「フランスパン」は冷凍できる!保存や解凍の方法・注意点は?アレンジレシピも紹介
2022/12/22
フランスパンの上手な冷凍保存をご存知でしょうか。この記事では保存や解凍の方法、その際の注意点を紹介しています。また、冷凍保存したフランスパンのアレンジレシピを紹介しているので、記事を読んだ後に、ぜひご家庭でチャレンジしてみてください。
フランスパンの冷凍がおすすめな理由
フランスパンは冷蔵保存だと傷みやすいです。常温よりも冷蔵室の温度環境のほうが劣化しやすいと言われています。また、乾燥が著しく進みパサパサになるだけでなく味も落ちてしまいます。
フランスパンを当日に食べきれないときには、冷蔵保存は避けましょう。早めに冷凍保存をしておけば風味も長持ちして、焼きたてのおいしさもキープできて一石二鳥です。
フランスパンを冷凍する際の注意点
冷凍保存したいフランスパンが焼きたてのときは、すぐ冷凍するのは避けましょう。パンの温かさでラップに包んだときに水分が残ってしまい、パンがふにゃふにゃになります。
冷凍保存をするときは、よく冷まして熱が取れたことを確認しましょう。熱が取れたなと判断するときの目安は、パンの上にラップを被せてみて袋が湯気で曇らなければ冷めています。
フランスパンはダブル密閉で冷凍するのがおすすめ
フランスパンを冷凍保存するときのコツは、ラップで巻いてからジッパー付き保存袋に入れましょう。ラップと保存袋のダブル密閉をおすすめする理由としては、乾燥するのを防ぎ、冷凍庫内の匂いを付けない為の必要な保存方法です。
また、今回紹介するハード系のフランスパンだけに限った保存方法ではありません。食パンやベーグル、クロワッサンのようなソフトな食感のパンなどさまざまなパンにも応用できます。
1:カットしたフランスパンを食品用ラップで包む
フランスパンをカットするときにはできるだけ大きすぎず、同じ厚みで切るようにしましょう。カットしたパンの大きさと厚みを均一にすることで、解凍や焼くときも短時間で均等になります。
カットしたパンはひと切れずつラップで包みます。素手でパンに触れずに、できるだけラップで触り包んでいけば衛生的です。パンの乾燥を防ぎ、空気が入らないことに気を付けて包むことを意識しましょう。
2:ジッパー付きの保存袋に入れて金属製のトレイにのせ冷凍する
パンが重ならないようにジッパー付き保存袋に入れ、空気を抜いてジッパーを閉じます。ラップと保存袋のダブル密閉がされているか確認して、崩れないように平行にして冷凍室に入れましょう。
必須ではないのですが、保存袋を金属製トレイの上にのせておくと、急速冷凍ができて鮮度を長く保てるのでおすすめです。
フランスパンの解凍方法
パンを保存袋から取り出しラップを外し、自然解凍させましょう。時間があるときはパンを布巾で包むと解凍中の乾燥を防げます。
解凍が終わったタイミングでオーブントースターを温めておき、パンの両面に水を入れた霧吹きで湿らせます。霧吹きがなくても、水道水にさっとくぐらせるだけで大丈夫です。
パンをアルミホイルの上に並べ、しっかりと包みます。自然解凍後の水分を補い、アルミホイルで包んで焼くことでパリっとふわふわに焼き上がるフランスパンの完成です。
冷凍フランスパンの保存期間は?
フランスパンを冷凍すれば2週間ほど日持ちさせて保存できます。ただ、時間が経てば経つほど、風味が落ちるのでおいしく食べきるには1週間以内がおすすめです。
冷凍庫に入れたまま忘れないように、保存袋には保存日と賞味期限を記しておきましょう。期限切れのものを食べてしまうのを防ぎ、おいしさを損なわずにフランスパンを食べきれます。
冷凍したフランスパンの活用レシピ
フランスパンを冷凍しておけばいろんなシーンに役立ちます。パンの素朴な風味はピザやバケットサンドなど、濃い味の具材を使ったトッピングとの相性も抜群なのでさまざまな料理にアレンジできるのが強みです。
ときにはシュガーラスク、フレンチトーストといった来客用の簡単でおしゃれなスイーツのプレートして幅広く応用していくこともできるでしょう。
ここからは冷凍したフランスパンを活用する気軽なもの、凝ったものも含めたレシピを3つご紹介します。
フランスパンピザ
冷凍したフランスパンを解凍し、具材をのせて焼くだけです。ポイントはオーブンの使い方です。温度や焼き時間はご家庭によって違いますので、あらかじめオーブンの癖を知っておいて焦がさないように注意しましょう。
また電子レンジをお持ちの方でも作れますので、レシピを確認してぜひ試してみてください。
ガーリックトースト
フランスパンを冷凍しておけばすぐに作れます。オーブンで焼く前にフランスパンを薄切りにしておきましょう。同じく、バターは常温でやわらかい状態にもどしてください。
やわらかいバターはニンニクと混ぜやすく、パンの表面に薄く塗れるので下準備をしっかり行いましょう。
オニオンスープグラタン
おしゃれなグラタンにもアレンジできるのがフランスパンです。パンはオニオンスープを作っている間にスライスして、トースターで焼いておきましょう。焦げすぎないように確かめながら、ほんのりきつね色に焼き目を付けるのがおすすめです。