40代からの着こなし術!フレアースカートはこう着る
2019/06/22
「黒を着ると顔色がくすんで見える」「愛用のボーダーTシャツが突然似合わなくなった」など、40代を境に今までの着こなしがしっくりこなくなったという経験はありませんか?
この連載では、そんな迷える40代女子の“いまいちファッション”を整えるコツを、クローゼットオーガナイザーの林智子さんに伺いました。今回のテーマは、流行中のフレアースカートです。
フレアースカート
こんにちは、クローゼットオーガナイザーの林智子です。まだ肌寒い日も多いとはいえ、4月ともなると、厚手のニットやウールパンツなど冬を感じさせるアイテムには手が伸びなくなりますよね。「季節感のあるファッション」は大人の女性のたしなみです。今すぐクローゼットを、明るくて軽やかな「春アイテム」に更新しませんか?
この春、真っ先に取り入れたいアイテムの1つが、淡い色のフレアースカートです。40代が着ると痛く見える?いえいえ、スカートの丈や素材に気をつけて選べば、年相応のかわいらしさが演出できますよ。
フレアースカートは、こう選ぶ。
「少しでも着やせしたいから…」「どんなトップスにも合わせやすいから…」
な~んていう理由で、黒やネイビーのボトムをつい選んでしまうという人って、多いのではないでしょうか?でも実は、一見無難なダークカラーのボトムこそが、老け見えの一因になってしまっているかもしれません。
黒っぽいボトムを合わせると、コーディネイトが重く、単調になるので、今っぽい着こなしに必要な「抜け感」が生まれません。それが、実年齢よりも老けて見えるもとになっているんです。
というわけで、この春フレアースカートを買うなら、オフホワイトやペールピンクなどの明るい色味を選んでみましょう。それだけで、季節感にマッチした、洗練された着こなしになるはずです。
次に大切なのは、スカートの丈!ちょっと前に流行したようなひざ下のミディ丈は、もう古いと思ってください。丈は断然、くるぶしまであるロング丈を選びましょう。ロング丈なら「Iライン」のすっきりとしたシルエットが作れるので、年齢や体型を問わず、誰にでも似合いますよ。
フレアースカートは、こう着こなす。
パステルカラーのフレアースカートに、レースやフリルなど女性らしいアイテムを合わせる、いわゆる「甘」×「甘」のコーディネイトは、一気にダサくなるので注意が必要です。いまどきの着こなしは「甘」×「辛」が基本。甘くて女性らしいフレアースカートには、男性っぽい辛口のアイテムを合わせるのがカギです。
今回は「辛」の要素として、ミリタリー風のジャケットとスニーカーを合わせてバランスをとりました。バッグもロゴ入りのカジュアルなデザインのものに。アクセサリーも、ごつめの指輪を重ねづけして、ボリュームを出しました。
ほら、40代でも痛くならない、フレアースカートの着こなしになっていると思いませんか?
今まで似合わないからと敬遠していたアイテムも、選び方や合わせるアイテムに気をつければ、上手に着こなすことができるようになるんですね。林さんのアドバイスを参考に、この春のおしゃれを更新してみてはいかがでしょうか。服装が整うと、気持ちも前向きに整いますよ。
Have a try!
□ロング丈のフレアースカートを買ってみる
□手持ちの服から「辛」アイテムを探してみる
監修/林智子
クローゼットオーガナイザー。センスのよい着こなしと的を射たアドバイスが大人気で、女性誌やテレビをはじめとする各種メディアで活躍中。一児の母でもある。著書に『だれにでもつくれる最強のクローゼット』(ワニブックス)など
撮影/キムアルム モデル/林智子 取材・文/サンキュ!編集部