外食のときや、お呼ばれのときに箸の置き場所に困った経験はありませんか?使い捨ての割り箸の場合も、箸袋を使った箸置きの作り方を知っていると便利です。
ササッと作れる箸置きの折り方と箸置きのメリットを、調理師で食育インストラクターのracssが解説します。

箸袋で作るシンプルな箸置きの折り方
箸袋を外して、横三つ折りにします。箸置きを折る間、箸は近くの小皿にかけておくと汚れません。
続いて半分に折りたたみ、背をつくります。
これだけでも立体的になり、軽い割り箸なら載せられます。
より安定感を出したい場合はもうひと手間。
両端を内側へ折り込み、三角にすると安定感がアップ。
できあがりです。多少の重さがかかってもつぶれない、安定感のある箸置きになりました。
箸置きを使うメリット
箸置きを使うことにはこんなメリットがあります。
1:テーブルに直に箸を置いて汚してしまうことを避けられて衛生的
2:箸が転がって無作法になってしまうことを避けられる
3:一口ごとに箸を箸置きへ戻す食べ方はダイエットにも効果的(どか食いを避けたい人におすすめ)
4:大事な席でも、マナーのいい人という印象を与えることができる
箸置きを使うときのマナーってある?
凝った折り方にしない
箸置きがない場合、箸袋を使って箸置きをつくるのはマナー違反ではありません。
ただし、食前に時間をかけて凝った折り方をするのはNG。「箸置きがなかったことへの嫌味」ととられてしまったり、ベタベタさわって折ることには衛生面の問題も出てくるからです。
箸袋の面白い折り方を知っている場合は、リラックスした食後の余興として楽しむといいですね。
使用中は箸先を出す
食事中の箸は、箸先がつかないように箸置きから数cmはみ出すように置きましょう。
箸置きに料理の汚れがついてしまうと衛生的ではありません。
使用後は箸先をしまう
食べ終わって片づけの際には、使用ずみ割り箸であることがわかるようにするほうが、片づける人に親切です。
折った箸置きを開いて、箸先を入れ込めばOK。箸先の汚れを見せないのは上品な大人のマナーでもありますよ。
シンプルな箸袋の箸置きで楽しい食事時間に
シンプルな箸置きの折り方を知っていると、箸置きがセットされていないシーンでも困ることはありません。
お店での食事のときなどにササッとつくって、割り箸も衛生的に使いたいですね。
きれいなお箸の使い方はぜひ家族で共有して、お子さんの食育にも役立ててください。
■執筆/racss
調理師・食育インストラクター2級・菜園家。食材を大事に使う節約料理や保存テクなど、毎日の料理が楽しくなるひと工夫を中心に執筆している。「racssblog」では、ごはん雑記や菜園の様子を発信中。
編集/サンキュ!編集部