ハートの形を作る若い女性は彼女の胃に手します。

気力・体力・免疫力が落ちる40代こそ!温活と腸活が大事な理由

2021/02/16

40代になると実感するさまざまな不調。冬は特に厳しいけれど、できるだけ元気で快適な毎日を過ごしたい。そのカギとなるのがズバリ「温活」と「腸活」!2人の専門家に具体的な実践方法を聞きました。

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<教えてくれた人>
・温活で10kgやせて健康になった!石原新菜さん
医師。イシハラクリニック副院長。漢方医学や自然療法、食事療法により病気の治療に当たる。著書に『やせる、不調が消える 読む冷えとり』(主婦の友社)など。

・美腸習慣で自身の便秘が劇的に改善!田和璃佳さん
日本美腸メソッズ協会代表。美腸カウンセラー®。自身の腸改善をもとに東洋医学の視点を取り入れた腸診断を開発。日本美腸メソッズ協会 https://bityo-methods.com/

40代読者の半数以上が、冷えとお通じに悩んでた!

冷え症を自覚している人は6割超、便秘と下痢とその両方をたすと同じく6割超。今、40代の半数以上が冷えとお通じの不調に悩んでいます。
※サンキュ!モニターアンケートより (20年11月実施、40代の読者91人が回答)

温活が大事な理由

40代は不調が増える転換点。体を温めれば不調知らずに。

筋肉量が最も多いのは20代で、その後しだいに減少。40歳を過ぎたころにはがくっと落ちます。下半身の筋肉が落ちると冷えやむくみなどの症状が出て、さらにはぼうこう、子宮など、おへそから下の臓器が弱り、ぼうこう炎や子宮筋腫などの原因に。大事なのは体温を上げ、体の隅々まで血をめぐらせること。体温が上がると代謝と免疫力が上がり、不調が解消します。そのためには運動で体の自家発電装置である筋肉を温め、体を冷やさないように。40代は好調から不調へ、健康のベクトルが変わるターニングポイントです。温活で不調と老化を防ぎましょう。(石原さん)

腸活が大事な理由

気力、体力、免疫力が落ちる40代。改善のカギは腸にあり!

私自身、子どものころから週1程度しか便通がありませんでしたが、それが当然と思っていました。しかし40代になって腸活をしたところ、するっと出るようになったんです。かつて腸は、単なる消化器官といわれていましたが、今では腸が免疫力を高め、ビタミンやホルモンをつくり、血液をきれいにし、体の老廃物を外に出す器官でもあることがわかっています。腸活をすることは、健康を保つ近道でもあるのです。40代は子育てが落ち着いたり、働き方が変わったり、日々の生活の変化が大きいとき。腸活で美腸に改善し、気力、体力、免疫力の低下予防を心がけて。(田和さん)

温活はこうしよう

●とにかくしょうが

体を温め、抗炎症作用や活性酸素を除去する作用もあるしょうが。料理に取り入れるだけでなく、みそ汁や紅茶にも「ちょいたし」するのがおすすめ。熱を加えて乾燥させると効果はさらにアップ。

手軽に持ち歩けるパウダーもあり。食事に欠かさずとり入れて、いつでもどこでも「しょうが生活」を。

「国産蒸し生姜パウダー」税込486円/エスビー食品*EC先行発売品。店頭での販売は2月上旬を予定。

●いつでも「こたつファッション」

特に冬場はこたつのように下半身をしっかり温め、頭寒足熱で全身に血液や熱がめぐる工夫を。トップスは薄着でも○、ただしゆったりとした締めつけのないデザインで。

白い背景に隔離されたクリスマスソックス
YaroslavKryuchka/gettyimages

下半身はタイツに厚手の靴下を重ねたり、レッグウオーマーでふくらはぎを温めてポカポカに。おなかや腰にカイロを貼るのもおすすめ。

●すき間時間にスクワット

1日30回を目標に、ひざを曲げながら腰を落とすスクワットをすると筋肉が発達。血流がよくなりポカポカ体質に。「ちょっとつらいな」と思うくらいまで深く曲げると効果的。

足は肩幅よりやや広めに開いて立ち、両手は頭の後ろに。その姿勢から息を吸い込みながら腰を落とし、息を吐きながら立ち上がる。

●3分でいいから湯ぶねにつかる

シャワーだけでなく、たとえ3分でもいいので毎日湯ぶねにつかる習慣づけを。入浴して全身を温めることで、疲れが取れ、肩こりやむくみが解消。睡眠の質もアップします。

お風呂の若い女性
maroke/gettyimages

ぬるめの湯に入浴すると、副交感神経が優位になってよりリラックスできる。寝る前に入浴するなら38~40℃のぬるめの湯に。

腸活はこうしよう

●温酢キャベツ&りんご酢ウォーター

食物繊維を豊富に含む食材がキャベツ。キャベツを発酵食品である酢と合わせ、温酢キャベツにして食べると快便&血管の浄化促進にも。りんご酢を良質の水で割って飲むのも◎。


【温酢キャベツの材料と作り方】
<作りやすい分量>
キャベツ  200g
塩こうじ   大さじ1
純リンゴ酢 大さじ4
きび砂糖  小さじ1

1 キャベツは食べやすい大きさにカットしてレンジ(600W)で4分温める。

2 1を塩こうじ、純リンゴ酢、きび砂糖で和え、1時間ほどねかしたら完成。温めて食べるのがおすすめ。

●よい油を摂る

オメガ3、6、9と呼ばれるリノール酸、α-リノレン酸、オレイン酸などの不飽和脂肪酸には滑腸作用があり、便の排出を促します。それらが豊富に含まれる米油やオリーブオイル、アマニ油などを、バランスよくとって。

米ぬかオイルのボトルガラスと全粒米
Amarita/gettyimages

米油はクセがなくどんな料理にも合う。オリーブ油は酸化しにくい。アマニ油に多く含まれるオメガ3は青魚からも摂取できる。

●腰ねじり&わき腹のばし

体をねじったりのばしたりすると腸が刺激され、便通がスムーズに。「座ったまま腰を左右にねじる」ストレッチを1日5往復。両手を上げてわき腹をのばすのも◎。

指先を下に向け、手のひらを回転ドアに密着させるイメージで、右から左へ、左から右へ、腰をぐーっと思いっ切りねじって。

●良質な睡眠をとる

1日7時間以上寝ることで自律神経のバランスが整い、便秘も改善。また、腸活の天敵であるストレスをためこまないことも大事なので、毎日のお通じに神経質になりすぎないように。

ベッドの上の女性睡眠
RyanKing999/gettyimages

よく眠ることによって免疫を活性化させる副腎皮質ホルモンが分泌。就寝前のスマホはほどほどに。頭と心をリラックスさせて。

参照:『サンキュ!』2021年3月号「40代からのなんか不調は温活と腸活で解決!」より。掲載している情報は2021年1月現在のものです。イラスト/のがみもゆこ 構成・文/宇野津暢子 編集/サンキュ!編集部

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