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カレーは冷凍保存が便利!上手においしく保存するためのテクニック

2022/08/15

カレーを冷凍保存するときに、おいしさを保つコツがあるのをご存知でしょうか。本記事では、カレーを冷凍保存するときに知っておきたいコツや解凍方法、冷凍向きのレシピなどを紹介しています。たくさん作ったカレーをおいしく保存するコツを知り、時短家事にも役立てましょう。

カレーを冷凍する際の注意点

  • カレーを熱いままで冷凍しない
  • 大きくカットした具材は小さくする
  • アルミトレイを使って早く冷凍する

カレーを冷凍保存するときは、調理の際に一工夫加えることでおいしさを保つことができます。冷凍しても風味や食感を保つためには、急速冷凍を心がけ、冷凍により食感が変わってしまう食材の切り方を工夫しましょう。

ご家庭の冷凍庫で急速冷凍するポイントは、カレーが十分に冷めてから冷凍することと、熱伝導率の高いアルミ製トレイやバットを使って冷凍することです。

水分の少ない具材を使ったり、具材を小さく切ったりすることで、冷凍による食感の劣化を防げます。

カレーは小分けで冷凍するのがおすすめ

カレーを多めにつくって冷凍保存しようというときに、どのような容器に入れて保存しているでしょうか。冷凍温度に適応している保存容器に入れたり、ジッパーつきの保存袋を使ったりするかたも多いでしょう。

カレーを冷凍保存するときは、使うときのことを考えて、1食分になるように小分けにしておくと使いやすいのでおすすめです。ここでは、小分けの冷凍保存に適した方法を紹介します。

ジッパーつきポリ袋

ジッパーつきの保存用ポリ袋は冷凍保存に重宝します。袋のサイズによって、1食分や2食分など使用する量に合わせることができ、薄く平らにして保存すれば冷凍庫のスペースもとりません。凍ったあとは立てて保存できます。

使用したあとのジッパーつき保存用ポリ袋は、洗って再利用しようとはせず、処分することをおすすめします。再利用は色や臭い移り、衛生面の観点からもおすすめできません。

底の浅い容器

冷凍温度に対応しているプラスチック製の保存容器を使う場合は、底の浅いタイプを選びましょう。底が深く、たくさん保存できるタイプの容器は、熱いカレーを入れたあとなかなか温度が下がらず、中心部に熱が残ってしまうことがあるためです。

保存容器は、1回で使い捨てるというわけにはいきません。色や臭い移りを防ぎ、衛生的に保つために、カレーを保存容器に直接入れず、保存容器の中に大きめに切ったラップを敷いて、カレーを入れてから上部もラップで包んでからフタをしめます。

カレーの解凍方法

カレーライス
flyingv43/gettyimages
  • 自然解凍・流水解凍
  • かき混ぜながら数回に分けて温める

冷凍しておいたカレーは、どのように解凍すればおいしく食べられるのでしょう。解凍方法によっては、作り立てのカレーと比べて味が落ちてしまうこともあります。

冷凍したカレーは、半日ほど時間をかけて冷蔵庫で自然解凍するか、流水解凍で半解凍状態になってから、鍋に移して温めましょう。かき回しながらムラなく温めるのがコツです。

電子レンジを使って解凍・加熱する場合も、一気に行うのではなく、加熱途中で電子レンジを止め、スプーンやヘラなどでかき回したあとに再加熱しましょう。

冷凍カレーの保存期間は?

食べものは冷凍しておけば、いつまでも保存しておけると思い込んでいる人も見受けられますが、冷凍しても傷まないわけではありません。冷凍したカレーの消費期限は、1カ月程度です。

おいしく食べ切るためには、できるだけ調理から時間を置かずに消費してしまうことをおすすめします。また、消費期限内に食べ切る目安として、保存容器や保存袋に調理日を記録しておきましょう。

【要注意】傷んだカレーの特徴

  • 酸っぱい臭い・異臭がする
  • カビが生えている
  • 変色している
  • カレーが糸を引いている

冷凍保存によってカレーの消費期限を延ばすことはできますが、傷まないというわけではありません。カレーが傷んでいる特徴が表れているときは、たとえ消費期限内であっても食べるのをやめましょう。

カレーは傷むと異臭・変色・糸を引くなど、五感で感じられる変化があります。本来、カレーからは感じられないはずの酸っぱい臭いや色の変化、白い斑点(カビ)、糸を引くなどの状態が認められたら、食べてはいけないサインだと受け止めましょう。

冷凍カレーをよりおいしくする一工夫

冷凍カレーが解凍によりパサパサした食感になってしまうことを避けるためには、いきなり加熱するのではなく「解凍」の手間をかけることをおすすめします。冷蔵庫で半日かけて自然解凍したり、流水・湯せんなどで半解凍状態にしたりしましょう。

凍ったまま鍋に入れて加熱したり、電子レンジで一気に加熱したりしてしまうと、具材の水分が抜けてしまい、パサパサの具材が口に残ってしまいます。

鍋で加熱する場合はかき回しながら全体に熱が行き渡るようにし、電子レンジの場合は途中でいったん止め、かき回して熱ムラを取ってから再加熱してください。

冷凍保存におすすめのカレーレシピ

カレーを冷凍保存するためには、具材の切り方にも工夫が必要ですが、冷凍保存向きのカレーレシピでつくっておくという方法もあります。

ここでは、冷凍保存に向いているカレーレシピを紹介します。

たっぷり野菜のドライカレー

出典:つくおき

「たっぷり野菜のドライカレー」では、具材をすべてみじん切りにして使うため、冷凍しても食感が変わりにくく、おいしく食べられます。

解凍時に水分が抜けてパサつくのを避けるためにも、野菜を入れたあとに調味料を入れて炒める段階で、水を飛ばすようにしっかり炒めましょう。

和風カレー丼

出典:E・レシピ

「和風カレー丼」は、おそば屋さんで食べるカレーのように和風だしの効いたカレーで、ごはんだけでなく、麺にもよく合うレシピです。具材にじゃがいもやニンジンなどの根野菜が含まれていないので、冷凍しても食感が変わりません。

汁が多めのカレーなので、小分けにして冷凍しておけば、時間をかけて解凍しなくても1食分だけ解凍・加熱してすぐに食べられます。

カレーの保存は冷凍を活用しよう

コツを押さえてカレーを冷凍保存しておけば、風味や食感を損なわずにおいしく長期間保存できるということをおわかりいただけたでしょうか。

冷凍保存に適した具材や切り方などを工夫し、常温保存や冷蔵保存よりも長くカレーを楽しみましょう。ただし、冷凍保存も万能ではなく、傷む可能性も理解し、傷んだ特徴を見極めることも必要です。おいしく食べ切るためにも、早めに消費しましょう。

参考サイト

 
 

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