今の時代、お金と上手におつき合いするには、マネー(金融)リテラシーがやっぱり大事。でも、お金についての知識や判断力ってどうすれば高められる?初心者でも今すぐマネできるマネリテUP行動を、お金のプロに教えてもらいました!

監修: 節約アドバイザー 丸山晴美
22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て...
- 家計を担う主婦こそマネリテUPの素質ありまくりなんです!
- まずは、日々の買い物や在庫チェックを意識してマネリテUP!
- 経済用語を調べたりポイント運用にトライ!少しずつレベルアップしよう
- 夫と話し合って「わが家の総資産」を書き出してみよう
家計を担う主婦こそマネリテUPの素質ありまくりなんです!
野菜やお米の価格が上がって、家計が苦しい今日このごろ。「でもそんな中で日々の家計管理を頑張っている主婦には、すでにマネリテの土台が十分あるんです!」と丸山さん。「あとは、『投資』の知識をちょっとプラスすればバッチリですよ」と太鼓判を押してくれました。
まずは、日々の買い物や在庫チェックを意識してマネリテUP!
ネットでの買い物は「低評価」をつけた人のコメントにも目を通そう
レビューや口コミで、商品について低評価をつけた人のコメントが、意外と的を射ていることがあります。高評価のコメントだけを読んで、うまい話をうのみにするのは危険。コメント欄をまんべんなくチェックし、リサーチを重ねて、自分が納得できる商品を選択することがマネリテUPにつながります。
冷蔵庫内の「白もの」の残量を頭に入れよう
マネリテが高い人は、「数字に強い人」と思われがちですが、別に計算が得意でなくても大丈夫。たとえば卵、牛乳、豆腐が今、冷蔵庫にいくつあるかを聞かれて、即答できる人は十分にポテンシャルがあります。マネリテは難しいことではありません。よく使う食料品や日用品の在庫を数えて、残量をちゃんと把握することから始めましょう。
「日々のやりくり」について自らSNSで発信してみよう
インスタグラムなどのアカウントを作って、お金についての情報を発信するのもおすすめ。文章を書くには自分で調べて考える必要があるので、情報をインプットするだけでなく、書いてアウトプットすることでマネリテが鍛えられます。またネタ作りのために、やりくりに新しい工夫を取り入れてみるなど、挑戦することでマネリテがさらにUP!
経済用語を調べたりポイント運用にトライ!少しずつレベルアップしよう
本や雑誌、ネットの意味がわからない「経済用語」をすぐ調べてみよう
意味がわからない経済用語に出会ったら、そのままにしないですぐ調べてみましょう。付せんをつけたり、ノートにメモしたりして、すぐにネットで検索を。すぐ理解できなくても「自分で調べてみる」ことが大事です。また、今は初心者向けにわかりやすく解説しているお金の本もたくさんあるので、まずは1冊読んでみるのも◎。
「ポイント運用」にトライして、値動きの感覚をつかもう
証券会社に口座を開くのはハードルが高いなら、「ポイント運用」という手も。たとえば「楽天PointClub」などのアプリをインストールして楽天IDとひもづけるだけで、口座開設の必要はなし。また運用するのはポイントなので現金を損することもありません。ポイント運用の値動きに慣れたら、ステップアップして金融機関でNISA口座を開設しても◎。
天気予報を見るように毎日「日経平均」をチェックしよう
主婦は食料品、日用品、光熱費などの値段の動きには敏感です。そのアンテナを株価の動きにも少し向けてみましょう。「日経平均株価」とは、日本経済新聞社が選んだ225銘柄による平均株価のこと。ニュース番組のエンディングなどで表示されます。これが何円かのチェックを習慣化するだけで、経済の動きに自然と関心が向くようになるはず。
夫と話し合って「わが家の総資産」を書き出してみよう
夫婦で家計を共有することで、その家庭のマネリテが上がります。預貯金、投資、保険の返戻金など、「何に」「いくら」あるかを一度書き出してみましょう。まず、自分の家の総資産を把握することがマネリテUPの第一歩。また家計の中で、投資に回してもいい余裕資金がいくらあるかもわかり、資産形成にもプラスになります。
<教えてくれた人>
消費生活アドバイザー 丸山晴美さん
元浪費家ながら22歳のときに節約に目覚めてマネリテを上げ、1年で200万円を貯蓄。その後も順調に資産を殖やし、お金情報を雑誌、テレビ、Webメディアなどで発信中。
参照:『サンキュ!』2025年5・6月合併号「マネリテ上げて、お金に振り回されない人生を始めよう!」より。掲載している情報は2025年3月現在のものです。監修/丸山晴美 撮影/市原慶子、上原朋也、大森忠明、片岡祥 構成/竹下美穂子 取材・文/村越克子 編集/サンキュ!編集部