玉二二二 (ビーフテンドンシチュー)

【管理栄養士監修】気になる「牛すじ」のカロリーや炭水化物量とは?食べる際に押さえるべきポイントを紹介

2023/01/06

この記事では「牛すじ」のカロリーについて解説していきます。また、ダイエット中などでカロリーがと気になるときに取り入れたい食べ方についてもご紹介します。

なお、文中のカロリー値は文末に載せた参考データを基にしています(一部、参考データを基に独自計算をしている場合もあります)。

管理栄養士、食生活アドバイザー。一女のママで出張料理、料理教室、講演、栄養相談も手掛けるほか、ライターとして...

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牛すじを食べると太りやすい?

牛すじは、高たんぱく低脂肪の食材でコレステロールの含まれる量も少ないため、筋肉を増やしたい人やダイエット中の人にとって味方となる食材です。

主に煮込み料理やおでんなどの具材として利用されますが、そのままでは硬いため長時間ゆでるなどの下処理が必要です。下処理済みの牛すじとして売られていることもあるため、そういったものを利用すると簡単に牛すじ料理を楽しむことができるでしょう。

牛すじ1食分のカロリー

牛すじは、100gあたり155kcalです。牛すじ煮込みの場合、1食分(489g)には牛すじが125g程度使われており、それだけで194kcalに相当します。

肉の中ではカロリーが低くなっていますが、牛すじを使った料理には牛すじ煮込みやビーフカレーなどのカロリーが高くなりやすい料理が多いため、注意が必要です。

牛すじの炭水化物量は?

牛すじには炭水化物が含まれておらず、たんぱく質が28.3g、脂質が4.9g含まれていることから、三大栄養素のなかではたんぱく質が大きな割合を占めています。

牛すじを食べる際は、糖質を気にすることなく、たんぱく質を多く摂取することが可能です。

牛すじを食べるときのポイント

ビーフシニューシチュー料理
yasuhiroamano/gettyimages

牛すじをおいしく食べるためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。

ここでは、牛すじを食べるときに知っておきたいポイントについて解説します。ポイントを理解し、牛すじの料理をつくったり食べたりする際に活かしていきましょう。

しっかりと下処理する

牛すじは煮込み料理によく使われる食材ですが、アクが多く出やすいため下処理を入念にする必要があります。手を抜いて下処理せずにそのまま煮込んでしまうと、料理全体に独特な臭みがついたり、料理の色が変わる原因となるでしょう。

牛すじの下処理は、水と一緒に鍋に入れて沸騰させて煮立て、アクが多く出てきたら一度湯を捨て、牛すじについているアクを洗い流します。その後、新しい水に入れてしょうがなどと一緒にやわらかくなるまで煮込むと、料理をおいしく仕上げられます。

圧力鍋で調理する

牛すじは、硬さのある腱が含まれているため、長時間煮込まないとやわらかくなりません。ただし、圧力鍋で下処理すればあまり時間をかけずにやわらかくすることが可能です。

圧力鍋を使う場合は、一度煮てアクを洗い流した後、30分程度の加圧で済むことが多くなっています。圧力鍋の種類や牛すじの状態によって加圧する時間は変動するため、圧力鍋の使い方やレシピに従って調理することをおすすめします。

砂糖を使うレシピに注意する

牛すじを使う煮込み料理には、味の濃いものが多く、砂糖を使って甘辛く味つけするレシピもあります。牛すじに糖質は含まれていませんが、味つけで砂糖を使ってしまうと摂取する炭水化物(糖質)の量が多くなりやすいため、ダイエット中や糖質制限中のかたは注意が必要です。

少しでも炭水化物(糖質)を減らしたい場合は、糖質オフタイプの甘味料を使うなどの工夫をするといいでしょう。

バランスよく食べる

牛すじの栄養素には炭水化物が含まれていないため、糖質制限中の人に向いている食材といえるでしょう。ただし、牛すじばかりを食べるのではなく、牛すじ以外の食材も食べる必要があります。

食品から摂った栄養素は、体内で互いに作用しあって体をつくり上げたり、健康の維持に役立ちます。そのため、牛すじだけではとれない栄養素を多く含むブロッコリーやにんじんなどの緑黄色野菜などをはじめ、栄養素が偏らないようにいろいろな食材と一緒に食べるようにしましょう。

牛すじのおすすめアレンジレシピ

牛すじといえば、煮込み料理や鍋料理、スープやカレーに使われることが多い食材です。具材としての役割だけでなく、出汁の役割も果たしてくれます。

ここでは、定番の牛すじ料理ではなく、アレンジを加えた料理を紹介します。牛すじを使った、ちょっと変わった料理にチャレンジしたいというときの参考にしてください。いつもと違うアレンジで、牛すじを取り入れる機会を増やしてみるのもおすすめです。

おすすめレシピ1:牛すじ肉のバルサミコ酢

出典:E・レシピ

「牛すじ肉のバルサミコ酢」では、煮込む際にバルサミコ酢を使うことで、とろとろの柔らかい牛すじに仕上げることができます。

バルサミコ酢と一緒にワインなども使用するため、ご家庭で本格的な洋食を楽しみたいときに作ってみてはいかがでしょうか。
煮込みには何種類もの野菜やきのこも入るため、バランスよく食べることができるでしょう。

おすすめレシピ2:牛スジの塩コショウ炒め

出典:E・レシピ

「牛スジの塩コショウ炒め」は下処理済みの牛すじを使うため、調理時間は10分ほどでできあがります。下処理が面倒だったり、時間がなかったりする場合は、下処理済みの牛すじを購入すれば調理時間を短縮してつくりやすくなるでしょう。

「牛スジの塩コショウ炒め」は、シンプルにハーブソルトで炒めるだけなので、糖質の摂取を気にせずに取り入れやすくなっています。サラダ感覚で野菜も一緒に食べられるため、ダイエット中などにとくにおすすめのレシピです。

牛すじのカロリーや炭水化物量について知り、食べ方を工夫しよう!

牛すじは、下処理の手間は必要ですが、炭水化物量を気にせずにたんぱく質を多く摂取できる食材です。牛すじを食べる時は、野菜などのほかの食材と組み合わせ、バランスよく栄養を摂取できるように工夫するとよりよいでしょう。

下処理済みの牛すじも売られているため、それを利用すれば手軽に牛すじ料理をつくることも可能です。自分の生活スタイルに合わせて、うまく取り入れてみましょう。

■記事監修・・・

管理栄養士・ゆかりさん

管理栄養士、食生活アドバイザー。一女のママで出張料理、料理教室、講演、栄養相談も手掛けるほか、ライターとしても活動。

※参考にしたサイト

 
 

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