健康食品ミルフィーユ。キャベツの葉、シソの葉、牛肉などで作られた料理

気になる「ミルフィーユ鍋」のカロリーや炭水化物量とは?食べる際に押さえるべきポイントを紹介

2022/03/16

この記事では「ミルフィーユ鍋」のカロリーについて解説していきます。また、ダイエット中などカロリーがとくに気になるときに取り入れたい食べ方などについてもご紹介します。

なお、文中のカロリー値は文末に載せた参考データを基にしています(一部、参考データを基に独自計算をしている場合もあります)。

ミルフィーユ鍋を食べると太りやすい?

ミルフィーユ鍋とは、白菜の間に豚肉を挟み、層状にして作る鍋料理です。この名称は、クリームと薄いパイ生地を交互に重ねて作るフランスのお菓子「ミルフィーユ」に由来し、別名「白菜と豚肉の重ね蒸し」とも呼ばれます。

ミルフィーユ鍋は、白菜と豚肉のみで作るのが基本のシンプルな鍋料理です。炭水化物量も少なめで、ダイエット中やカロリーを気にしている人でも取り入れやすいといえるでしょう。

しかし、具材や調味料の選び方によってはトータルの摂取カロリーが高くなる可能性があるため、注意が必要です。

ミルフィーユ鍋1食分のカロリー

白菜と豚肉を交互に重ねて、しょうゆ、みりん、かつお昆布だしなどを使って味つけしたミルフィーユ鍋1食分(255.3g)のカロリーは、217kcalになります。

具材である白菜(75g)は、11kcalしかなくカロリーのほとんどが豚肉(38g)147kcalとなっています。調味料のみりん(13.5g)は糖質量が高くなるため日本酒、醤油よりもカロリーが高くなっています。

ミルフィーユ鍋の炭水化物量は?

ミルフィーユ鍋1食分(255.3g)中に含まれる炭水化物量は10.75gで、これは43kcalに相当します。炭水化物は糖質と食物繊維に大別されますが、ミルフィーユ鍋1食分中に含まれる炭水化物は、糖質が9.68gで、食物繊維が1.07gです。

三大栄養素には、炭水化物のほかにタンパク質と脂質があります。ミルフィーユ鍋1食分中に含まれるタンパク質量は7.48gで29.92kcal、脂質量は13.25gで119.25kcal相当であることから、ミルフィーユ鍋に占めるカロリーの大半は脂質由来であることがわかります。

これは、ミルフィーユ鍋に使われている豚肉(38g)に脂質が13.15g含まれているためです。

ミルフィーユ鍋を食べることで期待できる効果

ここからは、ミルフィーユ鍋を食べることで期待できる効果について紹介していきます。

ミルフィーユ鍋は調理にそれほど手間がかからないにもかかわらず、1食で白菜と豚肉の栄養を手軽に摂取できる料理です。ミルフィーユ鍋を食べて得られる効果を知り、献立を決める際の参考にしてみてください。

疲労回復を促す

ミルフィーユ鍋を食べることで、疲労回復を促す効果を得ることが期待できます。

それは、疲労回復に有効なビタミンとして知られている「ビタミンB1」を多く含んだ豚肉を具材として使用しているからです。ビタミンB1は、体内で糖質を燃焼させてエネルギーに変換する作用があることから、疲労回復の促進に効果を発揮すると考えられているのです。

そのため疲れがたまってきたときはミルフィーユ鍋を食べて、食事の面からも疲労回復にアプローチしていきましょう。

身体機能を維持する

豚肉には、体の元となるタンパク質が含まれているため、ミルフィーユ鍋を食べることによって身体機能を維持することに役立つ効果が期待されています。

人間の体を構成する髪、皮膚、血液などは、タンパク質が元となって作られています。体の機能を正常に保って健康を維持するため、体を構成するタンパク質は代謝によって定期的に新しいものに入れ替わっているのです。

血圧が上がりにくい

ミルフィーユ鍋を食べることで期待できる効果として、血圧を上がりにくくするというものがあります。

鍋の具材である白菜は、カリウムが多く含まれている野菜です。カリウムには余分な塩分を体外に排出する作用があるため、体内の塩分量を調節して血圧を上がりにくくする効果が期待できるでしょう。

ミルフィーユ鍋を食べるときのポイント

豚肉と白菜の鍋を準備します。
istock-tonko/gettyimages

ダイエット中や食事のカロリーを気にしている人にも取り入れやすいミルフィーユ鍋ですが、食べ方によってはカロリーオーバーにつながるので注意が必要です。

ここからは、ミルフィーユ鍋を食べるときのポイントについて紹介していきます。食べ方のポイントを押さえて、ミルフィーユ鍋を楽しみましょう。

白菜をたくさん入れる

ミルフィーユ鍋では、白菜をたくさん入れるようにしましょう。

前述もしましたが、白菜は75gで11kcalしかないため白菜の量を増やして鍋のかさを増し、その分豚肉の量を減らせば、ミルフィーユ鍋全体のカロリーを低く抑えられるでしょう。

ダイエット中やカロリーに注意している人は、白菜を多くして豚肉を少なめに抑えたミルフィーユ鍋を作ることがおすすめです。

調味料を工夫する

ミルフィーユ鍋を作るときは、味が濃くなりすぎないように調味料を工夫しましょう。

濃い味つけでは、鍋といっしょに食べるごはんなどの食が進み、結果としてカロリーや炭水化物の摂取量が多くなってしまう可能性があります。

また味が濃いと塩分摂取量も増えやすくなるため、ミルフィーユ鍋に使う調味料は控えめにし、出汁や豚肉の旨味を活かした薄味にするとよいでしょう。

低カロリーのタレを選ぶ

タレをつけてミルフィーユ鍋を食べるときは、低カロリーのタレを選ぶようにしましょう。

たとえば「ごまだれ」は大さじ1(14.9g)で28kcalですが、一方で「ポン酢」は大さじ1(18g)で10kcalとなります。タレとして使用するのであれば、ごまだれよりもカロリーの低いポン酢が適しています。

カロリーが気になる場合は、ミルフィーユ鍋自体に味つけもしているためそもそもタレを使わないことがおすすめです。しかしどうしてもタレをつけて食べたいときは、カロリーが低いものにするとよいでしょう。

豚肉は脂質が少ない部位を選ぶ

ミルフィーユ鍋に使う豚肉は、脂質が少ない部位を選ぶとよいでしょう。豚肉は、部位によって含まれている脂質の量が異なります。

たとえば「豚バラ肉」100g中に含まれる脂質は34.6gで、全体のカロリーは386kcalです。一方「豚もも肉」100g中に含まれる脂質は10.2gで、全体のカロリーは183kcalと、豚バラ肉と比べて脂質、カロリーともに低い数値となっています。

ミルフィーユ鍋の豚肉は脂質の少ない部位を使い、カロリーを抑える工夫をしていきましょう。

よく噛んで食べる

ミルフィーユ鍋を食べるときは、ゆっくりよく噛んで食べることを心がけていきましょう。

ミルフィーユ鍋は白菜と豚肉が柔らかく咀嚼回数が少なくなりがちなため、意識的にゆっくりよく噛んで咀嚼回数を増やしましょう。よく噛んで食べることには、少量の食事でも脳が満腹感を感じやすくなる効果があるため、食べ過ぎを防ぎやすくなります。

また、早食いの習慣がある人は太りやすいといった研究報告もあるため、ミルフィーユ鍋を食べる際は、ゆっくりよく噛むことを意識するとよいでしょう。

ミルフィーユ鍋のカロリーや炭水化物量について知り食べ方を工夫しよう!

白菜と豚肉を何層にも重ねて作るミルフィーユ鍋は、炭水化物量が低めで、ダイエット中でも取り入れやすい料理です。

疲労回復の促進や、血圧を上がりにくくするなど、食材の持つ栄養素によって体に役立つ効果が得られるのもミルフィーユ鍋の魅力といえます。しかし具材の選び方によっては、塩分量やカロリーが高くなる可能性があるため、注意が必要です。

ミルフィーユ鍋のカロリーや炭水化物量について正しく知って、食べ方を工夫する参考にしていきましょう。

※参考にしたサイト

 
 

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