合は、いきなりポチッとしないで、いったんログアウトします。欲しいものを目の前から消すことは、買い物欲求を静める効果があります。
ツボ2:レジの清算の前に買い物カゴを見直す
バーゲンやスーパーで買い物をするとき、清算する前にカゴの中に入っているものを1点ずつチェックしましょう。商品をカゴに入れたときとは違うテンションで見直すと、不要なものや今買わなくてもいいものが見つかることも。
ツボ3:手持ちのものを処分しても、コレが買いたいかを自問する
たとえば、欲しい服を見つけたとき、コレを買う代わりに手持ちの同じようなものを1つ捨てられるかを自問します。「代わりに捨ててもいい」と思うものが思い浮かばない場合は、それほど欲しいわけではないのかも。「欲しい」という自分の気持ちの“本気度”を確かめることができます。
ツボ4:欲しいものリストをつくる
欲しいものを思いつくままに手帳などに書き出します。一度に全部書き出す必要はありません。思いついたらどんどんつけ加えてOK。
次に書き出した欲しいものに優先順位をつけます。ときどき見直して優先順位を変えたり、リストからはずしてもいいと思えるものはないかをチェック。欲しいものリストを何度も見直すことで衝動的な物欲が抑えられ、本当に欲しいものが見えてきます。
ツボ5:やりたいこと、行きたい場所、夢や目標を書き出す
欲しい「もの」ではなく、やりたこと、行きたい場所、夢や目標など欲しい「体験」を書き出します。夢や目標をイメージできる写真を貼ってもOK。1,000万円貯蓄を達成した人の中に、こういった「夢ノート」を作成している人は少なくありません。自分が本当にかなえたいことがわかると、目先の物欲がスーッ消えることも。
ツボ6:お金を使わなかった日にごほうびシールを貼る
お金を使わなかった日には、カレンダーやスケジュール帳にお気に入りのシールをペタリ。シールを貼ることが小さな達成感につながります。1カ月分終了したときに、たくさんシールが貼ってあると、さらに大きな達成感に。なんとなくダラダラとお金を使うことがなくなります。
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物欲はお金を稼ぐことや貯めることのモチベーションにもなるので、むやみに抑える必要はありませんが、衝動的な物欲はムダ使いの原因に。上手にコントロールして、本当に欲しいもののためにお金を使いましょう。
■執筆/村越克子さん
『サンキュ!』を中心に雑誌・ムック・webなどで全国の主婦を取材し、家計のやりくりなどお金に関する記事を数多く手がける。『貯められない人の家計管理』(朝日新聞出版)の編集・執筆など。