その裏ワザ大丈夫?実はNG!掃除のプロがやらない掃除法3つ
2022/10/16
TVやSNSではさまざまのお掃除法が紹介されていますが、本当に有効なのでしょうか?実はあまりおすすめできないお掃除法もたくさんあります。
今日はやりがちだけど、プロならしないお掃除法をクリンネストの中里愛子さんにお聞きしました。
1.サッシに水を流す
窓のサッシに水を流して掃除していませんか?これは実は掃除を余計に大変にしています。
窓のサッシは砂埃や塵が多く、水を加えることで泥になってしまいます。泥を取り除くためにはクロスで繰り返し拭き取らなければならず、時間と手間が無駄にかかってしまうのです。
窓のサッシの砂埃や塵は乾いた状態で取り除いた方が圧倒的に早くキレイになります。
そのためには、サッシブラシと掃除機を使って、掃き出しながら吸い取ります。それでも取れない汚れはしっかり絞ったクロスで汚れを吸着させるように拭き取りしましょう。
2.すぐにメラミンスポンジを使う
洗剤なしで汚れが落ちるメラミンスポンジ。とても重宝しますよね。
しかし、メラミンスポンジは研磨効果が強く、柔らかい材質には傷をつけてしまいます。細かい傷のため、一見わかりにくいのですが、擦ってないところを見比べると一目瞭然です。艶がなくなっています。一度傷ついたところは汚れがつきやすく、まめなお掃除も必要になります。
メラミンスポンジは使うときは、陶器やタイルなど固い材質のみに使いましょう。
3.排水口に熱湯を注ぐ
排水口は雑菌が繁殖しやすくヌメリや臭いの原因になります。その対策として熱湯を注ぐかたがいらっしゃいますが、おすすめできません。
シンクは比較的熱に強い材質でできていますが、排水管は強くできていないからです。直接熱湯を注いでしまうと、破損や水漏れの原因になってしまいます。
ヌメリ対策には洗剤やブラシ、スポンジを使ったこまめなお掃除が有効です。週に1~2回お掃除しておけば雑菌の繁殖が抑制され、ヌメリが出にくくなります。こまめなお掃除が面倒と思われるかもしれませんが、ヌメリが出る前のお掃除なので、簡単に早く仕上げることができます。先手のお掃除がいちばんの対策なのです。
一見有効かと思われるお掃除法であっても、別の側面からみたら不都合があったりします。新しいお掃除法を取り入れるときは、他の方の意見を聞くなどして慎重に行いましょう。
■執筆/中里愛子…介護福祉士として働く中で、多くの人が片づけや掃除に悩んでいることを知り、家事代行会社に転職。その後、2019年に「片付けサポートおうちPLUS」を起業。現在は、整理収納アドバイザーとクリンネストの資格を活かし、片づけサポートのほか、資格認定講師としても活動。Instagramは「ouchi_plus」。
編集/サンキュ!編集部