気になる「鰹節」のカロリーや炭水化物量とは?食べる際に押さえるべきポイントを紹介
2022/03/15
この記事では「鰹節」のカロリーについて解説していきます。また、ダイエット中などカロリーがとくに気になるときに取り入れたい食べ方などについてもご紹介します。
なお、文中のカロリー値は文末に載せた参考データを基にしています(一部、参考データを基に独自計算をしている場合もあります)。
鰹節を食べると太りやすい?
鰹節は、出汁を取ったり、おひたしに使ったりと使い方はさまざまで、日本料理に欠かせない食材の1つです。
鰹節は、脂の乗ったカツオを加工しているため、カロリーも高いと言えます。また、鰹節は、炭水化物と味の相性もよく、白飯やうどんなどの主食を食べすぎる可能性があるため、カロリーが気になるかたは気をつけましょう。
ここからは、鰹節のカロリーや食べるときのポイントについてご紹介していくため、料理に鰹節を使うかたは参考にしてください。
鰹節1食分のカロリー
鰹節1本分(300g)では、1068kcalと多く感じますが、小鉢1杯分のほうれん草のお浸し(94g)で使用する鰹節(1.5g)のカロリーは、6kcalです。
料理に使う鰹節は、上にのせる程度のものが多いです。量によって、カロリーの変動はありますが、ふだんの料理での使用ならば、とくにカロリーを気にしすぎる必要はないでしょう。
鰹節の炭水化物量は?
鰹節1本分(300g)の炭水化物量は、2.4gです。また、小鉢1杯分のほうれん草のお浸し(94g)で使用する鰹節(1.5g)は0.01gになります。
料理にのせる鰹節の量はわずかですが、おかかのおにぎりや、出汁としてうどんなどといっしょに食べられることもあり、主食との相性もよいと言えるでしょう。主食の食べすぎによって、炭水化物を多くとってしまうという可能性もあるため注意が必要です。
鰹節の種類
鰹節には、荒節と本枯節の2種類があり、それぞれ加工の工程や味わいが異なります。
荒節は、燻し乾燥させた状態の鰹節のことを言います。カビづけをしていないため、表面が黒く鰹の味が強いです。
荒節にカビ付け・乾燥させたものが枯節で、枯節にさらに、カビづけを繰り返したものが本枯節。5回ほどのカビづけを行うと香りと味わいがより一層よくなり、とてもまろやかになります。
鰹節を食べるときのポイント
出汁を取ったり、副菜にそえたりなど、鰹節には用途がさまざまあるため、多くの家庭で使用されているでしょう。
ここからは、鰹節を食べるときのポイントをいくつかご紹介していきます。ポイントを押さえて、鰹節をおいしく食べながら、栄養を摂取しましょう。
ふだんの食事に少したす
1つ目のポイントは、ふだんの食事に少したすということです。鰹節には、食事でしか摂取できない9種類の必須アミノ酸や、カルシウムなどの栄養素が含まれています。いつもの食事に少したすことで、簡単に多くの栄養を摂取することができます。
また、魚臭さも少ないため、魚が苦手なかたでも食べやすいでしょう。
野菜といっしょに食べる
鰹節や鰹節を使った出汁には、プリン体が含まれているため、野菜といっしょに食べることも大事なポイントです。
プリン体は痛風の原因となる、尿酸を体内で作り出しています。尿酸は、アルカリ性と中性によく溶けます。尿酸の排出を促進するために、かぼちゃやほうれん草などのアルカリ性食品である野菜といっしょに食べるとよいでしょう。
だしがらも残さず食べる
鰹節で、だしを取り終わっただしがらには、アミノ酸などの栄養素が残ったままです。そのため、だしがらも捨てずに残さず食べることも大事なポイントです。
だしがらをふりかけにするなどのアレンジをして、鰹節の栄養を残さず摂取しましょう。
鰹節のおすすめアレンジレシピ
健康やカロリーが気になるかたでも、取り入れやすい鰹節のアレンジレシピをご紹介していきます。
鰹節には、必須アミノ酸、ビタミンやカルシウムなど多くの栄養素が含まれているため、鰹節を上手く摂取することを意識しましょう。
おすすめレシピ1:しっとりかつおふりかけ
出汁に使ったり、そのままふりかけたりすることが多い鰹節ですが、煎ることで香ばしさが増し、よりおいしく食べられます。だしを取ったあとの鰹節を使用するため、むだもないですし、鰹節に含まれる栄養素もしっかり摂取することができるでしょう。
また、お米との相性も抜群でおすすめのアレンジレシピです。
おすすめレシピ2:シシトウのおかか詰め焼き
鰹節を醤油などで味つけしておかかにしても、おいしく食べることができます。おかかを作っておくだけで、料理のアレンジ幅も広がるでしょう。
調理時間は、15分ほどで少し手間がかかりますが、お弁当などにいれることで彩りを加えることができます。
鰹節のカロリーや炭水化物量について知り食べ方を工夫しよう!
料理1食分に使用する鰹節の量は、少ないことが多いですが、出汁などのさまざまな料理に使われているため、食べすぎには注意が必要でしょう。また、プリン体も含まれているため、野菜といっしょに食べることを心がけましょう。
鰹節は、必須アミノ酸やビタミンやカルシウムなど多くの栄養素を含んでおり、食べ方を工夫することで、より効果的に食べることが可能です。