「ローストビーフ」は冷凍保存が便利!上手においしく保存するためのテクニック
2023/02/03
残ったローストビーフをどう保管すればいいのか分からないというかたも多いのではないでしょうか。本記事では、ローストビーフをおいしく冷凍保存する方法やその手順などを紹介しています。こちらを参考にローストビーフを上手に冷凍保存しましょう。
ローストビーフは冷凍保存がおすすめ
食べきれず余ってしまったローストビーフは、チルド室などで冷蔵保存も可能ですが、数日程度しか日持ちがしないため、長期保存したい場合は冷凍保存がおすすめです。
翌日中に食べきる場合は冷蔵保存でも問題ありませんが、長く冷蔵保存していると空気に触れて乾燥し、ローストビーフのジューシーさが失われてしまうことがあります。
冷凍保存することでおいしさを逃がすことなく保存できますので、翌日中に食べきれない場合はすぐに冷凍保存すると良いでしょう。
これから詳しく冷凍保存方法について紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
ローストビーフをおいしく冷凍保存する方法は2つ
ローストビーフをおいしく冷凍するには、ブロックとスライスの状態で冷凍する2通りの方法があります。
これから2つの冷凍保存方法について詳しく説明しますので、ぜひ参考にしてみてください。
ローストビーフはブロックの状態で冷凍するのがおすすめ
ローストビーフは前述した通り、ブロックの状態でもスライスした状態でも冷凍保存は可能です。しかし、切断面が広いと乾燥や劣化が早まるため、ブロック状態での冷凍をおすすめします。
ブロックの状態で冷凍し、解凍後にスライスすることで風味を損なうことなくおいしく食べることができるでしょう。
1:ブロックに切り分ける
ローストビーフのブロックが大きい場合は、1回に食べきれる大きさのブロックに切り分けましょう。小分けに冷凍することで、解凍して食べる際にも使いやすくなるためおすすめです。
2:水分を取る
切り分けたローストビーフは、表面の水分をキッチンペーパーなどでしっかりと拭き取ってください。表面に水分が残った状態のまま冷凍してしまうと、解凍した際に水っぽくなってしまいます。
また、水分が残っていると雑菌が繁殖しやすく臭みの原因にも繋がりますので、しっかりと拭き取ることが重要です。
3:食品用ラップに包み冷凍保存用の袋に入れる
水分をしっかりと拭き取ったローストビーフを、1つずつ食品用ラップに包みます。このとき、空気が入らないようにぴったりと密着させることが重要です。食品用ラップの肉の間に空気が入っていると表面が乾燥してしまい、風味が落ちたり茶色く変色したりすることがあります。
食品用ラップで包む際は、なるべく空気に触れさせないようにすることを意識して包みましょう。食品用ラップに包んだローストビーフは冷凍用保存袋に入れて冷凍保存しますが、このときも空気をしっかりと抜いて袋の口を閉じてください。
4:金属トレイに乗せて冷凍庫へ
冷凍用保存袋に入れたローストビーフは、金属トレイに乗せて急速冷凍しましょう。金属トレイは熱伝導率が高く、早く冷凍することが可能です。急速冷凍することで、おいしさを閉じ込め風味が落ちるのを防ぐことができます。
また、冷凍保存する際は、できるだけ冷凍庫の奥の方で保管することがポイントです。
冷凍庫で扉の開閉が繰り返されると肉が劣化し、風味や食感が悪くなりやすいです。そのため、温度変化の影響が最小限で済む冷凍庫の奥で冷凍保存しましょう。
スライスしたローストビーフを冷凍する場合
前述した通り、ブロックの状態で冷凍した方がおいしさを閉じ込めることができるためおすすめです。既にスライス済みのローストビーフがたくさん残ってしまった場合などは、スライスの状態で冷凍保存すると良いでしょう。
ただし、スライスの状態のローストビーフはブロックの状態よりも乾燥しやすく、劣化も早いため、早めに食べきることをおすすめします。
1:水分を取る
ブロックのローストビーフを冷凍する手順と同様に、表面の水分をキッチンペーパーなどで1枚ずつしっかりと拭き取ります。
表面に水分が残っている状態で冷凍すると、解凍後に水っぽくなってしまいます。また、水分は雑菌の繁殖や臭いの原因となるため、長くおいしく保存するにはしっかりと水分を拭き取ることが重要です。
2:食品用ラップに包む
食品用ラップの上に、スライス状のローストビーフを広げます。1枚ずつもしくは重ならないように数枚並べて、食品用ラップを挟み込む形で包みます。このとき、食品用ラップの間に空気が入らないようにぴったりと包み込み、肉が乾燥しないようにしましょう。
3:冷凍用の保存袋に入れて冷凍庫へ
食品用ラップに包んだローストビーフは、冷凍用保存袋に入れて、空気をよく抜いてから袋の口を閉じてください。冷凍庫に入れる際は、金属用トレイの上に乗せ急速冷凍することで、おいしさを逃がすことなく保存することができます。
ローストビーフの解凍方法
ローストビーフを解凍する際は、冷蔵解凍がおすすめです。電子レンジの解凍機能を使うことはできますが、火が通り過ぎてしまう可能性があるため、あまりおすすめはできません。
冷蔵解凍する際は、食べる前日から冷蔵庫へ移し一晩おくことで、ほどよく解凍することができます。また、前日に冷蔵庫に移動することを忘れてしまった場合は、ボウルに氷水を入れ、1時間程度袋ごとローストビーフを漬けることで、半解凍の状態にすることができます。
冷凍のローストビーフの保存期間は?
冷凍したローストビーフは、ブロックの状態では約1カ月程度、スライスの状態で冷凍した場合は2~3週間程度保存が可能です。スライスの場合、空気に触れる断面の面積が大きく、酸化しやすくなるため、ブロックで保存した場合よりも保存期間が短くなります。
長く保存ができるローストビーフですが、長期保存していると風味が落ちる場合もあるため、なるべく早く食べるようにすると良いでしょう。
【要注意】傷んだローストビーフの特徴
傷んだローストビーフは雑菌が繁殖している可能性もあるため、食べる前によく確認が必要です。
傷んでいるローストビーフは、変色している、表面がヌルっとしている、糸を引いているなど見た目で判断できる場合もあります。また、酸っぱい臭いなどの腐敗臭がする場合も傷んでいる証拠です。
何か違和感を覚えた場合は、食べずに廃棄するようにしてください。
冷凍ローストビーフをよりおいしくする一工夫
ブロックのローストビーフの場合は、半解凍状態で冷凍庫から取り出すと、肉が柔らかすぎないため、スライスがしやすいです。包丁は前後に動かさず、1回で切ることできれいに切ることができ、断面も美しく舌触りも良いのでぜひ試してみてください。
冷凍したローストビーフの活用レシピ
ローストビーフはそのまま食べるだけではなく、色々なレシピに使うことができます。ローストビーフを使うことで豪華な一品となります。たくさん冷凍したローストビーフがある場合は、色々なレシピを試してみてはいかがでしょうか。
ここでは、ローストビーフを使ったおすすめレシピを3つ紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
ローストビーフサンド
食パンで作れるローストビーフサンドは、普段のサンドイッチより贅沢な一品で休日のブランチに最適です。
ローストビーフをたっぷり入れた贅沢サンドを作って、休日にゆっくりブランチを楽しんでみてはいかがでしょうか。
ローストビーフの和風ロール
ローストビーフに菜の花、白ネギなどを乗せて巻いた和風ロールは、彩りも華やかですので、お祝いの席やパーティーなどにピッタリです。
たれに使っているわさびがピリっとして、ローストビーフの旨味を引き立ててくれます。ポン酢でもおいしく食べることができますので、両方試してみても良いでしょう。
肉のせいなり寿司
いなり寿司の上にローストビーフを乗せた、肉のせいなり寿司は、お店で頂くような華やかで豪華な一品です。普段のメインのメニューとしてだけではなく、お祝いの席やパーティーなどでも喜ばれることでしょう。
自宅でも作れるお手軽レシピになっていますので、ぜひ参考にしてみてください。
ローストビーフの保存は冷凍を活用しよう
ローストビーフの冷凍保存方法について紹介しました。
ご自宅でローストビーフをたくさん作ったり、ブロックで購入して余ってしまったりした場合は、冷凍保存がおすすめです。
冷蔵保存も可能ですが、空気に触れることで表面が乾燥したり、パサパサになってしまったりすることがあり、ローストビーフのジューシーさが失われてしまうことがあります。
冷蔵保存ではなく、冷凍保存することでローストビーフのおいしさをそのまま閉じ込め、長く風味や旨味を保つことができますので、ぜひ冷凍保存を活用すると良いでしょう。
ローストビーフは、そのまま食べるだけでなくほかの料理にアレンジすることで、贅沢な一品を作ることも可能です。冷凍保存を活用して、長くおいしく様々な料理を楽しんでみてはいかがでしょうか。