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"働き控え"でどのくらい賃金がうしなわれている!?気になる調査結果が発表!【39WeeklyNews Learn&Biz】

2025/07/28

会社員、パート・アルバイト、フリーランス、起業、あるいはSNSを駆使したインフルエンサー活動など、多様な「仕事」が広がる現代。また、多くの選択肢があるなかで、自身のキャリア・生き方をステップアップするための「学び」の重要性も高まっています。

サンキュ!読者の皆さんも、「学び」や「仕事」についていっしょに考えてみませんか?

最新トレンドや社会問題について調査するサンキュ!STYLE取材班が、「学び」と「仕事」に関する情報をご紹介する連載「39WeeklyNews Learn&Biz」。今回は、サンキュ!STYLE 取材班の植松愛実がお届けします。

サンキュ!STYLEライター。本業の気象予報士と副業の料理人、2足のわらじを履く主婦。サンキュ!STYLEで...

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ナンバーワン文房具が決定!総選挙を制したのは…?

文房具
出典:PR TIMES

一般からの投票によってナンバーワンを決める唯一の文房具アワード「文房具総選挙」をご存じでしょうか。家電から文房具までさまざまなアイテムの最新情報を伝える雑誌『GetNavi』とウェブメディア『GetNavi web』が主催し、その年度に発売された最新の文房具のなかから、ウェブ投票により大賞が選ばれます。

13回目となる2025年は、近年注目が高まっている「リスキリング」に役立つ文房具やサステナブルな文房具など74点のノミネートから、コクヨの「大人のやる気ペン」が大賞に輝きました。ふだん使っている筆記具に装着して専用アプリと連携させると、勉強時間が記録され努力を見える化できるというもの。

約8gと軽量で、がんばりに応じてスゴロクが進んだり、キャラクターの着せ替えがゲットできたりとゲーム性も高く、モチベーション維持に貢献する点が評価されたとのこと。孤独になりがちなオトナの「学び」によりそってくれる、デジタルとアナログのいいとこどりをしたこの「大人のやる気ペン」は、クラウドファンディングで3,500万円以上を集めたIoT文房具としても注目されました。

準大賞には、郵便物と宅配便の両方をサッと開けられる、軽量・小型の「2WAYオープナー〈AKELKEY〉」(サンスター文具)、第3位はありそうでなかったサイズ感が使いやすくSNSでも話題になった収納ファイル「こまごまファイル ホワイト」(サクラクレパス)がランクイン。そのほか「書く」部門や「SDGs文房具」部門など部門ごとのランキングも発表され、入賞商品はイオンなどの店頭でも購入可能とのことです。

やっぱり"働き控え"してる?うしなわれた賃金に関する分析結果が公開

グラフ
出典:PR TIMES

扶養や社会保障などの条件が原因で、本当に働きたい時間や日数よりも仕事をセーブしてしまう"働き控え"。近年の働き手不足のなかで「103万円の壁」や「130万年の壁」と呼ばれ注目されていますが、それによって実際どのくらいの賃金がうしなわれているのか、主婦・主夫層の実情や本音をさぐる調査機関「しゅふJOB総研」がアンケート調査を分析した結果を公表しました(有効回答数:773件)。

すると、配偶者控除などの目安である年収103万円や、社会保障の扶養内となる年収130万円などを目安に仕事を選んでいる人は、あわせて全体の49%と半分近くに。一方で、自分の収入を今より増やしたいと思う人は96.7%もいたので、「働きたいけど"働き控え"をしている」人がかなり多いことになります。

また、家庭との両立を考えた場合に「ちょうどよい」と感じる1週間の労働時間は、収入上限があるとした場合には平均で17.3時間であるのに対し、収入上限がなければ26.0時間と、8.7時間も差がある結果に。仮に最低時給の1,055円で考えて年52週間で換算すると、年収にして47万7,282円分の賃金がうしなわれている計算になります。

「103万円の壁」や「130万年の壁」の議論がさかんになっている昨今、多くの人が自分らしく働きやすい制度に落ちついてほしいですよね。

オトナの旅は楽しいだけじゃない!人生に夢中になるヒントがつまった本

書籍
出典:PR TIMES

学生のころは海外旅行と言えば、おもしろい観光地に行っておいしいものを食べて、とにかく楽しむことに夢中だったのが、社会人になってみると、せっかく旅に行くならそこでしか学べないものにふれたい…そんなふうに思うようになるのでは。

そんなオトナの旅と学びのヒントになる本『「旅」「学」「食」で、人生に夢中になろう!』が発売されました。香港出身の著者が、初めての日本留学で意外に思った日本文化や、日本語語学学校で出会った韓国人の友人たちとの交流を通して、違う国・地域の風土から学び吸収したエピソードを紹介。また、オトナのための語学学習のコツや記憶術も解説されています。

家庭や「仕事」があって本格的な留学はむずかしくても、ちょっと旅に出て学んでみたい…そんなオトナの背中を押してワクワクさせてくれる1冊です。

【書籍情報】 書籍:「旅」「学」「食」で、人生に夢中になろう! 著者:梁文浩(Marco Leung) 出版社:パレード 発売日:2025年6月18日 ISBN:978-4-434-36003-9 仕様:四六判/並製/84ページ 価格:1,300円+税

明日がちょっといいミライに!今日のワンステップ

「学び」や「仕事」に関する情報を一歩(ワンステップ)踏み込んで調査!その内容をご報告します。

「文房具総選挙」過去の大賞商品は?調べてみた!

今回の記事でご紹介した「文房具総選挙2025」。すでに13回目ということで、過去の大賞商品をさかのぼって調べてみました。

すると2024年は、漢字の部首「うかんむり」の形をしていることで分厚い参考書でも開いたまま固定しやすい「ウカンムリクリップ」(サンスター文具)、2023年は芯が自動でくり出しつつ回転することで手間とストレスを解消してくれるシャープペン「クルトガ ダイブ」(三菱鉛筆)が受賞。やはり勉強や仕事の効率化が重要なのかなと思っていたら、2022年の大賞は「海のクレヨン」(スカパーJSAT)となっています。え、クレヨン!?

「海のクレヨン」は、衛星写真をもとに世界12ヵ所の海から抽出した色でつくられたクレヨンで、青や緑に近い色もあれば、黄色やピンクのような色も。海の色に対する先入観に一石を投じることで、海や地球環境への関心をかきたてるのがねらいで、文房具というものの役割の広さにおどろかされます。

みなさんの身のまわりの文房具にも、意外と深い世界が眠っているかも!?新たな学びや仕事のアイデアにつながっていくかもしれませんね。

 
 

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