レタスは「品種」で選ばないと損?栄養で選ぶなら〇〇レタスが正解!

2021/07/02

こんにちは。野菜を作る・選ぶ・食べるのが大好きな、サンキュ!STYLEライターのゆかりです。

サラダに使われることの多いレタスですが、その品種を気にして選ぶことはありますか?

なんとなくいつも同じレタスを選んでいるのであれば、もったいない!
レタスは、品種によって栄養価の違いが大きく、向いている料理も違うのです。

この記事では、管理栄養士と食生活アドバイザーの資格を持つ筆者が、レタスの種類ごとの特徴について詳しくご紹介します。

レタスの品種

レタスは地中海や西アジアが原産地とされ、紀元前6世紀には栽培されていたのだとか。
日本食品標準成分表には、6種類のレタスの品種が収録されています。

【レタス】
よく目にする葉が巻いた丸い形(画像参照)/葉がきつく重なっている/シャキッとした食感

【サラダ菜】
中心部のみ葉が巻き、緩く重なっている/厚みがあって甘味がある/やわらかい食感

【リーフレタス(グリーンリーフ)】
葉が開いて緩く重なっている/葉先にかけて縮れや切れ込みがある/ボリューム感がある

【サニーレタス】
リーフレタスと同じ形/葉先に赤紫っぽい色が混じる/やわらかく苦味が少ない

【ロメインレタス(コスレタス)】
縦長に真っすぐ葉が重なる/厚みがありシャキッとした食感/シーザーサラダに多用される

【サンチュ】
ロメインレタスに近い形/韓国料理で多用される/やわらかくクセが少ない

種類ごとの栄養価

6種のレタスは、見た目も食感も様々。
栄養価だって、種類ごとに大きな差があることを知っている人は少ないのでは?


結論から言うと、【レタス】は他の種類よりも栄養が少なく、【サラダ菜】が鉄分・ビタミンE・ビタミンB2・パントテン酸を多く含み、一番栄養が豊富。

他には、【リーフレタス】でカリウム・ビタミンB1・ビタミンB6・ビタミンC、【サンチュ】でマンガン・β-カロテン・ビタミンK・食物繊維が多くなっています。

【サニーレタス】、【ロメインレタス】については、どちらも葉酸が豊富で、【サニーレタス】にはカルシウム・ビタミンB1・食物繊維も多く含まれています。


ちなみに、β-カロテンが100gあたり600μg以上含まれている、【サラダ菜】、【リーフレタス】、【サニーレタス】、【サンチュ】は、緑黄色野菜に当てはまります。

目的別にレタスの種類を選んでみよう!

栄養価で選ぶのであれば、緑黄色野菜に当てはまるレタスの種類を選ぶのが正解。

それでは、調理法で選ぶ場合、レタスの種類によって違いはあるのでしょうか?


基本的には、どのレタスも生食できるのでサラダに使われますが、食感や味を生かし、サラダ以外の用途で使われることもあるのです。

1. 炒め物向き… 【レタス】、【ロメインレタス】
シャキッとした食感を残すため、短時間加熱が基本。レタスはチャーハンに、ロメインレタスはソテーで使われることが多い。

2. サンドイッチ向き… 【サラダ菜】、【サニーレタス】/【リーフレタス】
甘味があってやわらかい食感なので、パンと調和しやすい。/ボリューム感があり、華やかになる。

3. おひたし… 【ロメインレタス】、【サンチュ】
葉物野菜と同様に扱え、シンプルな味付けも合う。

加熱調理は、かさが減ってたくさん食べることができるので、レタス類の大量消費をしたい時にもおすすめです。


いずれのレタスも、保存する場合は、
◆ 葉の水分を拭き取る
◆ 芯や根元部分に湿らせたキッチンペーパーを当てる
◆ ラップをかけたり保存袋に入れて密封する
◆ 野菜室に入れる
のが長持ちさせるコツ。

ぜひ、目的別にレタスの種類を選んだり、食感や味の違いを食べ比べてみてくださいね!

※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

 
 

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