もやしは冷凍できる!しかも手間いらず!保存期間をのばす冷凍方法と活用のコツを野菜ソムリエが解説
2024/08/21
いつでも手頃な値段で手に入るもやしですが、日持ちが短いのでまとめて買っておくことはできないですよね。でも、もやしは冷凍できるんです。
今回は、野菜ソムリエ・食育インストラクター・気象予報士として活躍する植松愛実さんに、もやしの冷凍方法と活用のコツを教えてもらいます。
そのまま保存袋に入れて冷凍OK!「ひと手間」のコツも
もやしを冷凍する場合は、そのままジッパーつきポリ袋などの保存袋に入れて、空気を抜くだけでOKです。洗ったり加熱したりせずに、そのままで大丈夫なので本当に楽ですよね。
なお、もし時間があって「ひと手間」をかけられる場合は、洗ってから冷凍するのがおすすめ。もやし特有の臭みが出にくくなります。なお、洗ったあと水気が残った状態で冷凍してしまうと霜がつく原因になってしまうので、しっかり水気を切ったうえで冷凍してください。
使うときは解凍の必要なし!
冷凍もやしを調理で使う際は、解凍する必要はなくそのまま鍋やフライパンに入れてOKです。むしろ解凍してから調理すると水っぽくなってしまうため、凍ったまま使うのがおすすめ。
なお、冷凍もやしは解凍するとしんなりして、まるでそのまま食べられそうに見えるのですが、もやしはもともと生食できない野菜です。そのため、冷凍したものでもそうでないものでも、必ず加熱してから食べるようにしてください。
冷凍もやしのおすすめ活用法は?
もやしは冷凍すると、少しシャキシャキ感が減ってしまいます。人によっては気にならない程度なので、もともとシャキシャキ感が特別好きなわけではない場合は、炒め物でもスープでも何に使ってもOKです。
一方で、シャキシャキ感が減るのが気になる…という人は、スープや味噌汁などに入れるのがおすすめ。凍ったまま入れても短時間でさっと火がとおるので、調理の時短にもなります。
また、冷凍したもやしは味がしみやすいため、ナムルやゴマ和え、酢の物といった和え物系の料理もおすすめ。前述のとおりもやしは生食できないので、いったん茹でてから和えるようにしましょう。
もやしは冷凍できる!コツをおさえてフル活用しよう
安い代わりに日持ちがしない野菜の代表格のようなもやしですが、冷凍できるのであればかなり活用の幅が広がりますよね。冷凍することで数週間は保存することができますので、ぜひコツをおさえて冷凍し、家計と献立のやりくりに役立ててくださいね!
■執筆/植松愛実さん
気象予報士と出張料理人の両面で活動中。気象・防災に関するヒントのほか、野菜ソムリエ・食育インストラクターとしておいしい食材のおいしい食べ方を発信中。インスタグラムは@megumi_kitchen_and_atelier。
編集/サンキュ!編集部