値上げラッシュに負けない!今すぐ効く買い方ルール5選
2024/06/28
スーパーに買い物に行くと、あれも値上げ、これも値上げ。
「ウインナーって、こんなに高かった?」と思うほど、軒並み値上がりしています。
値上がりに負けないためには、買い物の仕方がカギになります。値上げラッシュに効く買い方ルールを、全国の主婦を取材して、お金に関する記事を数多く手がける村越克子さんが解説します。
ルール1:買い物に行く回数自体を減らす
お金を貯めている人は、お金を使う機会をできるだけ少なくしています。スーパーに行けば目的のモノ以外も何かしら買ってしまうものです。たとえ買い物メモを持参したとしても、スーパーには買い物ゴコロをくすぐるモノがあふれているので、つい余計なモノを買ってしまうことに。
ならば、いっそのことスーパーに行かないようにしましょう。実際、まとめ買いにしてスーパーに行く回数を減らしたら「食費が減った!」という言う声は多数聞きます。
ルール2:お金を使わない0円デーをつくる
丸1日家から出ないようにすれば、お金は1円も使いません。子どもを公園で遊ばせるくらいはOKですが、そういうときは財布を持たずに行きましょう。
「夕飯の買い物に行かなくちゃ」というときは、あと1日我慢。冷蔵庫の在庫食材を使い切って乗り切ります。
働いている人はお弁当持参で出勤。寄り道しないで直帰すれば、出費0円が可能です。週1回でもいいので出費0円デーをつくりましょう。
ルール3:キャッシュレス決済したら現金を封筒に取り分ける
キャッシュレス決済は便利ですが、物理的にお財布の中のお金が減らなかったり、カードだとお金を使った日と口座からの引き落とし日との間にタイムラグがあるので、支出管理が難しくなりがちです。
なので、1カ月分のやりくり費を口座からまとめて現金で下ろして袋1にIN。キャッシュレス決済したら、袋からその分の現金を取り出して、別の袋2に移し入れます。
袋1の残金が今月あと使えるお金です。多少手間はかかりますが、キャッシュレス決済で使い過ぎないためのテクです。
ルール4:日用品は月1回まとめ買いする
日用品を買ったらマジックで容器に購入日を記入して、消費するペースを把握します。次に、給料日に今月なくなりそうな日用品をリストアップ。ドラッグストアなどの特売日にまとめて購入します。日用品はバラバラ買わず、ドラッグストアの特売日に合わせて月1回まとめ買いするのが〇。
ルール5:買い物をルーティン化する
同じ店で同じモノを買うようにすると、支出が自然と安定します。食料品も日用品もわが家の定番を決めて、なくなったら買いに行く。「買い物=補充」と考えると、買い物が簡単になります。
たとえば、食料品なら主食になる肉、魚、葉物野菜、にんじん、玉ねぎ、じゃがいも、きのこ類、乳製品、大豆製品、ハムなどの加工品……とざっくりジャンル分けして、なくなったものを補充。買い物をルーティン化すると、やりくりがラクになります。
まとめ
値上がりラッシュは、ホントに家計には厳しいです。でも文句を言っても始まりません。支出を少しでも抑えるために買い方を工夫してみませんか?
■執筆/村越克子さん
『サンキュ!』を中心に雑誌・ムック・webなどで全国の主婦を取材し、家計のやりくりなどお金に関する記事を数多く手がける。『貯められない人の家計管理』(朝日新聞出版)の編集・執筆など。FP1級技能士。