こんにちは。親子で家庭菜園を楽しんでいる、サンキュ!STYLEライターのゆかりです。
家庭菜園をしていると、一番新鮮な野菜の状態を知ることができるので、お店で購入していただけでは知らなかったことに気づくことも。うっかり素手でさわってしまい、痛い思いに驚くこともよくあります…。
この記事では、よく知られているものから、あまり知られていないものまで、トゲで鮮度がわかる野菜についてご紹介します!
なぜ、トゲで鮮度がわかるの?
「きれいなバラにはトゲがある」という言葉を聞いたことがあると思いますが、鮮度がよい野菜にもトゲがあることが!
植物は、自分の子孫を残すため、種が未熟なうちは食べられないように防衛本能を働かせている種類があるのです(元々は持っていたのに、食べやすく品種改良したことで失われたものもありますが)。
なかでも「きゅうり」や「なす」を取るときは、素手で収穫しようとするとケガをする可能性が…。
そのトゲの威力は、品種にもよりますが刺さると声を上げてしまうほどの激痛が走ります!農家さんは、トゲに刺されまくってトゲダコができてしまうこともあるのだとか。
トゲの処理方法は?
きゅうりは、表面にイボ(凸凹)がある品種は、イボの数だけこまかいトゲが潜んでいます。
なすは、花・葉・ヘタの部分に、不規則で大きなトゲが生えています。見るからに鋭いトゲですが、金属のような硬さはなく、収穫から時間が経つと徐々にトゲは消えていってしまうのです。
食感を向上させるために、きゅうりであれば塩を振ってまな板の上で転がす「板ずり」をすればOK。包丁の背を当ててこそげ取る方法もあります。板ずりには、発色を鮮やかにしたり、青臭さを和らげ、調味料のなじみをよくする効果も。
なすは、ヘタではなく実の部分を持つようにし、トゲに気をつけてヘタのつけ根から切り落とせば問題ありません。
鮮度のよいものはケガに気をつけよう!
最近では、食べやすさや扱いやすさの観点から「イボなしきゅうり」や「トゲなしなす」といった品種の生産量が増えてきているのだとか。
また、きゅうりやなすだけでなく、「大根の葉」にも新鮮なうちはこまかいトゲが生えています。同じく、二十日大根とも呼ばれるラディッシュも、小さいながら葉にトゲがあります。生食も可能ですが、気になる場合はどちらもサッとゆでることで食べやすくなりますよ。
知らずに触ってしまってしまうと数日に渡ってチクチク感に悩まされる場合も…。後悔することのないよう、野菜の鮮度とトゲ、種類について覚えておくようにしてくださいね!
★この記事を書いたのは・・・管理栄養士&食生活アドバイザーのゆかり5歳女の子のママ。食材記事の監修、食育サイトの栄養相談や献立作成などで活躍中。食べること、料理することが好きなワーカーホリックです。
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