月収20万円台&子ども4人でも好きな物にこだわったぜいたくな暮らしはできます!

2022/10/27

子どもが4人いても月収20万円台でも年100万円以上貯めています。好きな物にこだわり、メリハリをつけた"ぜいたく"で毎日が充実!やりくりのコツと自分らしい"ぜいたく"の楽しみ方を教えてもらいました。

<教えてくれた人>
『サンキュ!』読者 Oさん(愛媛県 36歳)
夫(38歳)、長女(9歳)、長男(6歳)、二女(4歳)、三女(1歳)の6人家族。結婚13年目。持ち家一戸建て。週1~2回、短時間の配達のアルバイトを。

◎Total money data◎
世帯月収(手取り) 29万5000円
世帯年収(手取り) 444万円
月貯蓄額(児童手当含む) 9万円
年貯蓄額 約153万円
総貯蓄額 約500万円

わが家基準の"メリハリぜいたく"でやりくりストレスもゼロに!

第4子誕生を機に家計を見直し、日々の支出を記録したことでお金づかいの意識が変わったというOさん。「書き出してみると、今まで『必要』と思っていた物も意外となくてもよかったなと気づけ、月3万円以上の節約に。『使えるお金』を意識できるようになりました」。でも、予算を守るためにガマンしすぎると、心がギスギスしてしまうことも。「『まわりがやっているから』ではなく、わが家にとって必要だと思う物にはお金をかけています。使うところと締めるところのメリハリをつけて、家族が満足できることを優先すれば、金額に関係なく、ぜいたくな気分に!ストレスもなく、貯蓄がキープできています」。


●1カ月の家計表
<収入>
世帯月収(手取り) 29万5000円
児童手当 5万円

<貯蓄>
先取り貯蓄(児童手当含む) 9万円

<支出>
住居費 7万5000円
水道・光熱費 1万円
通信費 4500円
保険料 8000円
子ども費 2万7000円
浄水器リース代 2000円
食費・日用品費 4万6000円
被服費 5000円
医療費 7500円
夫小遣い 3万円
(ガソリン代、レジャー費、外食費込み) 
妻小遣い 5000円

残し貯め 3万5000円
固定資産税、自動車保険料、車検代、冠婚葬祭費、イベント費などの特別出費は、残し貯めから捻出。先取り貯蓄には手をつけません。

先取り貯蓄 月4万円+児童手当 月5万円+ボーナス時 年30万円+残し貯め=年約15万円

→年150万円以上貯まる!

先取り月4万円と児童手当、ボーナスから年30万円を「ないもの」として貯蓄。その中から、毎年100万円ずつ住宅ローンの繰り上げ返済を。

●無垢の木に囲まれた家もこだわりの1つ
年前、無垢の木をふんだんに使ったこだわりの家を建てました。「居心地がよく、家で過ごす時間が楽しいから、むやみに外出してお金を使うことがなくなりました」。

年150万円貯まるやりくりテク

【1】 「メモするだけ家計簿」で予算が守れるようになり、貯蓄がUP!
以前は家計簿は三日坊主で終わっていたのですが、使ったお金をメモするだけにしたら、初めて継続できるように!「支出額を"見える化"したら、必要以上に買っていることに気づけました」。

●支出した日に金額をメモ

『サンキュ!』の付録の手帳を活用。お金を使った日に店名、金額を記入し、ピンクのマーカーを。「ひと目で支出がわかるので、使いすぎをセーブできるように」。


●ざっくり費目分けで週ごとの支出をメモ

細かい費目分けはせず、週ごとに食費と日用品費、子ども費を集計。「使いすぎているなと思ったら、翌週は支出を抑えて調整するようになり、予算オーバーしなくなりました」。

→支出を抑える意識が高まり、残し貯めできるように!

【2】 "わが家にとっていらない物"を省いたら、やりくり費が安定!
「"まわりの価値観"に流されてしまうと、自分が意図しないことにお金を使ってしまいがち。不要な物にはお金をかけないようにしたら、自然と予算が守れるようになりました」。

●ネットはスマホ1台で充分!
家でネットにつながる機器は妻のスマホのみ(夫はガラケー)。「学校からの連絡と最小限の情報だけ見られればいいので、物欲や流行に振り回されることもありません」。

ネットでの通販もしないから、ムダ買いゼロ。

●レジャー・外食は夫担当に。食費・日用品費が予算内に収まった
小遣いとレジャー・外食費をまとめて一定額を夫に渡し、管理はお任せ。「夫は外食や遠出が好きなので、いろいろ調べてやりくりするのが苦じゃないよう。家計が乱れなくなりました」。

"体と心が喜ぶ物"にはお金をかけてぜいたくしています

「体にやさしい物、心が豊かになる物にお金をかけるのが、わが家のぜいたく」。やりくり費の予算の中で無理なく、暮らしを充実させています。

●休日は人気のパン屋へ。リサーチするのもレジャーの一環
「おいしい店をリサーチして、次はどこに行く?と相談したり、買ってきたパンを家族で分け合う時間も楽しい!」。パン代は夫管理のレジャー費から出しています。パン代は1回約1500円。

●夫がていねいにいれてくれたコーヒーは、カフェに行くよりぜいたく
「コーヒーミルは結婚当初に私がプレゼントした物。夫が地元のコーヒー専門店で買った豆をひいて、ゆっくりいれてくれたコーヒーは、香りから癒やされ、おいしさも格別♪」。コーヒー豆は100g 880円

●無添加のシャンプー&石けんは、家族みんなで使うからコスパ◎
着色料・香料・防腐剤が無添加で、価格は多少高めですが、1歳児を含めて家族みんなで使用。「ドラッグストアの特売日に買うと、人別に多種類を買い分けるよりむしろお得!」。

●ヘルシーな"産直食材"なら、ちょっと割高でも充分元とれ!
「地元の天然食材は、体にもいいし、地域応援にもなるので積極的に買っています」。はちみつをナッツにかけたり、藻塩をご飯や野菜にそのままかけるだけでぜいたくなおいしさに!

みかんのはちみつ 250g1485円
ナッツ+はちみつでヘルシーなおやつに!

されど塩藻塩 100g583円
藻塩なら「ごま塩」だけでご飯がおいしく!

●UVケアとチークだけしっかりしておけば、メイクはお金をかけなくてもOK
ふだんは、UVカットローションで紫外線から肌を守り、チークで顔色を明るく見せるだけ。どちらも低刺激で肌にやさしい物を。「肌のコンディションがいいとメイク代がかかりません」。

●高級なリネンパンツも、生地を買って作れば、お得に手に入ります
麻100%の生地を買って、知人にワイドパンツの縫製を依頼。「はくほどに生地がクタッとしてきていい感じに。市販品よりお得で、はき心地がいいので最近2着目を新調しました」。リネン生地代は約2000円。

●結婚当初に買った無垢の家具。手入れしながら、一生使い続けます
ほれ込んで購入した駿河工芸のチェスト。「10年以上使っていますが、だんだん木の味わいが出てきて、手になじむ感じ。10万円くらいしたけど、一生ものだから、大満足です!」。

お金をかけなくても、工夫して楽しむことで、心のぜいたくが得られます!

お金をかけることだけがぜいたくではありません。「何でもすぐに買うのではなく、自分たちで工夫したり、手作りしたりするほうが満足度が高まります」。

●ホットプレートさえあればレジャー気分♪外出疲れもなく、支出をセーブできます
ホットプレートでたこ焼きやお好み焼き、おやつ作りを。「子どもたちと一緒に作りながら食べるだけで大盛り上がり!暇つぶしに外出し、疲れて"つい外食"などのムダがなくなりました」。

●オーブンいらずのおやつならお手軽!無理せずにおやつ代が減らせます
手作りおやつは、材料費も手間もかけないのが基本。「ゼラチンを混ぜて固めるだけなら簡単に作れ、アレンジもできるので重宝。びんに入れるとお店気分が出て、子どもも喜びます」。

ゼラチンと牛乳を混ぜるだけ!

●子どもが欲しい物は、お手伝いをした報酬で。物を大切に使うように
お手伝いを頑張った分、欲しい物が買えることに子どもなりの達成感が。お金は封筒に入れて渡し、「ありがとう」の言葉を添えます。「自分で稼いだお金で買った物は大切に使ってくれます」。

お手伝いでスタンプがたまれば、小遣いがもらえるからやる気UP!

健康はいちばんのぜいたく。セルフケアで心身を健やかに!

「健康であれば、医療費もかからないし、やりくりにも前向きに取り組めます」。体をメンテナンスする時間を意識的につくり、健康を維持しています。

●1冊のヨガ本でポーズをやり込めば、ジム通いは不要!
朝、子どもたちが起きる前に15分のヨガをやるのが日課。「1冊の本を参考に、できるポーズが1つずつ増えていくのが楽しい!体もほぐれて、一日中活発に動けるように」。

●疲れたときは夫婦でお灸を。お互いの健康チェックにも
疲れを感じた日は、夫婦でお灸タイム。「血流がよくなってぐっすり眠れるように。腰痛や冷え症も緩和された気がします。夫の健康状態を確認する時間にもなっています」。

※価格は、編集部調べまたは購入当時の目安です。店舗や時期によって変動する場合があります。

参照:『サンキュ!』2021年12月号「私らしい、あたらしいぜいたくのすすめ」より。掲載している情報は2021年10月現在のものです。撮影/大森忠明 構成/宮原元美 取材・文/村越克子 編集/サンキュ!編集部

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