この記事では「天ぷらうどん」のカロリーについて解説していきます。また、ダイエット中などカロリーがとくに気になるときに取り入れたい食べ方などについてもご紹介します。
なお、文中のカロリー値は文末に載せた参考データを基にしています(一部、参考データを基に独自計算をしている場合もあります)。
天ぷらうどんを食べると太りやすい?
熱々のうどんに卵を乗せた月見うどん、甘辛く煮つけた油揚げを乗せたきつねうどんなど、うどんの食べ方はさまざまです。天ぷらうどんも代表的なうどんの食べ方の1つで、エビや野菜の天ぷら、かき揚げなどを乗せたうどんのことをさします。
天ぷらうどんは、うどんと天ぷらがメインであることから、糖質に栄養が偏ったり、脂質をとりすぎてしまったりする傾向があります。
しかし、低糖質のうどんを使ったり、天ぷらの衣を減らしたりなど調理や食べ方を工夫することで、カロリーを気にしているかたでも天ぷらうどんを楽しむことが可能でしょう。
天ぷらうどん1食分のカロリー
うどんにイカやエビの天ぷらを乗せて作った天ぷらうどんのカロリーは、1杯463gあたり435kcalになります。
うどんの量や天ぷらの種類によって、天ぷらうどんのカロリーは変動するでしょう。天ぷらうどんの作り方によってカロリーを抑えられるというのは、覚えておきたいポイントです。
天ぷらうどんの炭水化物量は?
天ぷらうどんに含まれる炭水化物は、1杯463gあたり68.57g(274.28kcal)となっています。炭水化物は糖質と食物繊維に大きく分けられますが、天ぷらうどんの場合は糖質が1杯463gあたり66.39gと炭水化物の大部分を占めています。
一方で、天ぷらうどんに含まれるたんぱく質は1杯463gあたり19.08g(76.32kcal)、脂質は1杯463gあたり7.73g(69.57kcal)になることから、天ぷらうどんに占めるカロリーの大半は炭水化物によるものであることがわかるでしょう。
天ぷらうどんを食べるときのポイント
ここからは、天ぷらうどんを食べるときのポイントを紹介していきます。
カロリーや塩分のとりすぎなどが心配で、天ぷらうどんを食べることを控えていたかたは、ぜひ参考にしてみてください。
低糖質のうどんを選ぶ
天ぷらうどんをつくるときは、低糖質のうどんを選択することで、カロリーを抑えることが可能です。
うどんは小麦粉からつくられるため、糖質のとりすぎが気になるかたもいるでしょう。前述したとおり、炭水化物が天ぷらうどんのカロリーの大部分を占めていることから、これを減らすことで全体のカロリーを低くすることができます。
そこでおすすめなのが「低糖質うどん」の使用です。低糖質うどんには、通常のうどんと比べてカロリーを約30%カットするものもあります。低糖質うどんを選ぶことで、天ぷらうどんのカロリーオフが実現できるでしょう。
天ぷらの衣を薄くする
天ぷらうどんをつくるときは、天ぷらにつける衣を薄くするのがおすすめです。
衣の厚い天ぷらは、衣が薄い天ぷらと比べて、揚げているときにより多くの油を吸収するため、カロリーが高くなる傾向があります。また、揚げたあとに油切りが不十分でも、余分な油が天ぷらに残ってしまい、カロリーが高くなってしまうでしょう。
天ぷらうどんの天ぷらを揚げるときは、衣を薄くして油をよく切るようにするとよいでしょう。
吸油量の少ない揚げ油を使う
天ぷらをつくるときは、吸油量の少ない揚げ油を使うとよいでしょう。
炭水化物、たんぱく質、脂質の三大栄養素のなかで、1g当たりのカロリーがもっとも高いのが脂質です。そのため、天ぷらを揚げるとき吸油量の少ない油を使うことで、カロリーオフが実現できるでしょう。
吸油量の少ない油はカラッとした揚げ上がりになることから、余分な脂質をカットするだけでなく、揚げ物のおいしさもアップするでしょう。
だし汁を飲み干さない
天ぷらうどんのだし汁は、飲み干さないように注意しましょう。
厚生労働省によると、推奨される1日の塩分摂取量は、健康な成人男性で7.5g未満、健康な成人女性で6.5g未満とされています。天ぷらうどんの塩分は、1杯463gあたり6.53g含まれているため、だし汁まで残さず食べてしまうと塩分のとりすぎになってしまいます。
塩分にはナトリウムが含まれており、過剰に摂取することで血圧が上昇し、むくみや高血圧などを引き起こす原因となる可能性があるため、注意しましょう。
コシのあるうどんを選ぶ
天ぷらうどんはコシのあるうどんを選び、よく噛んで食べるとよいでしょう。
しっかり噛んで食べることのメリットは、食べ物を噛んでこまかくすることにより消化を助ける、脳の満腹中枢が刺激されることで少量でも満腹感を得やすいことが挙げられ、それにより早食い予防の効果も期待できます。
厚生労働省の調査では、早食いの傾向があるかたほど肥満度が高いといった結果もあるため、天ぷらうどんはコシのあるうどんを選び、十分に噛んで食べるようにしましょう。
天ぷらの具材を工夫する
天ぷらうどんに乗せる天ぷらの具材を工夫してみましょう。
天ぷらうどんに使う天ぷらは、エビ、野菜、かき揚げなどバリエーション豊かで、食材によって油の吸いやすさや食べたときに得られる効果が異なります。
かぼちゃなどの野菜やかき揚げは、揚げるときに油を吸収しやすいため、カロリーを気にしている場合は避けたほうがよいでしょう。
また、ダイエットなどをしていると肌トラブルも気になるでしょう。ダイエット中などは身体に必要な栄養分が不足しやすいです。たとえば、ビタミンB群は細胞の再生を促す効果があるため、不足すると肌トラブルに繋がります。
そこでおすすめなのがエビです。エビに含まれる「アスタキサンチン」という成分には抗炎症作用があり、肌トラブルを改善させる効果があるといわれています。肌の状態が気になる方にとって、エビの天ぷらはよい具材となるでしょう。
自分が得たい効果に合わせて、天ぷらの具材を選択するのがおすすめです。
天ぷらうどんのカロリーや炭水化物量について知り食べ方を工夫しよう!
天ぷらうどんは、エビやイカなど、さまざまな種類の天ぷらを乗せて食べるタイプのうどんです。
うどんが主体なので、含まれる炭水化物量が気になるところですが、低糖質のうどんを使うことで炭水化物量を抑えられるでしょう。天ぷらにする具材も上手に選択することで、肌トラブルの改善など、プラスの効果を得られる可能性があります。
天ぷらうどんのカロリーや炭水化物量を正しく知り、食べ方を工夫するための参考にしていきましょう。