フルーツのプロが教える!りんごはチルド室で保存が正解!

2021/11/26

フルーツは常温保存しているかたも多いかもしれませんね。じつは、りんごはチルド室で保存するのが正しいのだそうです。

その理由を、野菜ソムリエプロで管理栄養士の小島香住さんに教えてもらいました。

野菜や果物の専門的な知識をもち発信する"野菜ソムリエプロ"。管理栄養士としての意識も活かし、野菜・果物をおい...

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りんごは保存袋にいれてチルド室で保存が正解

りんごは収穫後も呼吸をしていて、エチレンというガスを発生させています。呼吸を続けるにはエネルギーを消費するので、なるべくエネルギー消費を少なくしてあげることが長く保存できるポイントです。

また、りんごはとても乾燥に弱いため乾燥からも守ってあげることが必要です。

りんごは秋~冬に収穫されるフルーツですが、1年中売られているのはCO2濃度や温度を管理した施設で貯蔵することにより、この呼吸をコントロールして長期貯蔵する技術が発達したからなのです。

家庭で保存する場合には、保存袋などにいれてチルド室(0〜5℃)で保存するようにしましょう。

家庭でのりんごの保存方法

(1) りんごはサッと水洗いし表面の水分をふきとったら、ジッパーつきの保存袋に入れる。

(2) 空気を少し抜いてジッパーをとめる。

(3) 冷蔵庫のチルド室に保存する。

りんごの保存期間目安

チルド室で保存したりんごは、品種にもよりますがだいたい3週間~3カ月程度の保存が可能です。

収穫時期の早い早生品種(早生ふじ、つがる、トキなど)ほど保存期間が短く3週間~1カ月、収穫時期の遅い中生~晩生種(ふじ、紅玉、王林、ジョナゴールドなど)になるほど保存期間が長くなり2~3カ月が目安です。

2、3個購入したときにはすぐに食べてしまうと思いますが、箱で購入したときなどにはこちらの保存期間を目安としてみてくださいね。

かしこく保存しておいしく食べよう

りんごは子どもから大人まで年代問わず人気のフルーツ。そのまま食べるのもおいしいですが、サラダに入れたりスイーツにしたりと料理の幅が広いのも魅力ですよね。

日本人はまだまだフルーツの摂取量が少ないと言われています。購入しないかたの中には、傷みやすいという理由も多いのだとか。

上手な保存方法を知っていれば、おいしい状態を長く楽しむことができますよ。
りんごを購入したら、ぜひ保存袋にいれてチルド室で保存してくださいね。



■執筆/小島香住さん…野菜や果物の専門的な知識をもち発信する""野菜ソムリエプロ""。管理栄養士としての意識も活かし、野菜・果物をおいしく食べてキレイに健康に過ごすための情報を発信している。Instagramは@kasumiii.mm。

編集/サンキュ!編集部

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