【ここが踏ん張りどき】大掃除から約1カ月、いま改めて掃除すべき場所とは?

2023/02/02

大掃除を終えると、ホッとしますよね。でも、悲しいことに汚れは日々溜まります。数カ月前にしっかりと掃除したばかりなのに、また掃除?と気持ちも落ち込みがちに。しかし、ここが踏ん張りどきです。せっかく大掃除をしたならば、キレイをキープしていきましょう。

そのためにも、大掃除を終えて、約1カ月。いま改めてすべき掃除箇所をハウスクリーニング士の坂田亜希さんに教えてもらいました。

"家の景色を変える"ハウスクリーニング士。家事代行のサービス提供者として、日々の小さな心がけで汚れもイライラ...

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大掃除を終えてからの過ごし方

Hitoshi Nishimura/gettyimages

年末大掃除の進み具合や年が明けてからの過ごし方によって、汚れの程度も異なります。まだ汚れていないと感じていたとしても、大掃除から数カ月過ぎたいま、キレイをキープさせるための習慣作りをしていきましょう。

ここでまた当分掃除をしない箇所が出てくると、些細な汚れも頑固な汚れに成長してしまいます。頑固な汚れを掃除するのは大変です。なかなか汚れが取れないと、ますます掃除も億劫になってしまいます。少しでも放置してしまうと頑固な汚れに成長する可能性があるため、いま改めて掃除すべき箇所を紹介していきます。

1.コンロまわり

まずは、コンロまわりです。コンロはほぼ毎日使います。油を使用すれば、コンロまわりには汚れがすぐに飛び散ります。せっかく大掃除をしても、コンロまわりを掃除する習慣をつけなければ、油があちこちに飛び散り、汚れの塊となります。そして、その汚れの塊は、徐々に焦げとなり、ガリガリの石のような汚れに成長してしまいます。

こうなってしまう前に、手を打つ必要があります。コンロまわりは、料理終了後、まだほのかに熱い時に、クロスで水拭きと乾拭きをすれば、洗剤も必要なくキレイになります。ガスコンロでもIHでも同じです。火傷しないように気をつけながら、料理後に拭く習慣をつけていきましょう。せっかく大掃除で油汚れを落としたので、引き続き、キレイをキープしていきましょう。

2.浴室

次に、浴室です。年末年始の過ごし方にもよりますが、家に家族親戚が泊まりに来られた方は、浴室の使用頻度も高かったと思います。また、冬は夏と異なり、お湯を溜める回数が増えます。夏はシャワーで終わらせる方も、冬はお湯を溜めて入るという方も多いと思います。そのため、しっかりと掃除をしなければ、湯垢や水垢が溜まりやすくなります。

また、浴室の床にも石鹸カスなどが溜まります。まだまだキレイだから大丈夫と思っていても、汚れは着実に溜まります。そして、そのまま時が過ぎると、カビ発生の引き金になってしまいます。まずは、年末年始の汚れをここでしっかりと掃除しておきましょう。大掃除のように隅から隅までという掃除でなくとも、浴槽や床は念入りに磨くよう意識してみて下さい。

3.バルコニー

次にバルコニーです。バルコニーは外からの汚れがほとんどです。住む地域によって差は出てきますが、雪や雨がたくさん降った地域は、それだけバルコニーにも入り込んでいます。

雪は、パッとみるとキレイにみえますが、空気中のホコリや塵と混じって降ってきます。その雪がバルコニーに入り込み、徐々に溶けていくと汚れだけがバルコニーに残ります。そして、その汚れを洗濯物を干す度に踏んでしまうと、汚れが広がり、バルコニーの黒ずみの原因になってしまいます。

頑固な黒ずみになる前であれば洗剤は必要なく、水だけで汚れが落とせるブラシもあります。便利な道具も活用しながら掃除をしてみて下さい。

4.各種フィルター

次に、フィルターです。フィルターは、月1回掃除するのが理想です。毎月掃除をする習慣をつけるためにも、意識してフィルター掃除していきましょう。

フィルターといっても、たくさんあります。エアコン、換気扇、浴室乾燥機、洗濯乾燥、換気口など数カ所あります。一度に全部掃除するのは大変ですので、日にちを分けて掃除していきましょう。

エアコンの暖房機能を毎日のように使用している方は、汚れもそろそろ溜まってきているころと思います。汚れが溜まりやすい箇所から掃除していきましょう。

汚れやすい箇所を優先的に

若い日本人女性の掃除
west/gettyimages

大掃除から約1カ月。せっかくならキレイをキープしていきたいですよね。キープするためには、頑固な汚れになる前に阻止する事。そのためには、掃除習慣をつける必要があります。

トイレやシンクまわりなど、衛生的に後回しにできない箇所もたくさんあります。しかし、そうでない箇所はついつい後回しに。後回しになればなるほど、汚れも溜まり、頑固な汚れに。せっかく大掃除しても数カ月でリセットするのは、避けたいですよね。

コンロ、浴室は使用頻度が高く、汚れやすいです。また、バルコニーは天候も加味して汚れが溜まり始めているはずです。そして、フィルターは掃除習慣をつけるための意識づけも兼ねて、このタイミングで念入りな掃除をしていきましょう。毎年の大掃除が億劫にならないためにも、参考にしてみてくださいね。

■執筆/坂田亜希さん…家の景色を変えるハウスクリーニング士。家事代行のサービス提供者として、日々の小さな心がけで汚れもイライラも溜まらないようなコツを発信。
編集/サンキュ!編集部

 
 

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