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目からウロコ!気になる「お風呂のイス」の汚れをスッキリ落とす方法

2022/10/19

お風呂のイスには、水垢、石鹸カス、皮脂汚れなど様々な汚れがつきやすくなります。洗剤をつけて、スポンジで磨いても、白っぽい汚れがなかなか取れなくて、頭を抱えたことがあるかたも少なくないと思います。

そんな頑固な汚れがついたお風呂のイスをスッキリとキレイにする方法を、ハウスクリーニング士の坂田亜希さんに教えてもらいました。

"家の景色を変える"ハウスクリーニング士。家事代行のサービス提供者として、日々の小さな心がけで汚れもイライラ...

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お風呂のイスの汚れの原因

お風呂のイスには様々な汚れがついています。水垢、石鹸カス、皮脂汚れなどです。これらは性質が異なります。

水垢や石鹸カスは、アルカリ性の汚れ。皮脂汚れは、酸性の汚れ。性質が異なるという事は、使う洗剤の性質も同じでは汚れが落ちません。しかし、見ただけでは、なかなか汚れの性質までは分かりませんので、まずは、以下に紹介していく順番で試してみてください。

洗剤なしでスッキリキレイにする方法

まずご紹介するのは、洗剤を一切使わずに汚れを落とす方法です。使うのはコゲとりスポンジ。別名ラストラーレスポンジ。100円均一にも販売されています。

このスポンジをしっかりと濡らし、さらに、お風呂のイスもしっかりと濡らします。そして、汚れている箇所を擦ります。濡らして擦るだけで、汚れが驚くほどスルスルと落ちていきます。

ただし、このスポンジを使う際の注意点があります。コゲとりスポンジという名の通り、コゲを取るほど強力なスポンジですので、力任せにゴシゴシ擦ると傷がつきやすくなります。また、イスの素材によっては、傷がつきやすいので、必ず目立たないところで試してからお使いください。

クエン酸を使ってスッキリキレイにする方法

お風呂のイスの素材がコゲ取りスポンジが使えない場合は、クエン酸を使って掃除をしてみてください。

まずはクエン酸スプレーを作ります。水100mlに対してクエン酸小さじ2分の1を入れ、混ぜて溶かします。それをスプレーボトルに入れて完成です。もともと市販されているクエン酸スプレーでもOKです。クエン酸スプレーをイスにたっぷりと吹きかけて、スポンジで擦り、あとはしっかりと洗い流します。

もし、汚れが頑固な場合は、イスにクエン酸スプレーをかけ、その上からキッチンペーパーで覆い、さらにはラップで蒸発を防ぎます。約30分程度放置します。放置後はスポンジで擦り、洗い流します。

重曹を使ってスッキリキレイにする方法

もし、クエン酸スプレーをしても汚れがとれない場合は、酸性洗剤では取れない汚れの可能性があります。水垢や石鹼カスでなく、酸性汚れの皮脂汚れかもしれません。

その場合は、重曹を活用します。市販にある重曹スプレー、または粉の重曹から重曹スプレーを作ってみてください。水100mlに対して重曹小さじ1を混ぜて溶かします。スプレーボトルにいれて、クエン酸スプレーと同じように洗います。

重曹の場合は、重曹の粉大さじ2、水大さじ1を混ぜて、重曹ペーストを作るという手もあります。重曹ペーストを汚れに塗り、ラップをして数分放置。その後、スポンジで擦り、洗い流して完了です。

塩素系洗剤でカビをスッキリキレイにする方法

お風呂のイスにカビが発生してしまっている場合、発生したばかりのカビ汚れであれば、重曹ペーストをつけて擦ると取れます。

しかし、カビはすぐに頑固な汚れに成長してしまいます。その場合は、やはり塩素系の洗剤を使いましょう。その場合、スプレータイプの塩素系洗剤は垂れてしまい、カビに定着してくれないので、キッチンペーパーに染み込ませてから、カビに洗剤を密着させましょう。

洗剤が垂れ流れない、ジェルタイプの塩素系洗剤もありますので、ぜひ活用されてみてください。

酸性洗剤と塩素系洗剤が混ざると有害なガスが発生してしまいますので、どちらの洗剤も使いたい場合は、必ず日を分けてご使用ください。

汚れの性質に合わせた落とし方を!

掃除をするなら必ず洗剤を使わなければいけないという訳ではありません。洗剤なしでも汚れが落ちていくコゲ取りスポンジを、ぜひお試しください!傷がつきやすいスポンジですので、必ず水でしっかりと濡らしながら擦ってみてください。このコゲ取りスポンジは、キッチンでもお風呂でも活用してくれますので、家に常備しておきたいアイテムのひとつです。

なかなか洗剤なしでは汚れが取れないという時には、汚れに合わせて、クエン酸や重曹、塩素系洗剤を上手に活用されてみてくださいね。

■執筆/坂田亜希…家の景色を変えるハウスクリーニング士。家事代行のサービス提供者として、日々の小さな心がけで汚れもイライラも溜まらないようなコツを発信。

編集/サンキュ!編集部

※ご紹介した内容は個人の感想です。使用上の注意をよく読んだうえでご利用ください。
※塩素系漂白剤と酸性の洗剤を混ぜると、塩素ガスが発生し死亡事故に繋がる可能性があります。絶対に酸性の洗剤と混ぜないでください。また、脱脂性があるので、素手で作業をすると手が荒れてしまう可能性があります。使用時にはゴム手袋をつけましょう。

 
 

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