新緑と太陽

断捨離すると「お金が貯まる」は本当だった!誰もが納得できる理由とは?

2020/10/30

片づけるとお金が貯まるだけでなく、人生の迷いも消えるらしい…… !「人生に迷うたび断捨離している」と趣味は断捨離と公言する芸人の平野ノラさんと、断捨離の提唱者やましたひでこさんが、夢の初対談!

今すぐできる素敵なくらしのアイデアを毎日発信中。お金の貯め方から、時短掃除、洗濯、料理作りなどの家事の知恵、...

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<教えてくれた人>
・やましたひでこさん
断捨離®提唱者。1954年生まれ。子育てや介護を経験した後、ヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」から着想を得た「断捨離」を「片づけ」に落とし込み提案。BS朝日「ウチ、断捨離しました!」(毎週 月曜夜8時)にレギュラー出演中。

・平野ノラさん
芸人。1978年生まれの41歳。趣味は断捨離、特技はバレーボール。決めぜりふは「OK、バブリー!」「ワンレン・ボディコン・舘ひろし」。2018年夏「時代はズレても、ブラはズラすな。」というキャッチコピーでワコールの下着モデルに。すっぴんの美しさも話題に。

人生の節目にいつも断捨離があるNora's HISTORY

1978年 0歳 東京都葛飾区生まれ

2004年 26歳 【汚部屋期】高校卒業後フリーターを経てOLに

2010年 31歳 同棲中の彼からのプロポーズを断り芸人をめざすことを決意【第1次大断捨離】

2011年 32歳 芸人デビュー

2014年 36歳 【第2次大断捨離】バブルキャラ1本で勝負することを決意

2020年 41歳 【第3次大断捨離】テレビに出続けられる芸人をめざすことを決意

Nora's 自宅

外出自粛中に大きな円形テーブルを断捨離し、半円形の小さな物に。夫と2人暮らしだし、上に物を置きっ放しにしない習慣だから、このサイズがちょうどいい。

芸人になると決めるまでは汚部屋の住人

ノラ:断捨離と出合うまでは、汚部屋で暮らしていました。当時は毎日疲れていて、自分も物も大切にしてなかった気がします。
ひでこ:そのころはもう芸人さんをなさっていたの?
ノラ:いいえ、汚部屋時代は芸人になる夢をあきらめてOLをしていました。でも内心は「このままじゃ死んでも死にきれない」と思っていて。そんな折、当時つきあっていた彼との間に結婚話が浮上……そこで決意したんです。「結婚じゃない。お笑いの道に進もう」って。そして彼と別れ、OLも辞め、ワタナベコメディスクールに入学しました。
ひでこ:ノラさんは物の断捨離をする前に、まず"結婚""仕事"という大きな断捨離をしたわけね。

断捨離したら、バブルキャラ1本で行くと覚悟できた

ノラ:ちょうどそのころ、ひでこ先生の本で断捨離と出合い、ずっとため込んでいた不要品を一気に処分。そうしたら気持ちにも部屋にも"余白"が生まれ、エネルギーが回り始めるのを感じました。
ひでこ:物を手放すとそれまで意識できなかった"空間"を意識できるようになるからですね。そして「今の自分にとって何が必要か」がわかるようになる。
ノラ:とはいえ、31歳で飛び込んだお笑いの世界は甘くなかった。入学の翌年に運よくデビューできましたが、全然ウケなくて。こっちがダメならあっちのキャラ、とライブではいろんなキャラを演じてみたものの、どっちつかずの中途半端でした。
ひでこ:"いろんなキャラ"っていうのは例えば?
ノラ:えーと、バブルキャラのほか、教会のシスター、プロボーラー、卑弥呼っていうのもありました(苦笑)。

ため込んだ物は不安の証拠品

ひでこ:不安だからと新たな武器を背負って、重くなっていたのね。保険のつもりで持っている武器が、実はさらなる不安を呼び寄せているってことが多いのよ。私はそれを「不安の証拠品」と呼んでいます。
ノラ:まさにそのとおりで。部屋には衣装や小道具があふれていました。そんなとき、すでに習慣だった断捨離をしているうち、ふと「私のいちばんはバブルキャラ。これ1本で行くんだ」って、自然に思えたんです。だからバブルキャラ以外の衣装と小道具は全部処分し、覚悟しました。そうして覚悟が確信、自信へと変わり、そのころから仕事が次々と舞い込むようになったんです。
ひでこ:断捨離であなたにいちばん必要だった"覚悟"が見えたのね。
ノラ:はい。私、断捨離で人生を切り開いてきたといっても過言じゃないです。

コロナ外出自粛のときも断捨離

ひでこ:今年はコロナ禍で、今まで見ないフリをしてきた物やことにも向き合わざるを得なくなっています。ノラさんはいかがお過ごしですか?
ノラ:この半年で、家をさらに片づけました。なかでもいちばんの断捨離は、テレビの出演番組を録画したDVD約300枚。以前は、自分の記念だし、捨てたら二度と見られなくなってしまう不安もあって保管していたんです。まさに「不安の証拠品」ですよね。でも実際、録画を見直すことはないし、そもそも今後もテレビに出られ続ける存在でいられるよう、今よりもっと努力すればいいんだ!と気づいたんです。

捨てるたびに次々と人生のドアが開いていく

ひでこ:そう。大事なのは過去じゃなくて今と未来。それから、今自分が考えていることを俯瞰し、よけいな物をそぎ落とすこと。断捨離をすることで、新しい人生のドアがどんどん開いていきますからね。
ノラ:わぁ!すごく楽しみです!

参照:『サンキュ!』2020年11月号「片づければ貯まるは本当でした」より。掲載している情報は2020年9月現在のものです。撮影/久富健太郎(SPUTNIK) 取材・文/宇野津暢子 編集/サンキュ!編集部

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