餃子は冷凍保存が便利!上手においしく保存するためのテクニック
2022/10/14
餃子を食べ切れないほど作ってしまったときどうしていますか。本記事では餃子を冷凍するポイントを紹介しています。おいしいまま冷凍にするにはポイントを押さえることが必要です。ぜひ、この記事を読んで参考にしてみてはいかがでしょうか。
餃子をおいしく冷凍する5つのコツ
餃子を手作りすると一食では食べ切れないほどたくさんできてしまうこともあります。餃子の具には生の肉や野菜と塩味が含まれているため、放っておくと水分が出てきてしまいます。
餃子をできるだけ長い期間おいしく保つためには冷凍保存がおすすめです。ただし、何の工夫もなく冷凍保存してもおいしさは保てません。ここでは、餃子をおいしいまま冷凍保存するためのコツについて解説します。
具材の野菜は少なめにする
おいしい餃子の特徴のひとつに具材の食感がありますが、冷凍してしまうと冷凍前に比べ食感が落ちてしまうこともあります。食感が変わってしまうと、おいしいと感じられなくなってしまう可能性もあるため、冷凍前後で食感が変わらないように配慮しましょう。
餃子の具材として使う白菜やキャベツは、シャキシャキとした歯応えがよい食感をもたらしてくれますが、水分を多く含んでいるため、皮がふやけたり餃子がくっついたりする原因にもなります。冷凍する前提で餃子を作るときは野菜を少なめにしてみましょう。
餃子の皮は厚めに作る
餃子の皮には薄いタイプと厚いタイプがあり、好みが分かれる部分でもありますが、おいしい冷凍餃子を作るためには、厚めの皮を使ってください。
餃子は作ってから時間が経つと、どうしても具材の水分が出てきてしまいます。しかし、厚めの皮を使うことで、具材からしみ出る水分を、餃子の中に閉じ込められるため、作ったときと同じおいしさを保てます。
片栗粉を具材に混ぜ合わせる
冷凍しても餃子のおいしさを保つためには、具材から出てしまう水分のコントロールが鍵となります。具材に片栗粉を混ぜておけば、片栗粉が具材の水分を吸収して具材に留まり、水分が外にしみ出してしまうことを防げるのでおすすめです。
作ってから時間が経っても、作り立ての水分量を保てるため、冷凍してもおいしい餃子になります。
餃子同士をバラバラにして保存する
冷凍したときに餃子と餃子がくっついてしまうと、皮が破れてしまったり、水分が皮からしみ出してしまったりすることがあります。水分が逃げてしまうとおいしい餃子になりません。
餃子同士がくっついてしまわないように、冷凍するために餃子を並べるときは、打ち粉をしましょう。餃子を保存する容器に皮がくっついてしまうことも考えられるため、容器にも打ち粉をしたり、食品用ラップやクッキングシートを敷いたりする工夫も必要です。
金属製バットを使い冷凍する
冷凍するときは、金属製のバットを使うと、家庭の冷凍庫でも急速冷凍が可能になります。金属製のバットは熱伝導率高いため、冷凍庫に入れると急速に冷やされるため、通常よりも短時間で餃子を冷凍できます。
餃子を作ったらすぐに金属製バットを使って冷凍すれば、具材から水分がしみ出る間もなく冷凍してしまえるので、おすすめの冷凍方法です。
餃子をおいしく冷凍保存する2つの方法
餃子を冷凍する方法は、大きく分けて2通りあります。餃子を焼かずに冷凍する方法と、いったん焼いてから冷凍する方法です。ここでは、餃子をおいしく冷凍保存できる冷凍方法について紹介していきます。
餃子を焼く前に冷凍保存する方法
餃子を焼かずに冷凍する方法は、餃子をあらかじめ包んでから冷凍する方法と餃子になる1歩前の段階で具材と皮を別々に冷凍する方法の2種類があります。
具材として冷凍しておく方法では、食べる前に餃子の皮に包む手間が必要ですが、具材の水分が皮にしみ出ることがないため、薄い皮も使えます。
皮に包んだ状態で冷凍する場合は、具材からしみ出る水分をコントロールしなければなりませんが、食べるときは冷凍のまま焼けばよいので面倒がありません。
ここでは、餃子を焼かずに冷凍する2つの方法を紹介していきます。
1:具材を包んでから冷凍する
具材を餃子の皮に包んだ状態で冷凍する場合は、具材の水分コントロールに気をつけましょう。皮が水分を吸収して、隣に保存している餃子とくっつかないように、打ち粉もしてください。
冷凍の際は金属製バットに餃子を並べて、冷凍しましょう。金属製のバットがない場合は、なるべく平たい容器にアルミホイルを敷いて餃子を並べ、食品用ラップをかけて冷凍します。餃子が凍ったら、保存用容器に移して冷凍で保管しておきましょう。
具材を包んでから冷凍すると、食べるときは焼くだけで済むため、料理の時短にもつながります。
2:具材と皮を別々に冷凍する
具材と皮を別々に冷凍する場合は、具材を食べる分量ずつ小分けしてから保存袋に入れて冷凍します。皮は食品用ラップと交互になるように包み、全体を食品用ラップで包んでから冷凍します。
保存の下準備に多少手間がかかり、食べる前には皮に包む作業が必要ですが、具材の水分で皮が破けたりくっついたりすることを避けられます。
具材と皮が別々に保存されているため、餃子以外の料理にも流用できるという点も便利です。
餃子を焼いてから冷凍する方法
餃子を焼きすぎて余ってしまったときは、焼いた状態の餃子も冷凍可能です。ただし、一度焼いた餃子を冷凍すると味が落ちてしまうといわれているので、おいしい餃子を食べるためには、余る分量を見極めて焼く前に冷凍することをおすすめします。
焼いた餃子は粗熱が取れたら、一食分ずつ小分けにして冷凍しておきます。電子レンジで解凍できますが、皮のパリパリ感が戻らない場合は、フライパンやオーブントースターを使って少し焼き直してみましょう。
冷凍餃子の保存期間は?
餃子の保存期間は、冷蔵保存では3日程度ですが、冷凍保存では2週間から1カ月程度保存しておけます。ただし、冷凍保存中も劣化は進むため、時間が経つほどおいしさは逃げていきます。具材には生肉や野菜が使われているため、保存期間内でもなるべく早く消費しましょう。
冷凍餃子をよりおいしくする一工夫
冷凍しておいた餃子をより、おいしく食べるためには、冷凍前の工夫に加え焼き方のポイントについても覚えておきましょう。冷凍しておいた餃子をおいしく焼き上げるためには、餃子をあらかじめ解凍せずに、凍ったまま焼いてください。
冷凍のまま餃子を蒸し焼きにして水分を飛ばした後、ごま油を加えて焼くときれいな焼き目がつきます。餃子に本来含まれていた水分を失うことなく、焼き上げることができます。
冷凍餃子をおいしく食べる方法
冷凍しておいた餃子は、必ず焼き餃子として食べなければいけないというわけではありません。焼き餃子以外でも、冷凍餃子をおいしく食べられる調理方法があるので、試してみましょう。
水餃子にする
冷凍餃子を凍ったままスープに入れて、水餃子としておいしく食べられます。餃子を入れるスープは中華スープに限られません。味噌汁やコンソメスープ、鍋であってもおいしく食べられます。スープに入れるパスタ代わりに餃子を使ってみましょう。
水餃子として活用するときも、冷凍餃子をあらかじめ解凍しておく必要はありません。解凍をしてしまうと、皮が破れたり水分がしみ出したりしてしまい、おいしさが逃げてしまう可能性があります。
揚げ餃子にする
冷凍しておいた餃子を油で揚げると、揚げ餃子にできます。揚げ餃子として食べるときも、冷凍餃子は凍ったまま熱した油に入れてください。
あらかじめ解凍してしまうと、餃子の水分が外にしみ出しやすく、皮が破れてしまうこともあります。解凍済みの餃子を揚げると、水分が原因で、破裂したり油跳ねしたりすることもあるため、凍ったまま使うことをおすすめします。
餃子チャーハン
冷凍餃子をチャーハンの具材として活用することもできます。あらかじめ解凍した餃子を、ご飯と一緒に炒めながら崩して作ります。具材と皮を別々に冷凍している場合は、具材だけを使ってもよいでしょう。
冷凍餃子を具材として使うことで、チャーハンの具材を下準備する時間を短縮できます。
餃子の保存は冷凍を活用しよう
餃子を作りすぎてしまったときや焼きすぎてしまったときは、保存期間を長くするためにも冷凍保存が有効です。餃子の場合は、保存期間を延ばすためだけでなく、使い勝手のよさという面でも冷凍保存がおすすめです。
冷凍餃子は解凍せずに調理できるレシピが多く、食べたいときに焼く・煮るといった加熱以外には手間がかかりません。餃子は冷凍保存にして、積極的に活用していきましょう。