着ていないのになかなか捨てられない。きれいな状態だとまだ着られるから手放すのに迷うけど、ずっとクローゼットに眠ったまま。そしてクローゼットがパンパン・・・そんな状態になっていませんか?
私も昔から服が好きで毎週のように買っていたけど、捨てるのが苦手でクローゼットは常に溢れかえっていました。
そんな私が、必要のない服をすんなり手放せるようになり、クローゼットの服を半分ほどに減らすことができたのは3つの手放し基準を取り入れるようになったからです。お気に入りの服だけのクローゼットにすることができる、服を手放す3つの基準をパーソナルスタイリストの望月ゆかがご紹介します。

1.なりたい自分に合っているか
私は昔からファッションは好きでしたが、30代に突入した頃、オシャレな服を買って着ているはずなのになんか違う、しっくりこないとオシャレ迷子でした。その当時はシンプルなものよりぱっと見かわいい服に惹かれることが多く、デザイン性のある服ばかり買っていました。服はたくさんあるけど満たされず、クローゼットが常に溢れかえっている状態でした。
そんな時に、自分はどんなファッションがしたいのか?をじっくり考えてみたところ、なんと本当はシンプルなファッションが好きだということに気付いたんです。
好きなファッションを雑誌で探していると、Tシャツやデニムに小物でアクセントを入れて着回しするようなスタイルばかりでした。でも買っていたのは真逆の服だったんです。
だからしっくりこなかったのかぁ・・・と、気付いた時は衝撃でした。今まで買っていた服が違う!と気付き、クローゼットを総とっかえする勢いで着ていなかった服を半分以上手放すことができました。
今の私はどんなファッションがしたいのかという、なりたい自分(ファッションテーマ)がはっきりすると、クローゼットを見た時に、そのテーマにあってない服があると「これはもう違うな」とすぐにわかるようになりました。
私は違うなと思った時にクローゼットから出して、袋などに入れておき袋に溜まったらリサイクルショップにまとめて持っていくようにしています。
そうすることで常にすっきり、着たい服だけのクローゼットを保つことができるようになりました。
2.今着たい服か
全然着てないけどキレイでまだ着られそうだから手放すのに迷うことありませんか?
もしかしたら『いつか』着るかもと思って取っておくのもあるあるですよね。
そして、その『いつか』がきたことってないですよね?
私もクローゼットがパンパンだった時は、この思考で服をずっと取っていたんですが『いつか』は来なくて、服は溜まるばかり。
部屋がごちごちゃになってさすがにやばい•••となり重い腰を上げて、断捨離。
一時的にはすっきりするものもすぐにリバウンドというのを、繰り返していました。
『いつか』着るかもという思考をやめ、『今』着たい服かどうかで判断するようにしたら着ていない服をすんなり手放せるようになりました。
この思考だと、着たい服、お気に入りの服だけのクローゼットにすることができるのでクローゼットを見るたびに気分が上がります。
今着たいかどうかわからないという場合は、一度着てみて気分が上がるかどうか試してみる。または、クローゼットから出して別の箱などにいれておき2週間ほどその箱から出さなかったら手放すなどと決めるのもおすすめです。
3.今の体型がきれいに見える服か
年齢とともに体型が変わったり、子どもを産んで体重が戻らなかったり戻っても、昔と体型が全然違う!!ってことありますよね。
痩せたら着られるかも・・・と、置いてある服があるかもしれませんが、例え痩せて着られるようになったとしても、やはり買った時とは違うので今の自分の体型がきれいに見えない可能性が高いです。昔買った服がなんかしっくりこないのはこの体型の変化の可能性も。
服はサイズによっても、太って見えたりスタイルが悪く見えるので、今の自分に合った服を買った方が、痩せてキレイに見えます。
体型が大きく変わった場合や何年も前の服で今の体型がキレイに見えない服はいさぎよく、手放しましょう!
クローゼットを整えて心地よい1日のスタートを!
クローゼットは1日の始まりに毎日見る場所。
ごちゃごちゃだと洋服もなかなか決まらなかったりするのもストレスになってしまいます。
1日の始まりを心地よくスタートし、ご機嫌な1日を過ごすためにもクローゼットを整えることはとても大事です!
まずは自分がどんなファッションをしたいのか向き合って、少しずつ自分にとっての心地よいクローゼットを作ってみてくださいね。
■執筆/望月ゆか
クローゼットから人生を整えるパーソナルスタイリスト。「似合う」より自分の「好き」を軸にしたスタイルづくりのサポートが好評。元幼稚園の先生・2児のママ。今すぐ真似できるオシャレのコツが動画でわかるInstagramは「@yuka_mochizuki158cm」。
編集部/サンキュ!編集部