この記事では「魚肉ソーセージ」のカロリーについて解説していきます。また、ダイエット中などカロリーがとくに気になるときに取り入れたい食べ方などについてもご紹介します。
なお、文中のカロリー値は文末に載せた参考データを基にしています(一部、参考データを基に独自計算をしている場合もあります)。
魚肉ソーセージを食べると太りやすい?
スケソウダラなどの魚を原料としている魚肉ソーセージは、タンパク質やカルシウムなどを含んでいるため、健康に気を使いたい方にとっても魅力的な食材と言えるでしょう。
しかし、同じ魚を原料としているちくわよりもカロリーが高い傾向にあるため、食べ過ぎてしまうと太る原因になる可能性もあります。
では、魚肉ソーセージのカロリーや栄養素は具体的にどのようなもので、どういったことに気をつけるとよいのでしょうか。この記事では、魚肉ソーセージの具体的なカロリーや炭水化物量、食べる際に知っておくべきポイントについても解説します。
魚肉ソーセージ1食分のカロリー
魚肉ソーセージのカロリーは、1本90gあたり145kcalです。これはスケソウダラなどの魚を原料にした魚肉ソーセージのカロリーとなっています。
また、同じ魚を原料としているちくわのカロリーと比較すると、1本30gあたり36kcalとなっているため、魚肉ソーセージの方がカロリーが高いということがわかるでしょう。
同量で比較した場合でも、ちくわのカロリーは、90gあたり109gとちくわの方がカロリーが低いため、魚肉ソーセージを食べるときは、注意しましょう。
魚肉ソーセージの炭水化物量は?
魚肉ソーセージの炭水化物量は、1本90gあたり11.34gです。
炭水化物の一部である糖質は、90gあたり11.34gとなっていることから、糖質が炭水化物のすべてを占めていることが分かるため、糖質制限中などのかたは、注意しましょう。
また、食塩相当量は90gあたり1.89gと塩分が含まれているため、食べすぎによる塩分の過剰摂取にならないように気をつけることをおすすめします。
魚肉ソーセージを食べるときのポイント
ここからは、魚肉ソーセージを食べるときのポイントを解説していきます。
魚肉ソーセージは、カルシウムなどが含まれている魅力的な食材ですが、製品の選び方や調理方法を工夫することで、さらに取り入れやすくなるため、参考にしてみてください。
特定保健用食品のものを選ぶ
魚肉ソーセージを選ぶ際は、通称「特保(トクホ)」と呼ばれる特定保健用食品のものがおすすめです。
特定保健用食品とは、生理学的機能などに影響を与える保健機能成分を含む食品のことです。科学的根拠を示したうえで審査を受け、消費者庁長官から許可をもらうことで、特定の保健の用途に適する旨を表示できます。
つまり、曖昧な根拠ではなく、健康への有効性や安全性が国に認められた食品ということです。
魚肉ソーセージのなかには、この特定保健用食品の「疾病リスク低減表示」が認められたものもあるため、自分の体質などに合わせて選ぶとよいでしょう。
調味料を控える
魚肉ソーセージには塩分が含まれているため、調理する際は調味料を控えめにしましょう。
前述したように、魚肉ソーセージ90gに含まれる食塩の量は、1.89gです。WHO(世界保健機関)は、成人が1日に摂取する食塩の目標量を5g未満としているため、魚肉ソーセージ1食で1日に摂取する食塩量の40%近くまでとることになってしまいます。
醤油や塩を加えて調理すると、さらに塩分が増えてしまうため、塩分の過剰摂取にならないように調味料は控えめにすることをおすすめします。
また、塩分に含まれているナトリウムを過剰に摂取すると、血圧が急上昇してしまい、高血圧などの生活習慣病につながる可能性もあるため、注意しましょう。
きのこ類といっしょに食べる
魚肉ソーセージを食べるときは、きのこ類といっしょに食べましょう。きのこ類には、ビタミンDが多く含まれており、体内でのカルシウム吸収を助ける働きがあります。
製品によって量は異なりますが、魚肉ソーセージにはカルシウムが含まれているため、きのこ類といっしょに食べることで、魚肉ソーセージ単体で食べるよりもカルシウムを体内に吸収しやすくなるでしょう。
また、厚生労働省では、ビタミンDにおける1日の摂取の目安量を18歳以上の男女ともに8.5μg、耐容上限量を100μgと定めているため、健康にも気を使いたいかたは参考にしてみてください。
ウインナーの代わりに食べる
食事のカロリーを抑えたいなら、ウインナーの代用として魚肉ソーセージを食べましょう。
魚肉ソーセージのカロリーは、100gあたり161kcal、羊や豚の腸などが原料であるウインナーのカロリーは、100gあたり321kcalとなっています。
そのため、朝食のウインナーを魚肉ソーセージにしたり、ウインナーを使ったメニューを魚肉ソーセージで代用したりすれば、カロリーを抑えられるでしょう。
魚肉ソーセージのおすすめアレンジレシピ
ここからは、魚肉ソーセージを使ったおすすめのアレンジレシピを紹介していきます。
和食にも洋食にも合う魚肉ソーセージを使ったレシピは、どれも手軽に作れるので、ぜひ試してみてください。
おすすめレシピ1:ブロッコリーのゴマ酢和え
和食献立に魚肉ソーセージを使った副菜を加えるなら、ブロッコリーのゴマ酢和えがおすすめです。マイルドな酸味とゴマの風味が食欲をそそります。
また、ブロッコリーと魚肉ソーセージの色合いもきれいなため、献立に彩りを添えたいときにもぴったりでしょう。
おすすめレシピ2:ソーセージのベリーソースがけ
魚肉ソーセージで洋食の献立を作るなら、ソーセージのベリーソースがけがおすすめです。フランボワーズソースを使っており、魚肉ソーセージがおしゃれなおかずに変わります。
手軽に調理できるため、おつまみやお弁当にもおすすめの一品でしょう。
魚肉ソーセージのカロリーや炭水化物量について知り食べ方を工夫しよう!
魚肉ソーセージは、タンパク質を摂取できる魅力的な食材です。ただ、塩分を含んでいるため、調理の際は調味料を控える工夫が必要となります。また、カルシウムを吸収しやすくするために、きのこ類といっしょに食べることをおすすめします。
魚肉ソーセージのカロリーや栄養素を理解し、食べ方を工夫して食事に取り入れてみましょう。