洗面台の「オーバーフロー」を掃除する方法は?オーバーフローの役割、汚れる原因も解説

2022/10/26

洗面ボウルの上部に開いている穴に、ちゃんと名前があるのはご存じですか?あの穴には、オーバーフローという名前がついています。

オーバーフローは、掃除の時に見落としやすい場所。気づいた時にはなんだか黒ずんでいたり、汚れやニオイが結構気になることもありますよね。でも、どう掃除していいのかがよくわからない場所だったりもしませんか?

この記事では、洗面台のオーバーフローを掃除する方法をご紹介しています。汚れの原因や、オーバーフローは何のためにあるのか?その役割やしくみも解説。掃除方法もひとつだけでなく、いくつかの方法があります。

オーバーフローの掃除は難しくありません。この記事を読めば、すぐに掃除がしたくなりますよ。

サンキュ!STYLE 取材班メンバー。以前家政婦として活動していた知識と20年超えの主婦業で培った経験を生か...

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洗面台のオーバーフローの役割

洗面台の穴、オーバーフローは何のためにあるのでしょうか?小さな穴だし、あってもなくてもいいような気がしてしまいます。でも、大きな役割があるんですよ。

オーバーフローは洗面ボウルの上の方についていますが、あの穴から排水管へと繋がる管が伸びています。洗面ボウルに水が溜まった際、溢れないように、そこから水を流してくれるのです。

オーバーフローから繋がる管は、U字管の手前で太い排水管に流れ込むしくみで、排水管のU字管内で水が蓋の役割をしてくれます。

そのため、虫が出てきたりしにくく、下水のニオイも上がってきたりはしません。結構大切な役割を担っていますね。

洗面台のオーバーフローの掃除方法

オーバーフローは、水垢や石けんカスなどが入り込みやすい位置にあります。また、排水管からの湿気もあるため、カビが生えやすい条件が揃っています。でも、洗面ボウルの掃除はしても、オーバーフローの中までには意識が向かないことも多いですよね。

洗面台をしっかり掃除して、排水口の掃除もしたのに、なんだか臭うような気がするなと思う時は、オーバーフロー内に汚れが溜まっているのかもしれません。

穴が小さく中が細いオーバーフローの掃除には、洗浄剤を使う掃除方法がおすすめです。これから4つの掃除方法をご紹介します。いずれかの方法で掃除をしてみましょう。

液体パイプ洗浄剤を使う方法

出典:楽天市場

液体パイプ洗浄剤を穴に流し入れて、5~30分放置した後に水を流すだけで掃除は完了です。

とても簡単ですが、穴の奥や、周りにも液をしっかりとかけるように注意しましょう。液がしっかりかからない場合は、綿棒や使い古しの歯ブラシなどで塗りつけるようにするといいですよ。この際、目に入ったりなどしないように気をつけてください。

パイプ洗浄剤にはいろいろな種類がありますが、細かい部分にも液が張りつきやすい、どろっとした濃度の高いタイプを使うのがおすすめです。

スプレー式の泡タイプ塩素系漂白剤を使う方法

出典:楽天市場

スプレー式で泡タイプの塩素系漂白剤を、泡がオーバーフローの穴に入るように注意しながら何度かスプレーを吹きかけます。30分〜1時間ほど放置したら水を流してください。

泡タイプの漂白剤は入り口から中まで広がりやすく、スプレーして流すだけですから、一番簡単にできる方法です。

換気をしっかりすることと、クエン酸など酸性の洗剤と混ぜたりしないように注意してくださいね。

酸素系漂白剤を使う方法

出典:楽天市場

塩素系漂白剤だけでなく、酸素系漂白剤でもオーバーフローの掃除ができますよ。

まず、酸素系漂白剤を50~60℃位のお湯でよく溶かします。それを、オーバーフローの穴にゆっくりと流し入れます。この時、内部にまんべんなく漂白剤が行き渡るように気をつけながら入れましょう。1時間ほど放置したら、水でよく流して終了です。

泡タイプのスプレー式洗剤を使う方法

出典:楽天市場

泡タイプの洗面台排水管用スプレー式洗剤を使うと、排水管とオーバーフロー管を一度に掃除することができますよ。

オーバーフローからではなく、洗面台の排水口から泡を流し込みます。その後は、30分ほどそのまま置いてから、洗面ボウルとオーバーフローの穴を洗い流します。最後に排水口に水を流しておしまいです。いっぺんに両方の掃除ができるのは助かりますね。

洗面台のオーバーフローが汚れる原因

内部に水を流していなくても、構造上汚れやすくなってしまうのがオーバーフロー。オーバーフローは排水口と繋がっているため、排水口が汚れていると、近接しているオーバーフロー内部も汚れてしまいます。

入り口が小さく管が細いので、排水口に近くて湿気が溜まりやすいのに通気は悪く、カビが生えやすい環境でもありますよ。

また、気づかないうちに手洗い時の水が飛んだり、石鹸カスがついたりもしやすい場所。洗面ボウルが汚れるのと同じで、オーバーフローの入り口や内部も汚れてしまいます。オーバーフローの入り口が汚れているなと感じた時、内部も汚れていると思った方がいいでしょう。

洗面台のオーバーフローの掃除方法を理解して定期的に掃除しよう

普段は見落としがちなオーバーフローですが、洗面ボウルと同じように汚れやすい環境にあり、手入れも必要であることがわかりましたね。洗面台や排水口をきれいに掃除したのにニオイがするような場合は、オーバーフロー内部の汚れを疑って、掃除をしてみてください。

洗浄剤を使った掃除方法は難しくはありません。オーバーフローの掃除方法を理解して、定期的に掃除をし、きれいな状態を保ちましょう。

■執筆/マミさん…以前家政婦として活動していた知識と20年超えの主婦業で培った経験を生かした、簡単な掃除や料理アイデアが人気の家事クリエイター。インスタグラムは@m.a.m.i.a
編集/サンキュ!編集部

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