元銀行員が教える!「貯まる家計」になるために夫婦で話し合うべき4つのこと
2020/03/03
元銀行員でFPの資格を持つ1児のママの、サンキュ!STYLEライターのしばです。
夫婦といえども、お金の話ってなかなか切り出しにくいですよね。しかし、お互いの協力なくして「貯まる家庭」にはなれません。そこで今回は、お金について夫婦で話し合うべきことを4つのポイントに分けてお伝えします。
ポイント1.まずはここから!収入と貯金額を共有しよう!
「共働きで財布は別」というかたや、「専業主婦で生活費だけ管理し、残りは夫任せ」というかたもいると思いますが……貯まる家庭になるためには、実は家計を互いに理解することが大切。
「向こうは貯めているだろう」と相手任せにして、本当にお金が必要になったときに「実は貯金がなかった!」と慌てても遅いんです。家計を夫婦で共有していれば、日々のやりくりだけでなく、出産や転職など収入が下がったときや、子供の教育費などで出費が増える時期にも、2人で協力して対処できます。
さらに、相手に借金や奨学金などの負債がないかも要チェック。もしある場合は、金額や繰上げ返済ができるか確認してみてくださいね。
ポイント2.おこづかいは確保しよう
おこづかいっていちばん減らしやすい項目なんですが、自由に使えるお金がないと結構ストレスになるんですよね……。結果、無駄遣いをしてしまうなんてこともあり得ます。
私も以前はおこづかいにシビアでしたが、夫婦円満のために考えを改めました。「家計=家族、夫婦共同のもの」と「おこづかい=個人のもの」として、お互いのおこづかいはしっかり確保するようにしましょう。専業主婦でもおこづかいは必須。
上限をはっきりと決めて、個人的な買いものもよく考えてからお金を使う癖をつけましょう。
わが家はおこづかいの範囲内であれば使いみちは自由、余ったらそのまま個人の貯金にしてOK!独身時代の貯金がある口座をおこづかい用口座として、残高だけ夫婦で共有しています。
おこづかいの額や管理方法はよく話し合い、お互いの納得がいくようにルール化してみてくださいね。
ポイント3.ライフプランや将来の夢について話そう!
夫婦で将来について話し合い、ライフプランを立てておくことも重要です。
とくに、お金のかかる教育費や住宅費は大きなテーマ。「教育費を〇〇円貯める」「住宅ローンの頭金を〇〇円用意する」など共通の目標をつくると、家計管理のモチベーションが高まりますよ。家族の夢や理想も準備できる期間があれば、実現へより近づきます。
将来どういう風に生活したいのか、なるべく具体的に話し合うようにしてみてくださいね。
ふだんから夫婦や家族で話をする時間をつくるなど、本音を言い合える関係をつくっておくことが大切です。
ポイント4.支出管理をしっかり行おう
お金の流れを把握するために、日々の支出を管理する方法を決めておくことも重要です。
一人で管理するのではなく、共有することがポイント。
夫婦で家計管理をするときに便利でおすすめなのが、家計簿アプリ!
スマホがあれば簡単に入力できるので、お互いに支出の管理がしやすくなります。
アプリを選ぶ際には、
・項目が自由に変更できる
・夫婦で同期できる(同じアカウントを利用できる)
・予算と支出が比較できる
以上の3つの点を意識して、使いやすいものを探してみてくださいね。
我が家では「Zaim」というアプリを利用し、収支の管理をしています。
口座連携の機能がありますが、お金を使っている実感が湧かないので使っていません……。
月末に収支と預金総額をノートに書き出し、夫婦で共有するようにしています。
貯まる家庭に必要なのは?
貯まる家庭になる第一歩は、夫婦で「コミュニケーションを取り合う」こと。
収入の差に関わらず、お互いに意見を素直に言い合える関係づくりが重要です。貯金目標を決める、買いたいもの・やりたいことをリストアップするなど、2人で協力して貯まる家計づくりをしてみてくださいね。
◆記事を書いたのは…しば
1歳娘を子育て中の専業主婦。元銀行員で預金と運用相談を担当。ズボラで飽き性だけどお金だけはきっちりしたいと結婚直後から家計のやりくりに奮闘中。
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