3000万円貯めた人の幸せなお金の貯め方5選
2024/07/26
貯め上手さんが増えてきています。40代で、いや、30代で世帯総貯蓄が3,000万円台に到達している家庭もチラホラ出てきています。3,000万円貯めた人って、どんな人なのでしょうか?お金のことばかりを考えている人なのでしょうか?
全国の主婦を取材して、お金に関する記事を数多く手がける村越克子さんが、「3,000万円貯蓄を達成した人の幸せなお金の貯め方」について解説します。
1.節約は自分に向いていることだけをする
3,000万円貯めた人は、自分に向いていない節約はしません。たとえば、料理が苦手な人は手作りにこだわらず、お惣菜やミールキットなどを利用します。その分、得意な分野で支出を抑える工夫をすればいいと考えるからです。
大事なことは無理な節約をしてストレスをためないこと。ストレスがたまっている人は、お金がなかなか貯まりません。
2.わが家の貯蓄額を家族で共有する
貯め上手さんは、お金のことを全部自分で背負い込みません。自分ひとりががんばるのはたいへんですし、家計のことは家族みんなに関係があるからです。
わが家の現在の貯蓄総額を半年に1回、1年に1回など定期的に家族に公開します。貯蓄が増えていくのを確認するのは楽しいことです。反対に減っていくと「減らしたくない!」という心理が働いて、家族みんなが自分のお金の使い方を見直すきっかけになります。
3.予備費をつくる
支出予算を組んでも、必ずしも予算通りには行きません。たとえば、子どもが熱を出して病院に行ったり、看病で時間を取られて、夕飯を作る時間がないときはデリバリーを利用してもよし。その分の支出は食費からではなく「予備費」から出すようにすれば、気持ちのうえでの負担がありません。予算もくずれません。なので、3,000万円貯めた人は「予備費」をつくっています。
4.おうち時間を大切にする
お出かけ好きな家族は、なかなかお金が貯まらないものです。お出かけすると、お金を使う機会が家にいるときよりもはるかに多くなるからです。買い物、食事、コンビニで飲み物、電車代、ガソリン代、駐車料金……など、あげたらキリがありません。
貯め上手さんは、おうちで過ごす時間の楽しみ方が上手。おうち時間の楽しみ方を知っている人は、幸せなお金の貯め方ができます。
5.バケットリスト(やりたいことリスト)をつくる
「バケットリスト」とは、死ぬまでやりたいことリストのこと。今さらですが、お金は使うためにあります。使う金額が多いか少ないかよりも、何に使ったか、どういう使い方をしたかで、使ったときに満足度が違います。
「バケットリスト」に自分がやりたことをリストアップして、満足度がお高いお金の使い方をめざしましょう。
まとめ
3,000万円貯めた人はあくせく節約しているどころか、毎日を楽しみながらお金を貯めています。だから貯めることが長続きして、大きな金額を貯めることができるのです。3,000万円貯めた人の幸せな貯め方を真似してみませんか?
■執筆/村越克子さん
『サンキュ!』を中心に雑誌・ムック・webなどで全国の主婦を取材し、家計のやりくりなどお金に関する記事を数多く手がける。『貯められない人の家計管理』(朝日新聞出版)の編集・執筆など。FP1級技能士。