話題のゴミ芸人とお金のプロが解説！実は貯まるヒントがいっぱい！ゴミを見直して自然と貯まる人になろう
2022/03/13
「うまく貯まらない人のゴミ」を集めて分析してみたところ、次々に共通点を発見！人のゴミ見てわがゴミ直そう！ゴミには実は貯まる秘訣がいっぱいなんです。
＜教えてくれた人＞
・今、話題のゴミ清掃芸人 滝沢秀一さん
お笑いコンビ「マシンガンズ」として活動するかたわら、ゴミ清掃員としても働き、ゴミ削減の啓蒙活動も。ゴミ回収で得た気づきを発信するSNSや書籍が大人気！
『日本全国ゴミ清掃員とゴミのちょっといい話』￥1,540（税込み）／主婦の友社
・浪費グセを見抜くお金のプロ 丸山晴美さん
ファイナンシャル・プランナー、節約アドバイザー。楽しい節約をモットーにしたアドバイスが好評。「主婦、妻、母、仕事人、1人で何役もこなす私たちが時間とお金を効率化するためにメモは必須アイテムです！」。
「ゴミ」は生活の縮図！捨てている物に、人のお金づかいが全部出るんです
「ゴミは生活を映す鏡。お金持ちの住む地域のゴミはムダがなく、美しくすらあります。一方、あまり治安のよくない地域では、ゴミも荒れてて尋常じゃない量のペットボトルが出たりするんです」と、お金とゴミの関係に言及するのは、ゴミ清掃員としても働くお笑い芸人・滝沢秀一さん。また人々の消費に詳しいお金のプロ、丸山晴美さんも、「ゴミは使ったお金の最後の姿。ゴミを見れば、その人のムダの傾向がわかりますよ」と断言。つまり、お金とゴミには深いつながりが。貯まらない人のゴミの特徴を参考に、まずは目の前のゴミ箱の中から見直してみない？
やたらお金が出ていく～！人たちのゴミちょっと拝見してわかった貯まらないゴミ5つの共通点
収入は多いのに貯蓄が少ない、食費がやたら高いなど決して赤字ではないけど、家計に怪しい影のある読者のゴミを検証してみたら、驚くほど似た傾向が！
1 ゴミ袋が閉まらないほどゴミがどっさり！
まず、ゴミが多い！そしてゴミの量と食費は比例する傾向があり、45Lのゴミ袋で週5袋出す家の食費は、なんと10万円超えでした！
近所の人より、ゴミがワンサイズ大きいんです
【月貯蓄額ほぼ0円】
（yukinokoさん 北海道 40歳）
ゴミ袋にもお金がかかりますよね
ゴミ袋も買う時代なので、ゴミが多いとそれだけ出費がかさむことに。そしてパンパンのゴミ袋は、清掃車で集める際、よく破裂して僕たちも怖いんです！中身は8割ぐらいで出してもらえると助かります。（滝沢さん）
し、閉ま、閉まら、閉まらな～い！
【急な出費が止まらない】
（エリーゼさん 福岡県 35歳）
ゴミって自分が「買った物」でてきてるんですよ
ゴミが多いということは、使ったお金がそれだけ多いことを意味します。つまり、ゴミの量は出費のバロメーター。ゴミがいつもより多いと感じたら立ち止まり、お金の使い方を振り返ってみましょう。（丸山さん）
2 パッケージ袋やプラゴミがやたら多いっ
ゴミの中で特に目立ったのが、トレーや菓子袋、弁当容器などの「プラゴミ」。調理して出る生ゴミより圧倒的に多い人は要注意！
疲れたら冷食や総菜に頼りがち
【食費月9万円】
（しほりさん 岡山県 37歳）
プラゴミが多い地域はゴミが健康的じゃないんです
疲れたら総菜や冷食に頼る気持ち、すごくよくわかります。でもね、こういうゴミが多いエリアって、たいてい酒の缶も多くて明らかに健康的じゃない。プラゴミが増えたら、少し休んではどうでしょうか。（滝沢さん）
お菓子やインスタント食品の袋もた～くさん
【食費月12万円】
（にこにこさん東京都51歳）
「消え物」のゴミが多いのは、ムダづかいが多い証拠
買ってすぐ食べられる市販品は、割高でプラゴミが出やすいもの。食べ物のように形に残らない物は、出費の感覚も薄れがちです。最近出費が増えたと思ったら、レジに並ぶ前に買い物かごの中を見直すクセを。（丸山さん）
3 ペットボトルや空き缶が大量に出てる
圧倒的に目立ったのが缶飲料。そして500mlのペットボトルを週30本出す家は、月収50万円で月貯蓄額2万円と停滞中……。
お酒の缶がわんさか～
【月貯蓄額ほぼ0円】
（yukinokoさん 北海道 40歳）
「嗜好品」には無意識にお金を使いがちなんですよね
嗜好品って、1つは少額だけど、チリツモが怖いんですよね。僕、若いころのタバコ代で、確実に1000万円は消えてますから。缶やペットボトルを捨てるときは、使った合計金額をたまに計算してみるといいかも。（滝沢さん）
1週間で20本以上!!
【食費月9万円】
（しほりさん 岡山県 37歳）
マイボトルにするだけで、月何千円か浮くのでは!?
缶飲料を1日1本、安く50円で買ったとしても1カ月で約1500円。また100円のペットボトルなら約3000円とバカになりません。家で作った物を水筒で持ち歩くだけで、家計は相当、改善しますよ。（丸山さん）
4 何か捨て方が雑っ！
「分別が面倒で、全部可燃ゴミに出しちゃう」など、リサイクル意識は低め。まだ使えそうな物も捨てている気配がちらほら。
生ゴミも雑紙も一緒～！
【月貯蓄額ほぼ0円】
（yukinokoさん 北海道 40歳）
何でも適当に捨てちゃう
【食費月10万円／日用品費月6万円】
（ゆみんさん 東京都 43歳）
ゴミを見て「わが身」を振り返るだけでムダに気づけます
ゴミを雑に捨てているときは、お金の使い方も雑になっているとき。まだ食べられる食材を簡単に捨てたり、安かったからと安易に買ったりしていないか、捨て方から気づけることはいくらでもあるはず。（丸山さん）
5 着ない衣類をため込みがち
サイズアウトした大量の子ども服や、買って一度もはいてない靴。「どうしようか考えているうちに数年……」という人が続出！
買っただけで着てない物も（汗）
【総貯蓄額1万5000円！】
（Kさん 広島県 41歳）
昔の子ども服が大量に～!!
【洋服代月1万円】
（なーゆさん 大阪府 44歳）
安いからとバンバン買うのはお金を捨てていることと同じでは!?
服ってリサイクルがむずかしくて、可燃ゴミなんです。なので、安いから、売ればいいからってすぐ買うのはエコじゃないし、ましてや着ないのは不用品を買っているのと同じ。地球にも財布にもやさしくないですね。（滝沢さん）
やっぱり家計の乱れはゴミに出るっ!!
「うちのゴミも同じかも」と思ったあなた。ご安心ください。ゴミが家計の縮図なら、ゴミを整えれば家計も整うということ。
※ゴミの正しい分類、捨て方については各市区町村にご確認ください。
参照：『サンキュ！』2022年3月号「ゴミを見直して、自然と貯まる人になろう」より。掲載している情報は2022年1月現在のものです。撮影／林ひろし 構成／竹下美穂子 編集／サンキュ！編集部
