【悩めるオトナ女子の保健体育】vol.7 産後の尿漏れ

2017/04/14

こんにちは、アンソニー玲奈です。
主婦でもあり、ママでもあり、雑誌『サンキュ!』の専属読者モデルもしています。そして普段は、美容外科医をしております。
“出産経験”のある女性の体の変化・悩みについて、美容外科医の目線でお届けしているこの連載、
第7回目の今日は、「産後の尿漏れ」についてお話しいたします。パン太_尿漏れ-02.jpg
普段カウンセリングをしていると、産後の尿漏れ膣の緩みを気にされている方が大勢いらっしゃいます。
なかなか人には相談できない、センシティブな悩みですが、本当に大勢のかたが同じ悩みを抱えています。

出産のときに子宮、膀胱、直腸などの内臓を支える骨盤底筋がダメージを受けると、尿道を締める働きが悪くなってしまい尿漏れが起こりやすくなります。


今回は骨盤底筋を鍛えるための「膣運動=ケーゲル運動」をご紹介しますね。

外国では妊婦さんが当たり前のようにやっている運動ですが、日本ではあまり浸透していないと思います。
日本ではこの運動をマタニティヨガクラスでやったりしますよね。
骨盤底筋は、尿道、膣、肛門にかけて横断的につながった筋肉。
ここを鍛えることで、産後の尿漏れ、膣の緩み、老後の子宮脱などを防止してくれます。

方法はいたって簡単!

①膣を引き上げるように膣を締め5秒間、力を入れる。(尿を止める感じです。)
②これを10回(つまり合計5分間)を3セット行う。


これだけで、骨盤底筋群を鍛え、膣圧を向上してくれます。
いつものトイレタイムでやってみましょう。
朝、昼、晩と決めてやってもいいですね。


運動でもお悩みを解決できない方にはレーザー治療がおすすめです。
膣のゆるみ、黒ずみ、尿漏れなど様々な症状に対応してくれます。
同じことで大勢の方が悩んでいます。一人じゃないですよ。
ぜひ信頼できるお医者さまにご相談くださいね。


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アンソニー玲奈:
1985年生まれ、東京出身。父はシンガポール人。夫、娘(1歳)の3人暮らし。
大学病院勤務を経て現在は湘南美容外科クリニック池袋院勤務。メディア紹介実績「マイナビニュース」、「すっぴん美人推進委員会」、「4meee!」、「NICOLY」他。
17年より雑誌『サンキュ!』専属読者モデルとしても活躍中。

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