電子レンジの汚れは重曹を使えば簡単!掃除のプロが教える本格掃除術
2023/12/13
電子レンジの庫内は、知らないうちに結構汚れがついているもの。汚れが残っているまま日々使っていると、汚れまで温められ、そして冷めてを繰り返し、より頑固な汚れに成長していきます。
ハウスクリーニング士の坂田亜希さんに、身近な重曹を使ってしっかりキレイになる掃除術を教えてもらいました。
電子レンジ掃除の準備物
電子レンジ掃除に必要なものは、「耐熱皿」「計量カップ」「計量スプーン」「マイクロファイバークロス2枚」そして洗剤は「重曹」です。
身近にある重曹でしっかり電子レンジを掃除していきます!
電子レンジ掃除 手順その1
まずは耐熱皿に水を200ml入れます。重曹は水100mlに対して小さじ1杯入れるので、今回は小さじ2杯入れます。水の中に重曹を入れたら軽くかき混ぜます。これで重曹水の完成です。
電子レンジ掃除 手順その2
電子レンジの中に重曹水の入った耐熱皿を入れます。この時に洗剤を電子レンジ内に分散させたいので、ラップなどはしないでください。
電子レンジの中央に耐熱皿を置き、3分~5分温めます。今回は500Wで5分加熱しました。
電子レンジ掃除 手順その3
電子レンジを温め、5分経過しても電子レンジのドアは開けないでください。ずっと閉めきったままキープです!電子レンジ5分温めが終わってから、そこから20分間放置です。
20分経過がすぐに分かるようにタイマーをセットするのをおすすめします。タイマーセットをおすすめする理由は手順5で説明します。
電子レンジ掃除 手順その5
20分の放置時間が経過したらここでやっと電子レンジオープンです。耐熱皿を取り出します。耐熱皿は20分の放置時間である程度冷めていますが、念のためやけどにご注意下さい。
取り出した耐熱皿に入っている重曹水にマイクロファイバークロスを浸して固く絞ります。
電子レンジ掃除 手順その5
電子レンジ内にも蒸気が充満している状態です。そこを重曹水を浸したマイクロファイバークロスでしっかりと拭いていきます。
ここでタイマーセットをおすすめする理由を説明しますね。汚れは温まってふやけている時の方が取れやすいです。20分の放置時間がもっと長くなればなるほど、電子レンジ内の温度も下がってしまいます。
放置しすぎると、せっかくふやけた汚れは固まり、その上、電子レンジ内に充満した重曹水が冷めて重曹の白い粉があちこちに浮かんできます。そうならない為にも20分の放置時間は守ってくださいね。
電子レンジ掃除 手順その6
レンジ内に重曹の白い粉が残っていると乾燥して浮かんでくることがあるので、それを防ぐ為に水拭きをします。しっかり水拭きをしたら仕上げの乾拭きでおしまいです。
重曹水で拭いた後、そのまま放置して自然乾燥すると水アカの原因になってしまいますので、水拭き後、最後は必ず乾拭きをしてくださいね。
きれいさっぱりに。
しっかりと温め、汚れを緩めてあげることでキレイになりやすくなります。もし、油汚れよりもレンジ内のニオイが気になるという方は、重曹でなくクエン酸を使うとニオイ取りになります。
ぜひ身近な材料をつかって掃除してみて下さいね。
■執筆/坂田亜希…家の景色を変えるハウスクリーニング士。家事代行のサービス提供者として、日々の小さな心がけで汚れもイライラも溜まらないようなコツを発信。
編集/サンキュ!編集部
※電子レンジで液体を加熱するとき、沸点に達していても、沸騰しないことがごくまれにあります。この状態の液体が、ちょっとした刺激で急激に沸騰を起こし、液体が激しく飛び散ることがあります。(=突沸現象)。やけどの原因になりますので、ご注意ください。