野菜のプロが教える「キャベツのコールスロー」ベチャッとならない基本の作り方

2021/10/23

野菜ソムリエプロで管理栄養士のサンキュ!STYLEライター小島香住です。
キャベツのコールスローサラダは、さっぱりした味つけでお肉料理ともよくあいますよね。マヨネーズなどの調味料と和えると水がでてベチャっとしてしまい、せっかくのサラダがおいしくなくなってしまうことありませんか?
キャベツの下処理をきちんとしておくと、時間が経っても水が出ずつくりおきサラダにすることもできるようになるのです。

今回は、基本のレシピだからこそちゃんと知っておきたいコールスローのつくりかたをご紹介します。

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キャベツの「切り方」と「塩分量」がポイント

水がでてしまう原因は、キャベツと調味料の塩分濃度のちがい(浸透圧)でキャベツの水分が外へでてしまうから。調味料と和える前に、キャベツの余計な水分をなるべく出しておけば防げるのです。
そのためには、キャベツの「切り方」と塩もみする際の「塩分量」がポイントに。

仕上がりが水っぽくならないので、味つけに使うマヨネーズも少量ですむようになります。

材料

・キャベツ  1/4玉(250g)
・塩     小さじ1弱(5g)
・ロースハム 3枚
・コーン   50g
・マヨネーズ 大さじ1
・レモン果汁 小さじ1

つくりかた

POINT:キャベツの繊維を断ち切るように切ると、切り口から水分が出やすくなります。

(2) ポリ袋にキャベツと塩を入れる。

POINT:塩はキャベツに対し2%で直接加える。塩水に浸すやりかたもありますが、直接加える方が水を出しやすく、下味をつける効果もあります。

(3) 塩を全体にいきわたらせるように袋をふったら、空気をぬいてかるくもむ。

(4) 5分ほどおいたら、ポリ袋の角をきりおとして水をしぼりだす。

POINT:傾けただけでかなりの水分がでてきますが、最後までしっかりしぼりましょう。

(5) ボウルにしぼったキャベツ、短冊切りにしたハム、コーン、マヨネーズ、レモン果汁を入れる。

(6) 全体を混ぜ合わせたら完成。

キャベツの下処理ひとつで仕上がりが変わる

切り方や塩分量などのこまかな部分が仕上がりに大きく影響するのが、料理のむずかしさでもありおもしろいところ。
ベチャっとならないサラダにするためには、キャベツの余計な水分を出しておくことが大切です。水がでないぶん、調味料も控えめですむのもうれしいですよね。

つくりおきには不向きなコールスローサラダも、このつくりかたであれば2~3日はおいしく食べることができますよ。


◇記事を書いたのは・・・小島香住(こじまかすみ) 野菜ソムリエプロ/管理栄養士
野菜・果物をおいしく食べて、キレイに健康に!
食品メーカーでの営業・商品企画開発・メニュー開発などの勤務を経て、現在は2歳の男の子の育児をしながら、WEBサイトやSNSで野菜・果物の情報を発信。セミナー講師としても活動している。

※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

 
 

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