ハートの形を作る若い女性は彼女の胃に手します。

砂糖に近い甘さで腸に驚きの効果が!善玉菌を助けるフラクトオリゴ糖が優秀すぎる

2022/03/23

健康・美容ケアとして人気の「腸活」ですが、その方法は日々更新中。最新トレンドをチェックして、腸活習慣をアップデートさせて!砂糖に近い甘さで腸に驚きの効果がある、優秀すぎるフラクトオリゴ糖をご紹介します。

<教えてくれた人>
管理栄養士・料理家 五十嵐ゆかりさん
Twitterフォロワー数40万人超の人気管理栄養士。簡単なのにおいしく作れる「ラク速レシピ」で話題に!

砂糖に近い甘さで、腸に驚きの効果が!善玉菌を助けるフラクトオリゴ糖が優秀すぎる

善玉菌をいかに優勢にするかが"美人腸"への鍵。

健康を意識する人にとって、おなじみとなった"腸活"。睡眠や運動など、いろんな腸活がありますが、手軽に取り入れやすいのが食事。その中で"甘い物=とりすぎては悪い物"と考え、控えているかたもいるのではないでしょうか?実は腸によい効果のある"甘さ"もあるんです。管理栄養士の五十嵐ゆかりさんに真相を聞いてみました。
「先に腸活を語るうえで欠かせない腸内細菌について説明しますね。腸には大きく分けて善玉菌・悪玉菌・日和見菌という3種類があります。善玉菌は体にいい影響を、悪玉菌は増えると便秘や肌荒れなどの悪影響を及ぼします。どちらにも属さない日和見菌は、優勢な菌の味方を。つまり、善玉菌を優勢にして、いかに日和見菌を味方につけるかが、"腸活"のキモなのです」。

腸活の新しい味方!「フラクトオリゴ糖」に注目

「善玉菌を優勢にする方法は2通り。ヨーグルトや乳酸菌飲料で、ビフィズス菌や乳酸菌といった善玉菌を多く含んでいる食材をとること。もう1つが善玉菌のエサとなる食材をとって、善玉菌を活発にさせることです。
ここで登場するのが、今回話題となっている甘さ"フラクトオリゴ糖"です。これは果物や野菜に含まれているオリゴ糖の一種で、善玉菌のエサになってくれるんですよ。しかも、摂取しても血糖値がほとんど上がらないうえ、脂肪の燃焼をサポートしてくれる効果も。甘さの代表である砂糖は、とりすぎると急激に血糖値を上げて、脂肪がつきやすくなるのに対し、フラクトオリゴ糖は甘さを我慢せずに腸活にもなるとあって、今注目度が上がっているんです。身近な食材に含まれているので、ぜひ食生活に取り入れてみて!」。

フラクトオリゴ糖とは?

1 甘さは砂糖に近いのにカロリーは半分!
砂糖によく似た甘みですが、1g当たりのカロリーが2kcalと、砂糖の約半分!しかも虫歯の原因になりにくく、子どもや妊婦さん、体重を気にする人にとってもうれしい。

2 大腸にまで届いて善玉菌のエサになり、善玉菌を優勢にしてくれる
フラクトオリゴ糖は「難消化性」のオリゴ糖の一種。胃や小腸の消化酵素でも分解されないので、そのまま大腸まで届いて善玉菌のエサに。エサになることで善玉菌が優勢に!

3 胃で分解されないため、血糖値がほとんど上がらない
胃で分解されないということは、血糖値が上がりにくいという利点もあります!そのため、糖を脂肪としてため込むインスリンの分泌を抑えられるんです。

4 短鎖脂肪酸が生まれ、脂肪の燃焼を助けてくれる!
フラクトオリゴ糖が善玉菌のエサになり、腸内発酵する際に生まれる「短鎖脂肪酸」。これは悪玉菌の増殖を抑えたり快便を促すだけでなく、脂肪の燃焼もサポート!

こんな食品でとれる!

●ごぼう、玉ねぎ、アスパラガス、トマト、バナナ、すいか、桃などの野菜や果物に!

バナナ
bergamont/gettyimages

フラクトオリゴ糖は野菜や果物をはじめ、大豆などの豆類に多く含まれています。1日3gの摂取が理想ですが、ごぼうだと5.5本、バナナだと10本必要なため、加工品と組み合わせてとるほうがラクかも。

●フラクトオリゴ糖が入った加工食品もいろいろ!

そこで注目したいのがフラクトオリゴ糖を使った加工食品。砂糖の代わりとして使える顆粒やシロップがあります。その他、チョコレートなどのお菓子やドリンクも発売されています!

参照:『サンキュ!』2022年4月号「美人腸をつくる」より。掲載している情報は2022年2月現在のものです。構成/岡部さつき(風讃社) 取材・文/児玉知子 編集/サンキュ!編集部

 
 

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