あなたも間違えているかも!?やってはいけないカブの保存方法
2024/12/06
生ではコリっと、煮込むとトロッとやわらかくなるカブ。シャキシャキした葉もおいしく食べられますが、しなびやすく気づくと黄色く変色していた経験はありませんか?
カブの正しい保存方法を、野菜ソムリエプロで管理栄養士の小島香住さんに教えてもらいました。
間違えてない?NGな保存方法
葉つきで売られていることが多いカブは、そのままの状態で保存してしまうと鮮度低下の原因に。野菜は、収穫後も呼吸を続けているので、葉がついたままだとエネルギーを消費してしまうのです。また、根(白い部分)は成長を続けようと葉から水分や養分を吸収しようとします。そのため、葉はすぐにしなびたり黄色く変色しやすくなるのです。
それぞれの鮮度をキープしておいしく保存するためには、葉を切り落として別々に保存するのがポイント。キッチンペーパーやラップなどを活用して、水分を逃さないようにしておくコツもご紹介します。
カブの正しい保存方法
(1) 葉の根元を包丁で切り落とす。
(2) 葉は、切り口に湿らせたキッチンペーパーを被せてラップで巻き、野菜室で保存する。(できれば立てて保存できるとベスト。)
(3) 根(白い部分)は、乾いたキッチンペーパーで包んでポリ袋に入れ、野菜室で保存する。
別々にしておけば葉の鮮度も保てる
カブの葉はβ-カロテンが豊富な緑黄色野菜。炒めものなど、油と一緒に調理するとβ-カロテンの吸収率が上がります。シャキッと歯応えが良く、大根の葉のような辛味がないので、食べやすいのが特徴です。細かく刻んで、ふりかけにするのもおすすめですよ。
そのまま保存していると、すぐにしなびたり黄色く変色したりしてしまいますが、切り分けて保存しておけば、傷ませて捨ててしまうこともなくなり、料理への活用の幅も広がるでしょう。
正しい保存方法でおいしく保存しよう
カブというとメインで食べるのは根(白い部分)で、葉の部分は保存できずにいたというかたも多いかもしれません。別々に保存しておくことで、鮮度をキープすることができますし、それぞれちがう料理に使う時にも便利ですね。
特に葉の部分は、保存期間がグッと伸びるので、カブを買ってきたらまずは切り分けておくのがおすすめです。わずかな手間ですが、おいしく保存するために忘れずにやっておきましょうね。正しい保存方法を知って、もっとカブを楽しめるようにしましょう。
■執筆/小島香住さん…野菜や果物の専門的な知識をもち発信する野菜ソムリエプロ。管理栄養士としての意識も活かし、野菜・果物をおいしく食べてキレイに健康に過ごすための情報を発信している。
編集/サンキュ!編集部