月1万円以上食費を減らした人の買い方ルーティン4つ
2022/07/09
安いものを買っているはずなのに、なぜか食費がかかる……。そんな人は「買い方」を見直してみましょう。今回は、食費を月1万円以上減らしたママの買い物術をご紹介。ムダ買いをしないためのコツは「ルーティン化」にありました。
<教えてくれた人>
Hさん(千葉県 35歳)
夫(42歳)、長男(9歳)、二男(5歳)の4人家族。週5日フルタイムの契約社員。夫は仕事が忙しく、ほぼワンオペ育児なだけに、家事をルーティン化し、忙しい毎日を乗り切っています。
=買い物DATA=
●月の食費……3万円
週6000円×4週+米代6000円。5週目がある週や、調味料などを買ったときは余った予算の中で調整
●買い物の頻度……週1回
●週の買い物予算……6000円
●よく買い物する店
肉、魚、野菜が安くて新鮮な大型スーパー、加工品などが安い近所のスーパーを使い分け。米はネットで買ってポイントをGet。牛乳などはコンビニでポイントで支払い。
1 買い物メモを作る
「自分が作りやすい物、家族がよく食べる物を中心に、栄養バランスも考えて2週間分の〝固定食材〞を決めました」。週1回ずつ、2週に分けてこの量を購入。買い物前に在庫と照らし合わせ、たりない物をメモします。
ひいらぎさんの固定食材
【肉・魚】
● 豚肉(こま切れ肉)…800g目安
● 鶏肉(胸肉、時々もも肉)…3枚
※ひき肉は、豚肉や鶏肉をミンチ状にするので買わない
●魚介(その日、安い物)…4種類
【野菜】
●大型野菜(キャベツ、大根など)…2~3種類
●青菜(小松菜、水菜など)…2~3種類
●根菜(にんじん・玉ねぎ・じゃがいもなど)…3~4種類
●もやし…4袋
●きのこ…3~4種類
●季節の野菜…余った予算で買えるだけ
【その他】
●卵…2~3パック
●豆腐(または厚揚げ)…4~5丁
●納豆…3パック
●肉・魚加工品(ハム、ちくわなど)…4~5種類
●乾物、冷凍食品、調味料など…ストックがなくなり次第
※分量は2週間で使い切れる量の目安です。
2 週末にまとめ買い
〝固定食材〞の量は2週間分ですが、買い物自体は週1回だけ。メモを見ながら、1週目に肉、魚、野菜などの生鮮食品を買い、翌週は大豆製品や加工品などをメインに購入。生鮮食品は買った日のうちに切り分けて冷凍保存をしておきましょう。
★買い物ワザ
店ごとに特売品の狙い目が違うので、隔週で使い分け。「2店をはしごすると、つい余分な物まで買ってしまうから、1日1店だけに。買いすぎも、時間のムダも省けました」
3 ゆるっと献立を考える
1週間分の献立をきっちり考えると疲れるので、メインおかずの〝週ローテ〞に当てはめるだけ。雑誌の料理記事のファイルを見ながら、「ケチャップ炒め」「しょうゆ煮」など、味や調理法がかぶらないようにしています。
おかずの〝週ローテ〞に当てはめれば楽!
日…… 魚介
月…… 豚肉
火…… 鶏肉
水…… 魚介
木…… 副菜
金…… 豚肉
土…… 鶏肉
メインおかずは多めに作り、残ったら翌日の副菜にすることも。週半ばの木曜はメインおかずはなしにして、ボリュームのある副菜を作って食材をムダなく活用!
4 食材を”切り置き”して保存
その日の夕食作りのついでに野菜やきのこを〝 切り置き〞し、どんどん保存袋に入れていきます。「まとめて切れば手間も一度だけ。すぐに使わない分は冷凍して、2週間で使い切るのがルーティンです。
カンタン〝切り置き〞の流れ
STEP1:1種類ずつ切って保存袋へ
STEP2:袋ごと逆さにして水きり
カットして洗った野菜は、ぬれたまま袋に入れ、口を少し開けて逆さにして、放ったらかしで水きりを。しっかり水きりしておくと、冷凍してもくっつきにくい!
STEP3:水きりしている間に次の野菜をカット
STEP4:水きり後、冷凍保存する
冷凍なら2週間分まとめて買っても保存でき、最後まで使い切ることができます。切り分けておくことで、使いたい分だけさっと出せ、調理時間も短縮!
★使い切りワザ
切り置きのときに出た野菜の皮やしんの部分も冷凍保存。水と少しの酒を加えて15分ほど煮込み、さめたらギュッと絞ってだしをとります。「みそ汁やスープに活用できて便利!」
買い物をルーティン化したら食費も手間もダウン!週ごとのルーティンは、買い物メモ作りから。これさえ決めれば、週1回の買い物でもムダがありません。なかなか食費が減らない……とお悩みの方は、参考にしてみてください。
参照:『サンキュ!』7月号「忙しい今 食費は『買い方』が9割です」より。掲載している情報は19年5月現在のものです。撮影/大森忠明 構成・文/平井裕子 編集/サンキュ!編集部
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