お風呂の掃除は毎日しているのに、いつの間にかついてしまい、なかなか取れないのが床の黒ずみ。塩素系の漂白剤でも落ちなくて、あきらめてしまうこともありますよね。
そこで今回は、元家政婦で主婦歴20年以上のマミさんに、「お風呂の床の黒ずみが驚くほど簡単に落ちる100均アイテム」を教えてもらいました。
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「やわらかコゲとりスポンジ」が使える!
知る人ぞ知る、ダイソーの大人気お掃除アイテム「やわらかコゲとりスポンジ」。ナイロンに包まれたスポンジなのですが、その表面にステンレス繊維が編み込まれており、やわらかいのにコゲを落とせる便利なスポンジです。
ガスコンロや鍋のコゲ、シンクの水アカなどが簡単に落とせると評判で、プロの清掃員も愛用するアイテムとしてテレビでも何回も紹介されている名品。主にキッチンで使うためのものなのですが、なんとこちらでお風呂の床もキレイにできるんです。
洗剤と併用して床をこするだけ
お風呂での使い方も簡単で、まずスポンジを濡らします。乾いた状態で使うと傷をつける恐れがあるため、必ず濡らして使用してくださいね。そして、床に通常のお風呂用洗剤を吹き付け、スポンジで軽くこすっていくだけ。強くゴシゴシこすらなくても、黒ずみが落ちていきますよ。
掃除をする前は、黒ずんでまだら模様になっていた床が、「やわらかコゲとりスポンジ」と、いつも使っている普通のお風呂用洗剤だけで、真っ白になりました。
※床の素材によっては、傷がつく場合があります。目立たない場所で少しためしてから使ってください。
なぜ、塩素系漂白剤でも落ちなかった黒ずみが、「やわらかコゲとりスポンジ」で落ちるのか。それは、汚れの性質に秘密があります。
通常、浴槽内の汚れは皮脂汚れなどが多く、酸性の汚れです。その汚れは、中性からアルカリ性の普通のお風呂用洗剤で落とせます。しかし、黒ずみになってしまった床の汚れは、皮脂だけでなく、水アカやせっけんカスの汚れなども合わさり、何層にも重なった汚れ。それが黒く見えるのです。
アルカリ性の汚れと酸性の汚れが層になっているため、簡単には落とせない汚れに。そうなってくると、洗剤だけで落とそうとするよりも、削ったりこすったりして落とすほうがうまくいきます。
さらに、平らではない凹凸のある床である場合、こすり落としにくいのです。やわらかいのにコゲも落とせる「やわらかコゲとりスポンジ」は凹凸のある床にもフィットして、簡単に汚れをこすり落とせます。
お風呂の床にためしてみて!
お風呂の床の黒ずみがなかなか落ちず、「もうプロに頼むしかないのか…」と思っていたなら、一度ダイソーの「やわらかコゲ取りスポンジ」をためしてみてください。ダイソー以外の100均でも同様の商品があり、キッチンスポンジのコーナーで売られていますよ。いろいろ使えるおすすめのアイテムです。
■執筆/マミさん…以前家政婦として活動していた知識と20年超えの主婦業で培った経験を生かした、簡単な掃除や料理アイデアが人気の家事クリエイター。
編集/サンキュ!編集部