「で」じゃなくて「が」を使う!?武田双雲のプラス思考道場
2020/08/29
プラス思考に変わったほうがいいとわかっているけれど、「私には無理!」と感じてしまう人も多いはず。そこで、"プラス変換"の達人である武田双雲さんに、だれもがプラス思考に変われる方法を教えてもらいました。
<教えてくれた人>
武田双雲さん
書道家。75年熊本県生まれ。東京理科大学卒業。2男1女の父。書道家としてNHK大河ドラマの題字を手がけるほか「世界一受けたい授業」をはじめとするテレビ等で活躍。スーパーポジティブな子育てが話題を呼び、19年には「第38回ベスト・ファーザー賞」も受賞。
著書『ポジティブの教科書』が30万部のベストセラー!
『人生に幸せ連鎖が起こる!ネガポジ変換ノート』(SBクリエイティブ)
「プラス思考」になると人生は楽しいことだらけになります!
僕たちは不安になると、どうしても「ネガティ部」に入部しがちです。でも、思考がマイナスになるほど、状況は同じなのに不安だけが増していって、いいことなんて1つもないのです。じゃあ、どうすればいいか。状況が変えられないなら、物事のとらえ方、感じ方をプラスに変えてみましょう。最初は無理やりでもいいです。口角を5mm上げて笑顔(っぽい顔)をつくるだけでもいい。少しずつ幸せを増やす練習をしていけば、自分の力で、人生を楽しいものに変えることができるはずですよ!
マイナスな人生を幸せに変える3つのお約束
1 あら探しメガネをやめて感謝メガネをかける
感謝メガネは、"毎日10個感謝できることを探す"だけで手に入ります。感謝メガネをかけてファミレスに行くと「すげー、水が無料で出てくる」など、当たり前の日常に無限の感謝ポイントが潜んでいることに気づけますよ。
2 できない理由を探すのではなく「どうしたらできる?」と自分に聞く
大人になるほど、できない理由、やらない言い訳を探すのが得意になってしまいます。だからこそ「すぐやる、全力でやる」をルールにしましょう。"できる理由"がたくさん集まると、いつの間にか本当にできるようになります!
3 ないものを嘆くのではなくすでに持っているものを数える
便利で快適な生活が「当たり前」になっている僕たち。スマホ、全自動洗濯機……すでに持っている"すごいもの"を意識して一つ一つ数えたら、「自分はなんて恵まれているんだろう」と心のざわつきが消えていきませんか?
今すぐできる!!「プラス変換」チャレンジ
つい口から出てしまうマイナスな言葉。プラスの意味に変換してみると、「そんな考え方もできるな」と思えて、もやもやした気持ちが晴れますよ。
其の壱 「で」じゃなくて「が」を使う
僕たちは無意識に「で」という妥協語を使ってしまいがちです。でも、「おにぎりでいっか」と思って食べるのと「おにぎりが食べたかった!」と思って食べるのでは、味も満足度も段違い。現状を受け入れて満足するためには、妥協語は使わずに、「○○がいい!」と前のめりに選択する姿勢が大切なんです。
<プラス変換>
麦茶でいいや → 麦茶がいいな
其の弐 やさしく言い換える
人が「忙しい」と感じるときに、目の前にあるのは「やることが、たくさんある」という事実だけです。それを、「忙しい」と取るか「充実している」と取るかは、実は自分自身で決められます。だったら、自分の気持ちが上向きになるよう、やさしく言い換えた言葉を採用するほうが得だと思いませんか?
<プラス変換>
忙しい → 充実している
失敗した。私ってダメだ! → 成功の素をつくっちゃった♪
其の参 会話のときは「ナイスボール」を投げる
会話はキャッチボールだといいます。だから、相手が気持ちよく受け取れるようなナイスボールを投げるのがおすすめ。つまり、自分が言われたときにイラッとしない「言い方」にするのがいいですね。逆に、ボールを受け取るときは、どんなに耳が痛い内容だったとしても「ありがとう」「参考になった」と、ナイスキャッチな言葉で受け止めて。
<プラス変換>
どうしていつも掃除してくれないの → 掃除してくれるとうれしいな
まず、言葉を変えてみる。そうすると、感情が変わる――武田双雲
どんなに不幸で不満な状況でも、見る角度を変えたら必ず「プラスの側面」を見つけることができます。脳はだまされやすいから、最初は気持ちが伴わなくてもそのうち言葉に感情が追いついてきますよ!
Have a try!
□毎日10個感謝できることを探してみる
□「で」じゃなくて「が」を使ってみる
□言葉をやさしく言い換えてみる
参照:『サンキュ!』2020年9月号「無理せず貯めている人は『プラス思考』でした!」より。
編集/サンキュ!編集部
『サンキュ!』最新号の詳細はこちら!