双子男児の母は、食べ物を出し続けないといけない。料理が面倒なときどう乗り越えたか?
2023/02/02
包丁を使わない&ほったらかしでフライパン蒸し、ひき肉はこねないなど疲れた日に大活躍のレスキューごはん。双子の男の子を育て上げた料理家の上田先生に、日々を乗り越えたレスキューごはんを教えてもらいました。
<教えてくれた人>
料理家 上田淳子先生
テレビや雑誌で大人気の料理家。多忙な中で双子の男の子を育てた経験があり、簡単に作れるおいしい家庭料理も得意とする。
双子の男の子を育て上げた上田さんは、どんなレスキューごはんで乗り越えたの?
ごはん作りは毎日のことなので、忙しい日はそれなりに、余裕があるときは楽しんで作ればいいと思います。私も忙しい日は切らない食材をフル活用していました。むしろ家族一緒に食べること、会話することの方が大切だと思います!
ムリしなくていいんです!
お母さんがイライラせずに作れること。家族全員で食卓を囲むことが大切!
面倒くさくて本当は作りたくないみそ汁は冷凍野菜をわしっとつかんで鍋にポイ!
材料を切って、一からみそ汁を作るのは結構大変。日ごろから、余った野菜は、適当に切って冷凍しておくと便利です。だし汁にポイッと入れて、みそを溶けば即、みそ汁のでき上がり。
ハンパ野菜が出たら切って全部冷凍ストック。
留守番中でも小学校高学年以上の子どもが作れるレシピは調理しなくてもおいしいさば缶やコンビーフ缶に頼る
さば缶などの缶詰は火を使わずに食べられるので便利。さば缶にポン酢とマヨネーズをかけるだけで、立派な一品に。子どもたちも自分で盛りつけしてよく食べていましたよ。
さば缶+ポン酢+マヨネーズが子どもたちのお気に入り!
本当に時間がない日に役立つ神食材は切らなくていい"豚こま肉"と"もやし"
材料を切るのは案外時間がかかるもの。10分でごはんを作らなきゃ、なんて日は切らない食材だけでサッと調理。豚こま肉ともやしは、火の通りも早く、よく使っていました!
晩酌を欠かさない夫のおつまみ対策は盛るだけで一品になる食材で対応
ちくわ+マヨネーズなど、ちょっと切って出すだけで酒のあてになる物を用意すればOK。品数が多く見えると、大事にされてる感が伝わります。厚揚げやキムチなどを常備すると◎。
手間をかけても残される…子どもの野菜嫌いには素揚げなら喜んで完食する!
野菜は素揚げにすると、サクッとして、すごく食べやすくなります。あと、ママが「残念ね、こんなにおいしいのに~」とパクパク野菜を食べていると、子どもも興味を持ってくれます。
簡単なのになぜかよく食べてくれます。
常におなかをすかせている子どものおやつには冷凍の塩むすびを大量ストック
子どもが中高生でよく食べる時期は、塩むすびをたくさん作って冷凍していました。あえて具を入れない方が、チャーハンなど他の料理にも使えて便利なんです。
買い物に行けなくて冷蔵庫に卵しかなかったらめんつゆと卵でとじて○○丼に
子どもが小さいころは、よくどんぶりものを作ってました。冷蔵庫に卵だけしかなくても、めんつゆで煮て卵でとじれば立派な夕ごはんに。具は、ちくわでも豚肉でもなんでも喜びますよ。
ちくわ×卵のちくわ丼も美味!
参照:『サンキュ!』2023年2月号「疲れた日のレスキューごはん!」より。掲載している情報は2022年12月現在のものです。構成/岡部さつき、海老澤まり子(風讃社) 編集/サンキュ!編集部