片付けのプロが教える「面倒くさがりの人こそやってほしい」ひとつのコト
2020/11/30
こんにちは。札幌に住む整理収納アドバイザーでサンキュ!STYLEライターの渡部夏代です。
毎日の片づけを楽しく続けるためにできることをいつも考えております。
モノの置き場所が決まっていないだけでこんなに大変なことが!
定位置を決めることはとても大切です。
置き場所が決まらないモノがあると次のような順番で弊害が起こります。
1.空間の乱れ
2.探しもの
3.ストレス
4.二度買い
5.モノがあふれる
1.空間の乱れ
その辺にポイッと適当に置いてしまうと散らかります。
ひとつだけならまだしも、それが増えると空間の乱れに繋がります。
いわゆる「ゴチャゴチャ」の状態です。
2.探し物
乱れていると探しにくくなります。
モノがモノを邪魔して視界が悪くなります。
重なったり、奥に追いやられていたりして見えなくなってしまいます。
急いでいるときにあちこちひっくり返しながら探すと、さらに乱れます。
3.ストレス
探すという行為は非常にストレスがかかっています。
時間も体力もですが、なによりマインド。
探してなかなか見つからないときのイライラは嫌なものです。
4.二度買い
結局見当たらないと、また同じモノを買うことになってしまいます。
すんなり見つかっていれば、そんなことせずにすむのに…。
買いに行く手間ひま、お金、すべてがとても空しい気持ちになります。
5.モノがあふれる
買うということは、家の中のモノが増えるということです。
1個買えば、確実に1個増えています。
ということは、空間の中はさらにモノであふれているということになります。
この1~5を延々と繰り返すことになってしまいます。
負のスパイラルです。
モノの定位置を決めることはとても大切
「そんなつもりじゃなかったのに・・」
「後でちゃんとしようと思っていたのに・・」
本人の意思とはうらはらに、日々の積み重ねであっという間に乱れてしまうことは多々あります。
そうならないためにはどうすればよいでしょうか?
新しく持ち始めるモノは新入生、もしくは転校生
モノが家に入ってきた瞬間から、それは家のメンバーになります。
学校で例えるなら新入生、または転校生。「はじめまして、よろしく」です。
あなたはそのクラスの担任です。席をつくってあげましょう。
席がないと授業を受けるのもままならず困ってしまいますもんね。
「定位置を決められないモノは持たない!」くらいの覚悟で
すべてのモノの定位置を決める、必ず決める。
置く場所がないなら、置く場所ができるまで買いません。
買うのは置く場所を決めてから。
大きなモノだけに限らず、どんな小さなモノでもしっかり定位置を決めてからです。
それを怠ると、「とりあえず置き」になり、そのままになってしまいます。
定位置は根拠を持たせる
「タオルは洗顔のときに使うから洗面所に置く」
「メガネは読書のときにかけるから本棚のそばに置く」
など、どうしてそこに置くのか?という根拠があると、使いやすいですし、定着しやすいです。
使う用途・使う場所・使う人・使うシーンを想定して決めます。
すべてのモノを管理する初めの一歩は目の前のモノから
モノがたくさんあれば、それだけ管理に手間がかかります。
モノの数の多い少ないは良い悪い、正解不正解ではありませんが、数が少ないということはそれだけ管理の手間も少なくてすむ、つまりラクということです。
私はとてもめんどうくさがりなので、ラクなほうを選んでいくと自然とモノの数は減りました。
「そうは言ってもなかなかね…」
「でもいそがしくてね…」
すべてのモノの定位置を決めるのは途方もないことと思われるかもしれません。
あまり気負わずに、まずは目の前にある転がっているモノを手に取ってみることから始めてみましょう!
この記事を書いたのは・・
札幌 整理収納アドバイザー渡部夏代
子どもの頃から片づけが好きでした。
自分の部屋の模様替えを何度も行った子ども時代を過ごしました。
大人になって家庭を持つようになってからも片づけ好きは変わらず。
子育てしながら、だんだんと増えていくモノとどう向き合っていくか試行錯誤を繰り返しました。
整理収納アドバイザーという資格があることを知り、「まさに自分のためにある資格だ!」と飛びついて資格を取得し、現在に至ります。
※ご紹介した内容は個人の感想です。