「伺います」の正しい意味とは?ビジネスでの使い方や注意点を解説

2025/04/14

「伺います」という言葉は、ビジネスシーンでよく使われる敬語の一つです。しかし、その正しい意味や使い方を理解していないと、誤解を招くこともあります。本記事では、「伺います」の意味や活用シーン、注意点について詳しく解説します。

大阪在住 二児の母。日本語文章能力検定準2級保持。前職のデザイン事務所ではコピーライティング業も経験。現在は...

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「伺います」の意味とは?

「伺います」の基本的な意味

「伺います」には大きく分けて2つの意味があります。
① うかがう(訪問する)の謙譲語 「明日、御社に伺います。」
② うかがう(聞く・質問する)の謙譲語 「一点お伺いしたいのですが、」

今回は①の「訪問する」意味での用例を詳しくみていきましょう。

「伺います」と「行きます」の違い

「行きます」は一般的な訪問を意味しますが、「伺います」はより丁寧な表現で、相手に対する敬意を示します。ビジネスの場では、相手に対する配慮を示すために「伺います」を使うことが推奨されます。

「伺います」の活用シーン

ビジネスでの訪問時

取引先や顧客を訪問する際に、「明日、御社に伺います」といった形で使います。訪問の予定を伝える際に、相手に対する敬意を示すことができます。

電話やメールでの使用

電話やメールで訪問の予定を伝える際にも「伺います」を使います。「来週の会議に伺います」といった形で、相手に対する丁寧な印象を与えることができます。

「伺います」を使う際の注意点

自分の動作に用いる

「伺う」は謙譲語なので、自分や自分側の動作にしか使えません。相手の行為には「いらっしゃる」「お見えになる」などの尊敬語を使います。

意図を明確にして用いる

前述の通り、複数の意味があるため、文脈があいまいだと誤解を生むことがあります。

「伺います」の使い方と例文

訪問の予定を伝える例文

「来週の月曜日に御社に伺いますので、よろしくお願いいたします。」このように、訪問の日時を具体的に伝えることで、相手に安心感を与えます。

「明日の14時にお伺いいたします。よろしくお願いします。」このように「お〜いたします」の形でもよく使われます。

会議出席の例文

「次回のプロジェクト会議に伺いますので、資料の準備をお願いいたします。」会議の出席を伝える際にも、丁寧な印象を与えることができます。

「伺います」への返答方法

訪問を受け入れる場合

「お待ちしております。」や「お越しいただけるのを楽しみにしています。」といった返答が適切です。相手の訪問を歓迎する姿勢を示します。

訪問が難しい場合

「申し訳ありませんが、その日は都合がつきません。」といった形で、丁寧に断ることが重要です。代替案を提示することも考慮しましょう。

「伺います」の類語・言い換え表現

「参ります」との違い

「参ります」も謙譲語ですが、「伺います」よりもやや事務的なな印象を与えます。状況に応じて使い分けることが大切です。

「訪問します」の使い方

「訪問します」は、より一般的な表現で、ビジネス以外の場面でも使われます。相手に対する敬意を示す必要がない場合に適しています。

まとめ

「伺います」は、ビジネスシーンでの訪問を丁寧に伝えるための重要な表現です。正しい意味や使い方を理解し、適切に活用することで、相手に対する敬意を示すことができます。使いすぎに注意し、状況に応じて他の表現と使い分けることが大切です。

 
 

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