気になる「あんみつ」のカロリーや炭水化物量とは?食べる際に押さえるべきポイントを紹介
2022/10/24
この記事では「あんみつ」のカロリーについて解説していきます。また、ダイエット中などでカロリーがとくに気になるときに取り入れたい食べ方にもご紹介します。
なお、文中のカロリー値は文末に載せた参考データを基にしています(一部、参考データを基に独自計算をしている場合もあります)。
あんみつを食べると太りやすい?
あんみつは甘みのある和菓子のため、太りやすいのではないかと不安になるかたも多いでしょう。あんみつに使われている食材にはさまざまな効果が期待でき、食べることでメリットもあります。
ただし、あんみつの食べ方によっては太る原因にもなります。では、どういったことに気をつければ太りにくく食べられるのでしょうか。
今回は、あんみつのカロリーや炭水化物量に加え、食べるときに知っておくべきポイントについて解説します。
あんみつ1食分のカロリー
あんみつ1人分(246g)のカロリーは、209kcalです。これは、シロップに浸したみつ豆に粒あんを盛りつけたレシピのカロリーとなっています。
カロリーの大部分を占めているのはみつ豆です。1人分のあんみつに使われるみつ豆は、216gで136kcalあります。さらに、黒蜜、ホイップクリーム、アイスクリームなどをトッピングするとカロリーが高くなっていくため、カロリーを気にされるかたはあんみつのトッピングに注意しましょう。
あんみつの炭水化物量は?
あんみつ1人分(246g)に含まれる炭水化物量は、47.48gです。同じく1人分に含まれる三大栄養素を比べると、タンパク質は4.21g、脂質は0.57gとなっています。このことから、あんみつのほとんどが炭水化物であることがわかります。
これは、材料となるみつ豆や粒あんに、砂糖や果物、白玉粉などが使われているためです。炭水化物量を調整したい場合は、材料を変更したり、食べる量を調整するとよいでしょう。
あんみつを食べることで期待できる効果
ここからは、あんみつを食べることで期待できる効果について紹介しましょう。
あんみつに使われている食材には肥満を防いだり、むくみを解消したりする効果が期待できる栄養素が含まれています。
肥満を予防する
あんみつを食べると、あんこに含まれるサポニンの持つ効果で肥満予防が期待できます。
サポニンとは、あんこの材料である小豆などの豆類に多く含まれる成分です。サポニンには、余計な脂肪が蓄積されるのを抑制する働きがあるため、肥満を防ぐのに役立つでしょう。
免疫力が上がる
あんみつに使われるみかんにはビタミンCが多く含まれていることから、免疫力アップが期待できます。
白血球やリンパ球にはビタミンCが含まれていて、体内に入ってきたウイルスや細菌と戦う身体を守る役割があります。そのため、ビタミンCを摂取すると免疫機能が強まり、病気への抵抗力が期待できるのです。また、ビタミンCはストレスに対抗するアドレナリンというホルモンの生成にも必要です。
ビタミンCはストレスによって消費されやすく、短時間で体外へ排出されやすいため、効果を期待するのであればこまめに摂るといいでしょう。
むくみが解消される
あんみつに使われているあんこにはカリウムが含まれているため、むくみの解消効果が期待できます。
塩分をとりすぎると、体内に水分が溜め込まれやすくなってむくみが起こりやすくなります。この解消に役立つのがカリウムで、体内の余分な塩分や水分を排出する働きがあります。
お腹の調子が整う
あんみつに使われるあんこやみつ豆の寒天には、食物繊維が含まれているため便秘解消効果が期待できます。
食物繊維には、腸内環境を整えたり腸の働きを活発化させる働きがあります。1日に必要な量に対して普段の食事だけでは不足しやすいため、食物繊維を含むあんみつは間食におすすめです。
満腹感を得られる
寒天に含まれる食物繊維は腹持ちも良いため、あんみつを食べると満腹感を得やすくなるでしょう。
寒天に含まれる食物繊維のうち、水に溶けやすい水溶性食物繊維は水分を吸収してふくらむ特徴があり、食べると満腹感が得やすくなります。昼食と夕食の間のおやつとして寒天の入ったあんみつを食べると空腹感が軽減され、夕食の食べすぎ防止が期待できるでしょう。
あんみつを食べるときのポイント
ここでは、あんみつを食べるときに知っておくべきポイントについて解説しましょう。あんみつを食べるとメリットがある一方で、食べ方しだいで太りやすくなる可能性もあります。ダイエット中などでも食べやすくするために、食べ方のポイントを知っておきましょう。
あんこの量を調節する
あんみつのカロリーを抑えるためには、あんこの量を減らしてその分、寒天を増やしましょう。
あんこは肥満防止やむくみ解消が期待できる栄養素を含む食材ですが、あんみつに使われる粒あん(30g)は74kcalあるため、カロリーを少しでも抑えたいかたは量を調整しましょう。
量が少なくて物足りないという場合は、1食分(110g)が3kcalしかない寒天を足すのがおすすめです。低カロリーで食物繊維を含む寒天を増やせば、カロリーは抑えつつ、より満腹感を得やすくなります。
高カロリーなトッピングは控える
あんみつにトッピングをする際は、追加する食材のカロリーに気をつけましょう。
たとえば、アイスクリームはあんみつに人気のトッピングですが、カップ1個(200ml)で315kcalあります。そのため、カップ半分を使うだけでも156~157kcalがあんみつにプラスされてしまうのです。どうしても追加したい場合は、低カロリーな種類を選んだり、スプーン1杯程度の使用量にするなどの工夫をおすすめします。
また、黒蜜大さじ1杯(18g)で32kcal、ホイップクリーム20gで84kcalがプラスされてしまうため、トッピングする際はこれらもできるだけ少なくするようにしましょう。
夜に食べないようにする
あんみつを太りやすい食事にしないためには、夜遅くに食べないようにしましょう。
脳や脂肪細胞にはBMAL-1というタンパク質が含まれており、体内時計の調整をする働きがあります。日中に少なく、夜に増加する傾向があり、体内に脂肪を溜め込もうとする役割があるため、夜にあんみつを食べると太りやすくなるのです。
健康的に摂り入れるのであれば、夜遅くではなく日中にあんみつを食べましょう。
あんみつのカロリーや炭水化物量について知り、食べ方を工夫しよう!
あんみつに含まれる食材の栄養素には、肥満防止や免疫力アップにつながるなどのメリットが数多くあります。
一方で、食べ方には注意が必要です。夜遅くに食べたり、高カロリーなトッピングを多く使ったりすると、太る原因となってしまいます。
あんみつそのものだけでなく、そこで使われる材料のカロリー、炭水化物量、期待できる効果を理解し、食べ方を工夫して健康的に取り入れましょう。