冷蔵より常温より、冷凍保存が超便利!冷凍ストックしておきたい食材3選
2024/07/20
野菜類は冷蔵や常温保存するものが多いですが、あえて冷凍保存すると便利になるものがあるそうです。
今回は、冷凍ストックしておきたい食材を、野菜ソムリエプロで管理栄養士の小島香住さんに教えてもらいました。
「少量しか使わない」「調理が面倒」なものはまとめて処理して冷凍が便利!
冷凍野菜は市販されているものも増えてきて、活用されているかたも多いですよね。
市販品は少し値段が高いですし、まだ製品化されていなかったりするものもあります。
少量しか使わない薬味や調理に手間がかかるものは、まとめて下処理して冷凍しておくと、使いきれずに廃棄することが減り、都度準備する必要がなくなるのでとても便利です。
レモン
ドリンクに入れたり揚げ物にキュッと絞ったり、あると便利なレモン。
カットしてしまうと香りも飛びやすく、乾燥するのでせっかくのフレッシュレモンのよさが半減してしまいます。
1個使いきるのにも数日かかりますよね。
そこで、くし切りにして冷凍しておくと、使いたい時にそのまま取り出せるようになります。
レモンはくし切りにしたら、指1本分くらいのすきまを開けてラップでくるみます。
こうすることで、凍ってもレモン同士がくっつきません。
ラップごと冷凍用の保存袋に入れて冷凍庫へ。
ドリンクには凍ったまま入れてしまってOKです。
絞って使いたいときは、少し自然解凍するとよいでしょう。
しょうが
薬味として欠かせないしょうがも、使いきれずに廃棄してしまうことの多い食材。
使いかけを冷蔵で保存しておくと、黒ずんでいたりカビが生えていたりした経験がある人も少なくないはず。
すりおろして冷凍しておけば、使いたい分だけ取り出せるうえ、毎回すりおろす手間もなくなるので本当に便利です。
バットなどを使って急速冷凍すると、すりたての香りを損なうことなく冷凍できますよ。
いつも通りしょうがをすりおろします。
皮は目立つ汚れだけ取り除いて、そのまますりおろしましょう。
冷凍用の保存袋に入れて、空気を抜いたら薄くのばしてジッパーをしめます。
薄くのばすことで冷凍時間の短縮になり、凍ったまま必要な分をパキッと折って取り出すことができます。
ながいも
とろろに使うながいもは、すりおろすときに手がかゆくなったり、すべったりするので調理が面倒な食材。
1本すりおろすと余ってしまうこともありますよね。
生のままでは保存かきかないですし、冷蔵庫で場所も取るので、すりおろして冷凍しておくのがおすすめ。
皮だけむいたら保存袋に入れて袋ごとたたけばとろろになるので、手がかゆくなることもなくノンストレスです。
皮をむいたながいもを保存袋に大きいまま入れたら、ジッパーをしめて、袋の上からビンの底や綿棒でたたいてとろろ状にします。(下にタオルなどを敷いておくと安心ですね。)
しっかり空気を抜いて薄くのばして、ジッパーをしめて冷凍庫へ。
しょうが同様に、薄くのばすことで冷凍時間の短縮になり、凍ったまま必要な分をパキッと折って取り出すことができます。空気に触れないので、変色防止にもなりますよ。
使う時は自然解凍でOKです。
便利な冷凍ストックで無駄なく便利に
冷凍保存は保存期間が長くなることが最大のメリットですが、少量しか使わない薬味や、調理が面倒なものは、まとめて処理して冷凍しておくことでムダがなくなり、使いたいときにパッと取り出せて便利になります。
保存場所が小さくて済むのもうれしいですよね。
便利な冷凍ストックを活用して、無駄も手間もなくしていきましょう。
■執筆/小島香住さん…野菜や果物の専門的な知識をもち発信する""野菜ソムリエプロ""。管理栄養士としての意識も活かし、野菜・果物をおいしく食べてキレイに健康に過ごすための情報を発信している。インスタグラムは@kasumiii.mm。
編集/サンキュ!編集部