貯められないダメ主婦が「貯め達人の5つの行動」を2週間やってみた!
2024/02/13
まずはたったの2週間!貯め達人の「5つの行動」をシンプルにやってみて。貯められない人でも新しい気づきがたくさんあります!買い物の支出を小まめに振り返るだけでムダが削れ、家計改善の第一歩に。
<教えてくれた人>
節約アドバイザーファイナンシャル・プランナー 丸山晴美さん
主婦のやりくりに精通し、時代に合う疲れない節約術や、効率のいい貯め方を提案。『節約家計ノート2021』(東京新聞)など、著書も多数。
貯め達人の「5つの行動」
【行動1】買い物前に冷蔵庫の中を見る
【行動2】 レジ前にかごの中を見直す
【行動3】財布からレシートを出す
【行動4】支出は超簡単にメモる
【行動5】不用品は小まめに捨てる
●この5つを実践すると、 お金づかいのムダに 気づくことができます!
「貯められない人は、何にどうお金を使えばいいか、優先順位をつけられていない傾向が。この5つの行動は、今のお金づかいのムダを自覚でき、『本当に必要な物にお金を使おう』という意識を芽生えさせるのに最適です」(丸山さん)
「5つの行動」は、すべていちどに実行しなくてもOK。1週間後、2週間後、それぞれ変わったことをチェックしてもらいました。
あらゆるテクを試したけど、すべて長続きせず、貯蓄も苦手
<貯められない人>
『サンキュ!』読者 Rさん(京都府 33歳)
夫(29歳)、長男(8歳)、二男(7歳)の4人家族。週3~5日のパート勤務。「赤字になる月もあって厳しい~」。
◎MONEY DATA◎
世帯月収(手取り) 28万円
世帯年収(手取り) 370万円
月貯蓄額 0~5万円
年貯蓄額 約44万円
住居費 5万8000円
食費・日用品費 4万4000円
「先取り貯蓄や費目ごとの袋分けなどいろいろ試してみたけど、結局どれも挫折……。長男の中学受験に向けて、もっと貯蓄したいけど、これ以上どうしたらいいかわからない!」。
「5つの行動」1週目
【行動2】かごの中を見直す
「レジ前に、かごの中の商品を立てて買った物をチェック。買い物予定に合わせて買っているつもりだったけど、すぐに必要ない物まで入れていたことに気づけました」。
【行動3】レシートを出す
「1回の買い物予算を決めて、ある程度計算して買ったつもりだけど、レシートを見返すとちょっと買いすぎだったかも……?」。
【行動4】支出をメモる
「以前は家計簿に費目ごとに細かく記入し、振り返りも月1回だけ。買い物後、その都度記入すると、週ごとに使用額を確認しやすくて、記入もラクでした!」。
●1週目を終えて
「計画的に買っているつもり」でも、意外とムダがあった!
「生活費は月5万円でやりくりしているのですが、たりなくなってしまうことがたびたび。買い方や家計簿のつけ方を変えただけで、意外とムダ買いが多いことに気づけました」。
「5つの行動」2週目
【行動1】冷蔵庫の中を見る
「在庫を確認して、だいたいの献立を決め、買いたしする食材をメモ。さらに、それぞれ食材の購入予算も記入するようにしてみました」。
【行動2】かごの中を見直す
「今週も買う物をレジ前で見直し、買い物メモどおりかを確認。さらに、使い忘れを予防するため、買った物にメニューの予定をシールに書いて貼りました」。
●2週目を終えて
支出のメモや在庫チェックで、ムダがまだまだ削れた!
「すぐ支出をメモすることで、いくら使ったか実感でき、毎日数百円のムダ買いでも、2週間だと結構な額になっていて反省。でも、まだ減らせるところがあるとわかって、やる気が出ました!」。
支出が約3000円減!
丸山さんアドバイス
「小まめに支出を振り返ると、その都度ムダに気づけ、軌道修正がしやすくなります。食材の使い切りも意識して継続していきましょう。中学受験の目標があるのですから、そのためにどこを削るべきか、家計全体の支出も見直してみて」。
参照:『サンキュ!』2021年2月号「15分あればあなたの家計は変わります」より。掲載している情報は2020年12月現在のものです。構成・文/宮原元美 編集/サンキュ!編集部
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