ダニの被害を減らしたい!ベッドと布団、予防が簡単なのはどっち?
2021/11/15
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被害を最小限にできるのはどっち?
夜寝ている間に刺される事が多いダニ。被害を最小限にするためにはベッドと布団、どちらの方が良いのでしょうか?
今回はそれぞれのメリット・デメリットを紹介しながら、ダニ予防のポイントまで解説します。
布団やベッドのダニ被害は大きく分けて2つ
ダニは小さくて見えませんが、家の中のいたるところに生息しています。その中でもダニの被害が多い場所が布団やベッドです。
人の皮脂やフケをエサとしているチリダニは、寝具に生息することが多いダニです。そして、寝具には、チリダニなどをエサとするツメダニも生息します。
睡眠中に、ダニ刺されによるかゆみや喘息などの健康被害がおこるとダニ駆除は切実な問題になります。
被害1:ダニに刺されてかゆい
家の中で人を刺し、かゆみを引き起こす被害はツメダニが原因です。ツメダニに刺されたところは時間をおいて赤くなり、かゆみが1週間ほど続きます。
被害2:アレルギーで咳や皮膚炎がおこる
生きているダニもアレルギーの原因になりますが、ダニの死骸やフンがアレルギーを引き起こすアレルゲンとなります。空気中に舞い上がったダニや死骸を吸い込むことで、喘息などの症状が出るのです。
ベッドと布団どちらがダニの被害が発生しづらい?
ベッドと布団どちらがよりダニの被害が少ないかというのは、環境によって異なります。もし今、ベッドか布団かの選択をする必要がある場合は、ライフスタイルによりフィットするのはどちらかによって決めるのがよいでしょう。
ベッドのメリットデメリット
<一般的なメリット>
布団の上げ下ろしがないので楽
高齢者には動作が楽
<一般的なデメリット>
布団を収納すると部屋を広く使える
マットレスが重く干すのは一苦労
寝相が悪いと落ちる
「ダニ被害を抑える」という点からのメリットデメリット
最大のメリットはシーツや枕カバーだけでなくベッドパットも洗濯ができるところです。洗濯をしても、生きているダニは残る可能性がありますが、アレルギーの元になるダニの死骸やフンは洗い流せます。
デメリットになるのは重いマットレスです。マットレスの中にもダニは発生します。手間になりますがマットレスの手入れが必要です。
●マットレスのお手入れのポイント
月に一度程度、天気のいい日に部屋に風を入れ、マットレスを立てる
週に一度はマットレスに掃除機をかけ、ダニや死骸・フンを除去する
床板とマットレスの間にもダニが発生するので、床板にも掃除機をかける
布団のメリットデメリット
<一般的なメリット>
布団を収納すると部屋を広く使える
太陽に当てて干せる
寝相が悪くても落ちない
<一般的なデメリット>
床の上を舞うほこりやダニを吸い込む
布団の上げ下ろしに手間がかかる
布団が敷きっぱなしになると畳との間にダニが生息する
「ダニ被害を抑える」という点からのメリットデメリット
メリットは、太陽に当てて干せることです。干した際には、ダニは布団の裏側に移動してしまいます。布団の温度をダニが死滅する50度以上にあげるために、黒い布などをかけて干しましょう。
干すことで布団の湿度を下げることができ、取り入れた後に掃除をかければ死骸やフンを除去できます。
デメリットは、眠る位置が低いため、床の上を歩いた時に舞い上がるホコリとともに死骸やフンを吸い込みやすいことです。
ダニ被害の予防!ベストは布団乾燥機+掃除機
ダニの被害を防ぐ一番の対策は掃除機がけですが、生きているダニは布団の繊維にしがみついて、掃除機では吸いきれません。
そのため、布団乾燥機のダニモードで布団のダニを死滅させてから、裏表に丁寧に掃除機をかける(シングルの敷き布団の片面40秒~1分が目安)のが一番確実なダニ対策です。
●寝具にできるダニ対策!
週に一度はカバー・シーツ・枕カバー・ベッドパッドを洗濯して取り替える
布団を干した後は取り入れ後に裏表に掃除機をかける
風を入れたり、除湿器を使ったりして寝室の湿度を55%以下にする
畳の上に布団が敷きっぱなしになるときは、半分に折りたたみ畳と布団の接面を減らす
布団の下にすのこを敷いて空気の通り道をつくる
布団カバーやシーツを防ダニのモノにする
どちらも大切なのは日頃の掃除機がけ!
ダニの被害を減らしたい時に、参考にできるようにベッドと布団のメリットデメリットと、具体的なダニ対策をご紹介しました。
どっちを選んでも、「掃除機をかける」ことが必要です。ダニ対策に楽できる方法がないのが残念ですが、ライフスタイルにフィットするほうを選んでくださいね。
自分でのダニ駆除はムリと感じたときは、プロの手を借りましょう。速やかにかゆくない環境を取り戻せる一番の近道です。