涼しくなった今がチャンス！夏の終わりに掃除すると大掃除がラクになる場所3つ

涼しくなったこの時季は年末にまとめて大掃除をするよりも、今が絶好のタイミングです。

今回は、整理収納アドバイザーのおだけみよさんが、今のうちにやっておくべき掃除を紹介します。
今からはじめて年末の寒い時季に大掃除をしないで、快適に過ごせる環境を作る準備を始めましょう。

1. 家電の掃除

エアコンや扇風機などの夏家電は、使わなくなるこの時季にしっかりと掃除しておくことが重要です。
フィルターなどをお手入れしておくと以下のようなメリットがあります。

電気代の節約

フィルターや内部の汚れを取り除いておくと、冷暖房の効果が高まりエアコンの効率が向上します。定期的なフィルターの掃除は冷房時の消費電力を約4%、暖房時には約6%削減できるとされています。効率的に運転できることで電気代の節約にもつながります。

気になる臭いの改善

掃除をすることで内部のカビや汚れが原因で発生する、不快な臭いを取り除くことができます。カビやホコリを除去すると、アレルギーや呼吸器系の問題を引き起こす可能性が減り、健康への影響も軽減できます。

機器の寿命延長

汚れが溜まったエアコンは、運転効率が低下し、やがて故障の原因となります。フィルターなどを掃除することで、故障リスクを減少させ、エアコンの寿命を延ばすことができます。

2．水回りの掃除

水まわりの中でもコンロなどの油汚れをきちんと掃除しておくことと、のちのお掃除がラクになります。
油汚れは、気温が高いほうが溶けやすく、この季節はぬるま湯などでラクに落とせます。

これを年末の大掃除でしようとすると、気温が低いため油汚れが固まりやすく手間がかかって大変です。
気になる油汚れはこの時季に一度リセットしておきましょう。

その他、浴室の壁や天井の汚れもこの時季に落としておきましょう。気温が高いので洗い流した後も乾きやすく、換気をしていても寒くないので効率よく掃除できます。

3．カーテンやシーツのお手入れ

夏素材のカーテンやシーツなどのファブリック類は、そろそろ衣替え。
洗濯などのお手入れは早く乾かすことができるため、この時季にするのが理想的です。
洗濯のあとは直射日光で乾かすことで、殺菌効果も期待できます。

この時季に大掃除の準備をすると年末はラクに過ごせる！

この時季の大掃除は真夏に比べて涼しく、また気温が高く汚れが落ちやすいので、掃除がはかどります。
今のうちに手間がかかる場所の掃除を進めておくと、寒い年末の掃除は最小限になりのんびりと過ごすことができます。

■執筆／おだけみよ…汚部屋住人から片づけのプロになった整理収納アドバイザー。
片づけのプロ歴10年目。コロナ禍以前は個人宅の片づけ作業サポートや片づけ講座開催などを中心に活動。現在は執筆作業中心にオンラインでの情報発信を行う。
編集／サンキュ！編集部