きれいな、汚れたフィルターのクローズアップ。家庭用エアコン交換とクリーニングコンセプト

エアコンフィルターの掃除方法とは?ホコリや油汚れの除去手順を解説

2022/10/22

ここ最近は夏の暑さも厳しくなり、エアコンのない生活は考えられません。暑い期間や寒い期間も結構長く、エアコンを使わない時期が少なくなってきたように感じますよね。そうなってくると、エアコンのお手入れも大切です。特にエアコンフィルターの掃除は、必要なメンテナンスのひとつですね。

フィルターを汚れたままにしておくと、カビが生えたりなど健康に影響を及ぼすことにもなってきます。また、目詰まりしたフィルターではエアコン本来の効果を十分に発揮できないことも。

この記事では、エアコンフィルター掃除の効果や掃除に必要な道具、フィルター掃除の仕方や頻度などを解説。ホコリや油汚れの除去手順や、最近よく見かけるお掃除機能つきのエアコンの掃除方法、プロの業者に掃除を頼む頻度もご紹介していますよ。

エアコンフィルターをきれいに掃除すれば、エアコン運転時の室内を快適な状態に保てますよ。

以前家政婦として活動していた知識と20年超えの主婦業で培った経験を生かした、簡単な掃除や料理アイデアが人気の...

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エアコンフィルター掃除の効果

エアコンフィルターの役割は、空気中のゴミやホコリがエアコン内部に侵入する前に防ぐこと。フィルターがゴミやホコリをキャッチすることにより、エアコン内部を守ります。フィルターで取り切れる量には限界がありますから、定期的にエアコンフィルターを掃除して、溜まったゴミを取り除いてあげることが必要ですよ。

エアコンフィルター掃除をすると、こんな効果が得られます。

・電気代を抑えられる
・エアコンの性能を最大限に発揮できる
・カビを抑えられる

それぞれの効果を詳しく解説していきましょう。

電気代を抑えられる

エアコンから空気を吹き出すためには、まず吸い込むことが必要です。エアコンは、室内の空気を吸い込み、それを温めたり冷やしたりして再度室内へ送るという仕組みだからです。

エアコンフィルターが詰まっていると、それが効率的に行えません。空気を吸い込むために余分な力が必要になり、そのための電力がかかってくることに。

ホコリなどフィルターの目詰まりを掃除で解消させれば、余分な電力がかかることがなくなり、必要以上の電気代を抑えることができますよ。

エアコンの性能を最大限に発揮できる

きちんと掃除をして目詰まりのないフィルターだと、空気の循環がスムーズになり、エアコンの効きがよくなります。余分な電力を使う必要もないため、エアコン本来の性能を最大限に発揮できることになりますよ。

エアコンの効きがよくないから、いつも風量を最大にしているとか、温度設定を低くしないと涼しく感じないなどという場合、フィルターを掃除することで解決することもあります。エアコンの性能を疑う前に、フィルターの掃除をしてみるのがいいですね。

カビを抑えられる

エアコンフィルターに汚れがあると、それが冷房の使用によってできる結露と合わさり、カビが発生してしまいます。エアコン内部は温度の変化も少なく水分もあるため、カビにとっては好都合な場所。そこにエサとなる汚れがあれば、すぐにカビが繁殖する条件が揃ってしまいます。

エアコン内部にカビが生えると、健康にもよくありません。フィルターの汚れを取り除くことは、カビの繁殖条件を減らし、カビの発生を抑える効果が期待できますよ。

エアコンフィルター掃除に必要な用具

アジア人女性クリーニングエアコンフィルター
kazuma seki/gettyimages

エアコンフィルターの掃除は、基本的には洗剤を使いません。水洗いで掃除をします。必要な用具は以下の通りです。

・掃除機
・使い古しの歯ブラシ
・タオル及び清潔な雑巾
・新聞紙
・マスク
・ゴム手袋

ほこりなどは掃除機で吸い取り、使い古しの歯ブラシで汚れをかき出しながら水洗いをして、タオルなどで水分を拭き取るという流れのための道具です。

新聞紙は掃除の際の下敷きに、マスクはほこりを吸い込まないために使用しましょう。カビがついていた際などにすぐ使えるように、ゴム手袋も用意をしておいた方がいいですよ。

油汚れがついたエアコンフィルター掃除の手順

フィルターエアコンに密な汚れたほこりを洗浄する技術者サービスメンテナンス
Sorapop/gettyimages

基本的には水洗いだけで掃除をするエアコンフィルターなのですが、エアコンの設置場所によっては水では落ちない汚れがつく場合があります。

キッチンや、キッチンに続くダイニングルームなどでは、料理の際に発生する油を含んだ蒸気をエアコンが吸い込むことにより、フィルターに油汚れがついてしまうのです。油汚れは水のみではなかなか落ちません。

そんなときおすすめなのが、重曹を使った掃除方法。重曹はキッチンのお掃除でもよく使われるお馴染みのお掃除グッズですよね。エアコンフィルター掃除では、重曹水を作り、スプレーボトルに入れて使用します。

フィルターの裏側を掃除する

まずは、スプレーボトルを用意します。その中に、重曹小さじ1と水100ccを入れてよく振りまぜ、重曹を溶かせば重曹水の準備は完了。

フィルターの裏側から重曹水をまんべんなくスプレーし、歯ブラシを当て汚れをこすります。汚れにある程度重曹水を馴染ませたら、フィルターの裏側から一旦シャワーなどで洗い流しましょう。

フィルターの表側を掃除する

裏側が終わったら、次は表側に重曹水をつけ、歯ブラシで汚れを取り除きます。その後フィルターの裏側からシャワーなどで水洗いをして水気を拭き取り、十分に乾燥させて終了です。

特に汚れがひどい場合には、浸け置き洗いをしましょう。ぬるま湯2Lに大さじ7杯程度の重曹を溶かした重曹水に、エアコンフィルターを浸け置きます。2~3時間ほど置いたら、歯ブラシで汚れを軽くこすり、水洗いしましょう。最後にしっかり乾燥させるのを忘れずに。

ホコリがついたエアコンフィルター掃除の手順

非常に汚れたエアコン フィルターにほこりのソフト フォーカス。
spukkato/gettyimages

油汚れのないホコリがついたエアコンフィルターは、掃除機と水洗いで掃除をしていきます。単純なように感じますが、手順を守ってやらなくては汚れがなかなか落ちずに時間がかかってしまうこともありますよ。油汚れのときと同じように、裏表どちらの面から掃除をするのかも重要です。

ホコリがついたエアコンフィルター掃除の手順は以下の通りです。

・掃除機でホコリを除去する
・水洗いする
・水分を拭き取り陰干しする

それぞれの工程を詳しく解説していきます。

掃除機でホコリを除去する

まずはマスクや手袋などを装着します。ホコリを吸い込んでしまわないようマスクは必ず着用したほうがいいでしょう。新聞紙などを広げた上に、エアコンフィルターの表面を上に向けて置けば下準備は完了です。

このとき、必ず表面を上にすることが大切ですよ。なぜなら、裏側から掃除機をかけると表側に出ようとしているホコリを逆に引き戻す形になり、汚れが取りにくくなってしまうからです。必ず表から掃除機をかけ、取れるホコリはすべて除去しましょう。

水洗いする

ホコリが取れたら、次は水洗いです。フィルターの裏側からシャワーなどで水を流していき、歯ブラシを使ってホコリをフィルターの表側へかき出すように水洗いをします。

エアコンの風はフィルターの裏側から外側へ吹き出しますから、ホコリも同じような流れでフィルターに付着しています。その流れに逆らわず裏側から表側へ、汚れをかき出すように掃除していくのが大切ですよ。逆の流れでは汚れが落ちにくくスムーズにいきません。

水分を拭き取り陰干しする

水洗いが完了したらタオルや雑巾で水気を拭き取り、陰干しして完全に乾くまでよく乾燥させます。乾燥しきらず湿った状態でエアコンに設置すると、その水分が臭いやカビの原因になってしまい、せっかく掃除したのに残念な結果になることも。フィルターを元の位置に戻すのは完全に乾いてからにしましょう。

フィルターの乾燥を待つ間に、エアコン本体も掃除しておくのがおすすめです。全体に掃除機をかけ、水に濡らし固く絞った雑巾で本体や内部などを拭きます。エアコン内部にも水分が残らないように注意してください。

お掃除機能つきエアコンのフィルター掃除は?

お掃除機能がついたエアコンであれば、フィルター掃除は不要です。しかし、お掃除が全くいらないというわけではないのをご存じですか?

フィルターは自動で掃除をしてくれますが、その際に出たホコリなどはダストボックスへ溜まります。ダストボックスの掃除までは自動ではありませんから、自分で掃除をする必要がありますよ。

ダストボックスの掃除方法は、ダストボックスを取り外して行うものや、そのまま直接掃除機をはめて行うものなど、エアコンの種類によって異なります。必ず使用説明書を確認してから掃除をするようにしましょう。

エアコンフィルター掃除の頻度

エアコンフィルターはきれいにしておいた方がいいことはわかりましたが、いったいどのくらいの頻度で掃除をするのがいいのでしょうか?また、使用頻度によっても汚れ方は変わってきますよね。

1日8時間程度の使用を目安に、毎日エアコンを使う場合は2週間ごとに掃除するのがおすすめです。使用頻度が少ない場合でも月に一度は掃除をするのがいいでしょう。

シーズンオフや普段は使わない部屋のエアコンなど、長期間使用する予定がない場合は、エアコンカバーをかけるなどしてホコリを防いでおくのがいいですよ。

エアコンフィルター掃除をプロの業者に依頼する頻度

エアコンフィルターの掃除をプロに依頼するのは、エアコンの使用頻度が少ない春や秋がおすすめです。その時期は使用ピーク時よりも料金が安くなっていたりすることも多いものですよ。

プロによるエアコンクリーニングの理想の頻度は、リビングやキッチンなど人の出入りが多い場所に設置されたエアコンや、1日8時間以上使用するエアコンで年に1回。1日8時間以下の使用や寝室などに設置されたエアコンは2年に1回。

どちらにも当てはまらない場合は、3年に1回程度です。赤ちゃんや高齢者、アレルギー症状のある人がいる場合は、毎年クリーニングするのが安心でしょう。

エアコンフィルター掃除の注意点

エアコンフィルターの掃除は、ほぼ掃除機と水だけでできますから比較的簡単に行えます。しかし、注意をしなければいけない点もありますよ。

・乾かすときは水分が残っていないか注意する
・ホコリが舞い上がらないようにする
・フィルターを外す際は正しく行う

以上の3点です。これくらいは大したことがないかな?と思っても、どれもきちんと行わなければエアコン本体の故障などトラブルの原因になったり、健康面への影響が出たりすることにもなりかねません。

それぞれを詳しく見ていきましょう。

乾かすときは水分が残っていないか注意する

エアコンフィルターを掃除した後は、しっかりと乾かし、よく乾燥させることが大切です。濡れたままフィルターを装着すると臭いの原因になるだけでなく、ホコリが付着しやすく、さらにそこにカビが発生すれば目詰まりしてしまいます。

また、稼働中にエアコン内部に水分が垂れてしまった場合、発火する危険性があります。少しくらい濡れていても運転中に乾くでしょ?とそのまま設置することは、危険を招くことでもありますよ。掃除後のフィルターは必ずしっかり乾燥させましょう。

ホコリが舞い上がらないようにする

フィルターを外す際や、掃除機をフィルターにかける際、舞い上がったホコリを吸い込んでしまうことがあります。

舞い上がったホコリにはカビや菌がついていますから、アレルギーなど健康に影響を及ぼすことも。エアコンフィルターを掃除するときには、必ずマスクを着けてホコリを吸い込まないよう注意しましょう。

ホコリが舞い上がらないようにするため、ゴミ袋など大きなポリ袋で覆いながらフィルターを外したり、袋の中で掃除機をかけたりするのがおすすめです。

フィルターを外す際は正しく行う

エアコンフィルターを外す際、エアコンの種類によっては先に電源を切っておく必要がある場合もあります。間違った方法はトラブルの原因になることもあります。掃除の前には必ず取扱説明書を確認し、正しい方法でフィルターを外しましょう。

説明書が見当たらない、いちいち出すのが面倒ということもあるかと思います。エアコンの取扱説明書は、メーカーのHPで見られることがほとんどです。エアコンに貼ってある型番を入れれば検索できますよ。

エアコンフィルターの汚れを予防する3つの方法

エアコンフィルターの掃除は、エアコンを使用する上で必ず必要なお手入れです。しかし、掃除の仕方は難しくないとは言え、面倒に感じてしまうことも多いですよね。そんなときは、少しでも掃除が楽になるように、汚れを予防する方法を実践してみましょう。

エアコンフィルターの汚れを防止する方法は、以下の3つです。

1:内部クリーン機能か送風機能を使う
2:部屋を換気する
3:エアコンカバーを利用する

どれも難しい方法ではありませんから、すぐにでも行うことができますよ。

1:内部クリーン機能か送風機能を使う

冷房や除湿運転時はエアコン内部に結露が発生しやすく湿度が高まります。使用後は内部クリーン機能か送風機能でエアコン内部を乾燥させるようにしましょう。

リモコンに「内部クリーン」ボタンがあったり、冷房を停止した後で風が出るエアコンは、内部クリーン機能がついています。そうでない場合は、「送風」や「風だけ」の機能を使いましょう。

これらはカビや臭いを予防する効果は期待できますが、すでに発生したカビや臭いを取ることはできませんので注意してくださいね。

2:部屋を換気する

湿度が高いとエアコンのフィルターに汚れがつきやすくなります。こまめに換気し部屋の湿度を下げ、空気中のホコリも外に排出するようにしましょう。

せっかくエアコンをつけているのに窓を開けて換気をするのは嫌だなと思うかもしれません。しかし、エアコンから出ている風は部屋の中の風であり、一部の機種を除き基本的にはエアコンに換気機能はありません。定期的に換気をすることも大切ですよ。

3:エアコンカバーを利用する

出典:Amazon

不織布などでできたホコリ防止のカバーやフィルターを利用するのもひとつの手です。ホコリや花粉はカバー部分につくためエアコンフィルターが汚れにくく、カバーを取り換えるだけで簡単に汚れを防ぐことができますよ。

エアコンの吸気口にかぶせたり、マジックテープで貼ったりするタイプなどがあります。機種に合わせて選んでみるようにしましょう。また、エアコンカバーは100円ショップなどでも販売されていますから手軽に取り入れられますよ。

エアコンフィルターは定期的に掃除しましょう

他の場所は掃除していても、エアコンフィルターはついつい後回しになってしまうことが多いもの。普段は目につかないところですから、汚れに気がつかないことも多いですよね。

エアコンフィルターをきれいにすると、節電やカビの抑制などの効果があります。逆に掃除を怠っていると、エアコン本来の性能が発揮できなかったり、カビや菌による健康被害が出たりすることにも。

エアコンフィルター掃除のメリットや正しい掃除のやり方を理解しておくことが重要です。エアコンフィルターは定期的に掃除して、エアコンを快適に使用しましょう。

■執筆/マミさん…以前家政婦として活動していた知識と20年超えの主婦業で培った経験を生かした、簡単な掃除や料理アイデアが人気の家事クリエイター。インスタグラムは@m.a.m.i.a
編集/サンキュ!編集部

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