一緒にホームのカジュアルで若い家族カップル

整理収納アドバイザーでクリンネストの片付け達人が「掃除をラクする」ためにやらない5つのこと

2022/11/24

掃除は面倒で億劫で嫌い!そんなかたにおすすめなのが、特定の掃除を「やらない」こと……と話すのは整理収納アドバイザー×クリンネストの中里愛子さん。

掃除をやらないといろいろデメリットもありそうですが……中里さんいわく、むしろきれいをキープできるようになるんだとか。以下、解説してもらいます。

介護福祉士として働く中で、多くの人が片づけや掃除に悩んでいることを知り、家事代行会社に転職。その後、2019...

>>>中里愛子の記事をもっと見る

1.マットは敷かない

若い女性が明るい台所でラミネートから木製の床を洗っています。女の子は台所のキャビネットの下からほこりや汚れをすすぶります
Anastasiia Korotkova/gettyimages

キッチンマット、玄関マット、トイレマットなど、家庭内にはたくさんのマットが存在します。汚れ防止で敷かれているかたも多いことでしょう。

しかし、マットはほこりやゴミがからまりやすく、汚れを溜めがちです。掃除機をかけたり、まめな洗濯が必要となります。また、マットを敷いているからといって、マットの下の床が汚れないわけではありませんので、結局床掃除もすることになります。

何も敷かない方が、手早くマメにお掃除ができ、キレイをキープしやすくなります。

2.トイレブラシは使わない

ホワイトのトイレの家庭
ben-bryant/gettyimages

トイレ掃除といったら、便器に洗剤をかけてトイレブラシでゴシゴシ……水ハネするし面倒くさいですよね。

また、ブラシやブラシホルダー自体も汚れるので、管理が苦手なかたも多いはず。

じつはブラシはなくてもいいんです!ブラシ不要のトイレ洗浄剤があります。トイレのフチ裏にぐるっとかけて放置。ジェル状の液剤がきれいさっぱり汚れを取り去ってくれます。

3.傘立ては置かない

Jupiterimages/gettyimages

傘立てがあると、つい濡れたまま傘を置きっぱなしにしがち。すると、傘が錆びてしまったり、周辺がカビてしまったりと管理に手間がかかります。

また、傘立ては重かったり、倒れやすいので掃除が大変です。移動させずに掃除すると、汚れを取り切れなかったり、裏には蜘蛛の巣が張ってしまったりと、不潔になりがちなんです。

そこで傘立てを無くしてしまい、使用後の傘は軒下や浴室乾燥でよく乾燥させるようにします。その後、玄関収納や玄関脇に吊るすようにすれば、掃除もぐっとラクになります。また玄関が広くなるのでおすすめです。

4.インテリア雑貨はたくさん置かない

ホワイトサイドボードとフラワースタンド
in4mal/gettyimages

かわいい雑貨、お土産の置物、お気に入りのキャラクターグッズ……いろいろ飾っていませんか?

オシャレに並べたインテリアであっても、掃除が行き届かず、ほこりが被っていてはすべて台なしです。

飾るのは、無理なく美しく保てる量にしましょう。今の気分に合った物を厳選して飾り、気分変わったときにほかの物に置き換えると、くまなくお気に入りの雑貨を楽しむことができます。そもそも、たくさんの物を飾るより空間を活かして飾った方が、そのものの価値が引き立ち、洗練された印象になります。

また、家具や照明、テッシュケースやごみ箱などの生活雑貨をインテリア性の高いモノにすれば、いわゆる「置物」が不要になり掃除もずっとラクになりますよ。

5.大掃除はしない

窓の清掃
Popartic/gettyimages

年末が近づくとメディアでは大掃除特集などが組まれ、当然のようにすると思われがち。しかし、実際には年末にまとめてお掃除をしない方がいいんです!

たとえば、換気扇掃除。気温が高く油が緩みやすい夏の方が、汚れを落としやすいですよね。収納の中も、春や秋に季節家電の入れ替えをするついでにした方が、ずっと手間が減ります。

どんな箇所でもお掃除に適した季節があり、年末にしない方がいいところも多いのです。

また、大掃除には時間と手間と労力がかかり、考えるだけでも嫌になりますよね。大掃除のようにまとめてせず、小掃除を1年を通して計画的した方が圧倒的に掃除はラクになるのです。

お掃除が面倒になったときには

掃除をラクにするコツは意外とご自身の中にあります。

当然のように以前からやっている掃除を「ちょっと面倒だな」「やりたくないな」と感じたときが、それを見つけるチャンスです。

面倒だから放置、仕方なくやるのではなく、ちょっと発想の転換をしてみましょう。「これってなくても問題ないよね。」「こうすればラクになるな。」なんて気づけることがあります。

コツを見つけられるようになったとき、お掃除が少し楽しくなり、ポジティブな印象に変わってくるはずです。


■執筆/中里愛子…介護福祉士として働く中で、多くの人が片づけや掃除に悩んでいることを知り、家事代行会社に転職。その後、2019年に「片付けサポートおうちPLUS」を起業。現在は、整理収納アドバイザーとクリンネストの資格を活かし、片づけサポートのほか、資格認定講師としても活動。Instagramはouchi_plus。

構成:サンキュ!編集部

 
 

PICK UP ピックアップ

TOPICS 人気トピックス

RECOMMEND