買い物の仕方をちょっと変えるだけでOK!値上げラッシュに負けない食費節約テク5選
2024/08/29
パスタ、パン、カップ麺、冷凍食品、ケチャップ、サラダ油…と、あれもこれも値上がりしています。しかし、ご飯作りは毎日続きます。値上げに負けていられません。
全国の主婦を取材して、お金に関する記事を数多く手がける村越克子さんに、「値上げに負けない食費節約」について解説してもらいました。
1.献立は「動物性たんぱく質+野菜」で考える
ご飯作りは「実際につくることよりも、献立を考えることの方が面倒くさい」という人は少なくありません。またメインおかずは思いついても、「サブおかずをどうしよう?」となることもよくあります。
「一汁三菜」の献立に縛られることはありません。メインおかずは肉または魚の「動物性たんぱく質」で、サブおかずは「野菜」と考えればよし。
肉の値段は年間をとおしてそれほど上下しないので、食費節約にはありがたい食材。魚はそのとき安いものを買います。肉や魚が冷蔵庫にないときには、卵でもOK。卵も立派な動物性たんぱく質です。
野菜はサラダだけではなく、炒めたり、煮たり、和えたりなどでバリエーションをつけると食べ飽きません。おかずをあれこれつくろうと思うと、買う食材の種類が増えます。献立は「動物性たんぱく質+野菜」でOKにすれば、食材が少なくすんで節約になるだけではなく、食品ロスも防げます。
2.買い物は午前中にひとりで行く
買い物が休日の家族レジャーになっていませんか?家族でショッピングセンターに行くと、夫は「刺身が食べたい」「たまにはステーキがいい」と言い、子どもたちは「ガチャガチャがしたい」とおねだりなんてことも。おまけにフードコートで外食したら、出費がさらにかさみます。その点、ひとりで行けば余計な出費が防げます。
また買い物客で混雑する夕方を避けて、空いている午前中に行けば、ササッと買い物できるメリットも。
3.買い物メモをつくる
買い物メモなしでスーパーに行くと、あれこれ悩んで不必要なものまで買ってしまいがち。
買い物メモは、直前につくるのでなく、ストックが切れている食材や調味料、あるいは今週、つくる予定のメニューを、気がついたときにその都度、スマホにメモしておけばラクです。
スーパーでの滞在時間が長くなるほど、余計なものを買ってしまいます。買い物メモを見ながら、買い物は時短で終わらせましょう。
4.レジ打ち中に買ったものと値段を確認する
店員の人がレジを打っている間、ボーッとしていたり、スマホを見ていませんか?
レジ打ち中は、余計なものを買っていないかを、レジの表示で最終チェック。念のために、値引き品がちゃんと値引きになっているかの確認も。
5.買い物に行くのを1日延ばす
買い物回数を減らすことは、食費節約に効果があります。
「冷蔵庫の中が空っぽで今晩、食べるものがない~!」というとき、あともう1日踏ん張りましょう。冷凍室に残っている肉、中途半端に余っている野菜、卵でなんとか1食分をひねり出します。
乾物や缶詰を使うのもオススメ。乾物や缶詰は賞味期限が長めになっていますが、「永久」というわけではありません。消費してストックを回転させましょう。
家にあるものでもう1日なんとかすれば、食費と食品ロスを減らせます。
食費の大ピンチは工夫で乗り切る
食料品や飲料が軒並み値上がりしています。食費が大ピンチですが、文句を言っても始まらない!とにかく乗り切るしかありません。ぜひ参考にしてみてください。
■執筆/村越克子さん
『サンキュ!』を中心に雑誌・ムック・webなどで全国の主婦を取材し、家計のやりくりなどお金に関する記事を数多く手がける。『貯められない人の家計管理』(朝日新聞出版)の編集・執筆など。FP1級技能士。